注目のリターン
【*2026年1月1日更新*】
ご支援いただいた金額が300万円を超えました!
重ね重ね、誠にありがとうございます。
いただいたご支援で約4,500㎡分の畑、本数にして約90本の樹を植えることができます。
引き続きネクストゴールの400万円を目指し、プロジェクトを継続していきます。
みなさまからのご支援と、SNS等での情報発信のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
お天道農園 安孫子陽平
【*2025年12月5日更新*】
開始6日間で目標金額であった200万円(12/5)を達成しました!!
ご支援いただいたみなさま、誠にありがとうございます。大感謝です!
いただいたご支援で約3,000㎡分の畑、本数にして約60本分の樹を植えることができます。
しかし、これから切られていくさくらんぼの樹の数は60本よりはるかに多いです。全てをカバーすることは難しくても、少しでも多く樹を植えて、耕作放棄地の発生防止と果樹産地の維持に取り組みたいです。
そのために、新たな目標「400万円」を目指し、約6,000㎡分の畑、本数にして約120本の樹を植えることを目指します。引き続き、みなさまからのご支援と、SNS等での情報発信のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
お天道農園 安孫子陽平
自己紹介
本プロジェクトのご紹介の前に、少しだけ私自身の紹介をさせてください。
こんにちは、お天道農園 代表の安孫子陽平です。
山形県、生まれ故郷の山辺町で農業を営んでいます。主にさくらんぼと白いとうもろこしを育てています。


農業を始める前は東京の商社で輸出入営業の仕事を行っていました。仕事を通じて本当に様々な人と出会い、話し、経験を重ねました。その中で故郷で生きていきたいという強い気持ちを抱くようになり、山辺町にUターンする事を決めました。祖父母がさくらんぼ農家で、幼い頃にさくらんぼ畑で遊んでいた思い出が原体験となり、農家になると決めました。会社員を続けつつ、農業学校での勉強や農業法人での研修等、5年間の準備期間を経て2022年にUターン、新規就農をしました。
山辺町の紹介
さくらんぼといえば山形県。山形県の中でも「寒河江市」 「東根市」 「天童市」が主な産地ですが、山辺町のさくらんぼは味がよいことで業界関係者の方々から高い評価を受けてきました。山辺町が西の斜面地にあり、東から昇る朝日が良く当たり、果実が甘く仕上がるという立地的条件に恵まれていること。個人向けの贈答用出荷が主であることから、生産者が量よりも質を重視して、一粒一粒、より手間をかけて栽培すること。これらによって高品質なさくらんぼが生産されてきました。6月になると町中のさくらんぼ畑が紅く色づき、町を彩っています。
お天道農園のこれまでの取り組み
山辺町では、農業者の高齢化と担い手不足によって、徐々に耕作されない畑が増えていっています。私が子供の頃はさくらんぼやりんごの畑で彩られていた風景が少しずつ消えていってしまっています。
この状況を何とかしたいと思い、耕作者が居なくなった遊休農地に土壌改良効果があるとうもろこしを植えて地力のある畑に再生することや、高齢で農業をやめる方のさくらんぼ畑を引き継いでさくらんぼを栽培することを行っています。これらの活動によって耕作放棄地の解消と発生防止に取り組んでいます。
生産したさくらんぼやとうもろこしの大半はふるさと納税の返礼品として販売させていただいており、好評をいただいています。
クラウドファンディングのきっかけ
山形のさくらんぼは2024年、2025年と2年連続で凶作でした。
2024年は収穫期の高温によってさくらんぼの実が柔らかくなり、収穫量が激減。
今年こそ、と臨んだ2025年は開花期の天候不順によって実が成らず、またも収穫量が激減。
2025年の収穫量は平年の67%、過去最低の収穫量となりました。
FNNプライムオンライン様より引用
「もう山形の気候ではさくらんぼは作れない」
2025年の夏、さくらんぼ農家同士の会話で何度も出た言葉です。
今、故郷のさくらんぼの樹が切られて無くなってきています。
元々高齢化と担い手不足だったところに、2年連続の凶作が決定打となってしまい、
さくらんぼ栽培を辞める農家さんがこれまで以上に多く出てきています。

