
おはようございます!
いつも応援ありがとうございます、わたなべです。
今日は、捨て猫の記事になります。
刺激が強い写真が含まれます。
最後にまとめて載せるので、苦手な方は文章だけ読んでいただけたらと思います。
2024年10月24日
寒い季節がやってきました。
今年もたくさんの猫が屋外で命を落とすでしょう。
そんな中、姉から電話がありました。
「もしもし?神社と解体中の建物の間に、ガリガリの猫がずっと座ってるんだけど。道路の真ん中で、逃げないし、野良猫じゃないっぽいんだけど、どうしよう?」
「すぐ行く。どっか行っちゃわないように、その子と一緒に居てくれる?」
「OK」
キャリーに毛布とカイロを詰め、念の為洗濯ネットも持ちました。
暴れる猫は、洗濯ネットに入れると大人しくキャリーに入ってくれるのです。
急いで自転車を走らせました。
風が冷たい。手に刺さるようです。
現場に着きました。
ボロボロの茶トラの猫が姉に顎を撫でられています。
「ずっとここに座っててさ、初めは警戒してたから触らせてくれなかったんだけど、道路にいたら危ないよ、こっちにおいでって言ったらついてきてくれたし、今はゴロゴロ言ってる。」
茶トラで、ボロボロ、ガリガリ、大量の目ヤニと、鼻水と鼻血が固まっています。
鼻もスピー、スピーと激しい音がしているので、呼吸は苦しいでしょう。
捨て猫だったらキャリーバッグを覚えているかもしれません。
キャリーバッグを地面に置きます。
「これ、入る?一緒におうちに帰ろうと思うんだけど。」
「おうちは暖かいよ。美味しいものも、いっぱいあるよ。」
姉と話しかけます。
キャリーの匂いをスピスピスピと嗅いだ後、動かなくなりました。
「ごめんね、嫌だと思うけど、抱っこするよ。一緒におうちへ帰ろう。」
大暴れしたら洗濯ネットに入れるため、洗濯ネットをポケットに入れ、抱っこしてみました。
大人しく抱っこされました。
そのままキャリーへ。
大人しく入ってくれました。
自転車に乗せ、キャリーを布で覆い、家に向かいます。
道中「にゃっ……にゃっ…」と何度か弱々しく鳴いたので
「寒いね、ごめんね。大丈夫だよ、おうちは良いところだからね。」
と声をかけます。
家に到着。
隔離できる設備を整えて、ケージに入れました。
スピスピ、スピスピと匂いを嗅いだ後、ケージの網にスリスリするので、しばらく撫でていました。
ひとしきり撫で終わって、疲れた様子で毛布の上に座りました。
とりあえずちゅーると、手元にあったウェットフードをあげました。
歯が痛そうな様子が少し見られました。
名前は、眉毛があって顔が渋くて、あまりにもライオンみたいな表情をしているのと、神社の横で保護したので、長寿祈願の意味も込めて「ししまい(獅子舞)」になりました。
病院に連れて行きました。
思っていた以上に状態が悪いです。
・体重 3.35kg、うち0.35kg=350gは腹水等の脾臓の外に溜まった水分の重さ
・年齢は10歳以上は確定
・去勢済みのオスと思われる
(むくみすぎて去勢済みなのか、オスなのか、確定の判断ができない。)
・マイクロチップは無し
・ノミだらけ。
ノミ性貧血(ノミが血を吸う量が多くて貧血になってしまう状態)を起こしていて、状態から1ヶ月は放浪していたと思われる
・心臓がパンパンに腫れ上がっていて、腹水等あちこちに水が大量に溜まり、内臓がその中にぷかぷか浮いている状態
・内臓が脱水を起こしているのにあちこちにむくみがあり、心臓が機能していない
・腎不全
・歯周病がひどく、歯根と顎の骨が溶けて癒着、炎症を起こし、出血もしている
・鼻に通ずる部分の骨が溶けて、膿と組織が壊れたものが鼻水として溜まり、炎症を起こしている歯根と上顎骨が鼻を塞いでいる