樹が切られた畑は、そのままにしておくと雑草や木が生い茂り、荒れていきます。管理できる人がいるうちは大丈夫ですが、最終的に管理できる人がいなくなり、耕作放棄地になっていきます。耕作放棄地が増えていくと2つの問題が起こります。
1つは虫と病気の発生源になり、近隣の農家の畑に侵入していきます。虫と病気によって栽培が難しくなり、更に耕作放棄地が増えていってしまいます。もう1つはクマやイノシシ、ハクビシンといった獣の住処になります。イノシシやハクビシンは農作物を食い荒らし、クマは人里に現れ、地元住民の生活を脅かします。
耕作放棄地が増えていくと、農家だけでなく、住民の生活に関わる深刻な問題になります。
故郷の農業を守るため、故郷での暮らしを守るため、故郷に残る若い人間が何とかしなければと強く思っています。

クラウドファンディングでやりたいこと
さくらんぼの樹が切られて無くなった畑を整備し、新しく苗木を植えて、耕作放棄地の発生防止と果樹産地の維持に取り組みます。

1年目の赤ちゃん苗木。大人になるまで最低10年はかかります。
今後、異常気象が毎年起こるということを前提に考えると、さくらんぼを安定生産できる畑は限られてきます。水路が側あって、高温時に水やりができる畑や、霜が降りづらい地形で霜による被害が起きにくい畑など、諸条件が整っている畑でなければ、また新しくさくらんぼの苗木を植えたところで、同じ轍を踏むことは目に見えています。
諸条件が整っている畑には「さくらんぼ」の苗木を、諸条件が整っていない畑には、高温や乾燥への耐性をもち、比較的安定的に生産ができる「すもも」や「たらの木」の苗木を植えていきます。
さくらんぼは凶作の原因となった高温や寒さに対して耐性をもつ品種を中心に植えて、凶作のリスクを減らします。またすももやたらの木の苗木を植えることで、再びさくらんぼの凶作が起こった場合にリスク分散ができるようにします。
樹が切られた畑は、切り株を重機で掘り起こし、必要に応じてハウスの撤去や土壌改良を行うため、相応の費用と労力がかかります。また樹を植えてからまとまった量の収穫が始まるまで、最低でも植えてから5年はかかります。その間、農薬散布や草刈り等の維持管理作業が必要で、こちらも相応の費用と労力かかります。投資した費用を回収できるのは植えてから7-8年目以降になります。

切り株を重機で掘り起こし、新たな苗木を植える場所を作ります
当農園は2025年の猛暑、高温で多大な被害を受け、大きく減収しました。正直、今の状況で新しい苗木を植えて、育成していく資金的な余裕はありません。自力では少なくとも数年先以降にできるかどうか、という状況です。
しかし、樹が切られた畑は、時間と共に草木が生い茂っていきます。時間が経つにつれて、畑に戻す費用と労力がどんどん上がり、実行が難しくなります。果樹産地を維持するためには、なるべく早く手を打たなければなりません。何卒よろしくお願いします。
クラウドファンディングで実現したい未来

今回の取り組みによって果樹産地を維持しながら、異常気象の中でも安定的に収入を得ることができる、「さくらんぼ」「すもも」「たらの木」を組み合わせた経営モデルを確立します。その経営モデルを元に新規就農者を呼び込み、増やし、定着させることで、故郷の農業と故郷の暮らしを守りたいです。
なぜ故郷に農業の担い手が少ないのか。端的に言って、儲からないからです。苦労や苦難に対して得れる収入が少ないからです。どうしたら山辺町に新規就農者を呼び込めるか?という話を同業者や町役場の職員とするときに、
「新規就農者を呼び込んでも、安定的に収入を得る事ができる経営のモデルが無い。新規就農者が何を栽培すれば生活していける収入を得ることができるのか、わからない」
という所でいつも話が止まります。いくら新規就農者を呼び込んでも、安定的に収益を得ることができなければ、定着できずに辞めてしまうことは目に見えています。
一方、一定の収入を得ることができれば、一定の収入を得ることができる経営モデルがあれば、担い手となる新規就農者が出てきます。全国的に農業の担い手不足が問題視される中、山形県の他の市町村で、収益性の高い経営モデルがある場所には新規就農者が集まっている事例を私は見ています。
私は、故郷に新規就農者を増やしたいと考えています。正直、当農園が単独で頑張ったところで、故郷の農業に起きている問題に与えられる影響はごくわずかです。いち事業体だけでは、農業者の高齢化、担い手不足、耕作放棄地の増加という大きな流れを止めることはできません。しかし、新規就農者が10人、20人、100人と増えていって、それぞれが定着できれば、この大きな流れを変えることができると思います。
夢物語の様に聞こえるかもしれませんが、新規就農者を呼び込み、新規就農者が定着できる状態を作ることで、故郷の農業、故郷の暮らしを守ることができる。私はそう信じていますし、実行します。