・ノミ性とむくみが原因と思われる貧血で総血球が通常の半分以下
・重度の貧血と低体温が見られる
腹水を抜いて、腕に留置を入れてもらい、そこから心臓の薬等、4種類の注射液を入れてもらいました。
1日4回の注射(留置に入れる)と、病院で毎日留置の状態の確認をすることになりました。
とりあえず1週間続けてまた検査をします。
心臓の状態が悪いのでいつ突然死してもおかしくないとのことです。
消化器官もむくみを起こしていて、飲み薬を吸収出来る状態ではないとのこと。
心臓、腎臓、むくみのことを考慮すると、とにかく炎症を抑えるしかなく、時間がかかって本当に歯痒いですが、まずは1週間かけて今の状態を脱しましょうと。
こんな状態でご飯を食べているんですか!?と驚かれるほど、状態が悪いですが、ご飯は柔らかいウェットフードをもりもり食べてくれました。
重度の低体温なので、室温30℃を保つよう言われました。
サーモスタットに繋いだセラミックヒーターで隔離している場所を温め、温度計を30分に1回チェックしました。
抱っこしてほしいと、ケージを手で開けようとするので、膝に乗せて撫でました。
嬉しそうにスピスピ、ゴロゴロと喉を鳴らしていました。
翌朝、早くに目が覚めたので温度計のチェックをして、30℃を保っていることを確認。
ししまいはトイレのフチに顎を乗せて、まだスピスピ寝息を立てて眠っています。
すやすやと眠りにつく顔が可愛い。
なんて愛おしいんだろう。
注射液がいくらか効いているようで、穏やかに眠っています。
こんな時間が、これから少しでも長く続くといいなぁ。
起きたらまたゴロゴロ撫でて撫でてが始まるので、今のうちにししまいに必要な用品をひと通りネットショップで注文しました。
注文し終わってまた温度計をチェックしようとししまいの方を見ると、トイレのフチに乗っている顔の角度が変でした。
えっ、まさか、いや、でも…
「ししまいさん?」
声をかけてケージの扉を開け、撫でました。
温かくて柔らかいけど、もう息はしていませんでした。
突然死って、そんな…そんな…!
まだ、寒空の下から保護して、たった3日じゃないか!
まだ、これから短くとも幸せな猫生を歩めるはずだったじゃないか。
注射液が効いてきて、身体が楽になってきていたじゃないか…
無の感情のまま家族LINEに「ししまい亡くなりました」と連絡を入れました。
それから、急に感情が追いついてきて、涙が止まらなくなって、わんわん泣きました。
なんで…だって、これから…
今までどんな生活を送ってきたかわからない。
なぜあんなところに座っていたのかも、ノミ性貧血になるほど放浪していたのかもわからない。
だから、だからこそ、これから少しでも、短くとも、幸せを感じてほしかった。
ごめんね。
出会ってくれて、ありがとうね。
と、動かなくなったししまいを泣きながら抱き締めました。
身体は骨と皮、それとむくみの感触が伝わってきました。
ここからししまいの写真を載せます。
状態が悪いので、ショッキングに感じる方がいらっしゃるかもしれません。
苦手な方は、閲覧をご遠慮くださいませ。

膝の上でゴロゴロ。
腕に巻いているのは、静脈に繋いでいる留置です。

膝の上が暑いと、床に降りた時の写真。

勇ましいお顔。
これでもゴロゴロ言っているんですよ。
鼻や口からは溶けた骨や血がずっと出ています。
ししまいの記事は、以上になります。
ししまいのように、保護・ケアが必要な猫を助けるための資金を集めるクラウドファンディングに挑戦中です。
どうか500円+手数料から、ご支援をいただけないでしょうか。
拡散もあわせて、ご協力の程何卒宜しくお願い致します。