満開のさくらんぼ畑です。この風景を無くしたくありません。
支援金の使い道
今回ご支援いただいた資金は本プロジェクト実現のために活用させていただきます。
・樹が切られた、約3,000㎡の果樹畑の整備に必要な諸費用
(切られた樹の枝の処分費用、切り株の除去費用、整地費用、土壌改良費用等)
・約3,000㎡分の果樹畑に植える苗木の購入費用
・約3,000㎡分の苗木を植えた畑の、収穫が始まるまでに必要となる費用
(農薬費、肥料費、除草費用、その他管理に必要な人件費等)
・CAMPFIRE手数料
支援いただいた金額が目標額を超えた場合、新たに苗木を植える畑の数を増やし、その費用に充てさせていただきます。
リターンのご紹介

15種類のリターンをご用意しました。お好みのものが見つかれば幸いです。
特におすすめ、皆さまにご賞味いただきたい当農園の佐藤錦とホワイトコーンの紹介をさせてください。
佐藤錦
知名度、生産量共に日本一のさくらんぼです。
特徴は甘さと酸味のバランスです。山形の寒暖差の激しい気候によって、甘さと酸味が効いて、コクのある奥深い味に仕上がります。次々と手を伸ばしたくなる味わいです。夜通し畑に火を焚いて霜よけをしたり、大きく紅く甘い実になるように実を間引いたり、糖度向上効果のある有機質肥料をたっぷり与えたり...感動できる美味しさになるように、手塩にかけて育てています。早朝4時から収穫したものをその日のうちに発送します。

ホワイトコーン
ぜひ生でかじって食べてほしい!ほど、甘みが強い品種です。メロンやぶどうと同じくらいの糖度で、かじった瞬間に口の中にフルーツの様な果汁があふれます。多くのお客様が「こんなとうもろこし初めて食べた!」と感想を寄せてくださいます。寒暖差の激しい気候によって、より甘く仕上がります。とうもろこしは鮮度が命。早朝4時から収穫したものをその日のうちに発送します。
クラウドファンディング後のスケジュール
2025年12月-2026年3月:さくらんぼの樹が切られた園地の整備。
2026年3月下旬:苗木の植え付け、および育成の開始。
支援額が目標を達成し、苗木を植える面積が大幅に増えた場合、一部の畑は2027年3月に苗木の植え付けを行います。
いただいた応援メッセージ✉

安孫子くんはアグリイノベーション大学校で受け持ったゼミの、自慢の教え子です。働きながら週末に農業を学び、地元山辺町へUターン移住し、新規就農しました。SNS投稿をとおして彼の就農以来の往生を見守りながら、本当に農業は過酷で、彼のように120%の努力とリスクを重ねても思いどおりにいかないほど難しいのだと思い知らされました。毎年の災害にもめげずに栽培技術を習得し、ようやく生産基盤を整えるところまでたどり着けました。
彼の次なる挑戦、荒廃しつつあるさくらんぼの産地・園地を再生するプロジェクトを、みなさんも彼と一緒になって実現してくださると嬉しいです。 安孫子くんのような能力も意気もある若者が思い通りの農業経営と自己実現を果たせなければ、日本の農業と地域の未来はないと思っています。一次産業の行く末に思いを馳せて、温かい目で見守りつつ応援してあげてください。

農業には厳しいイメージがあるかもしれません。一般的なイメージよりもはるかに過酷な天候にくじけず何度でも立ち上がる安孫子さんの姿に、何度励まされたか分かりません。安孫子さんが示す不屈の姿に有形無形の支援とエールを惜しみません。
ご支援の手続きの流れ
ご支援希望の方から、「支援の流れが分からない」というお声を複数いただきましたので、こちらに記載させていただきます。①から⑧まで手順があります。
①「プロジェクトを支援する」ボタンを押す。

②リターンを選ぶ。
お好みのリターンを選んで、「このリターンを選択する」ボタンを押します。

③メールアドレスを入力する。
決済方法を選び、メールアドレスを入力して、「支援を続ける」ボタンを押します。

④届いたメールを開いて、「支援を続ける」ボタンを押します。

⑤支払い方法を選択します。

⑥リターンのお届け先を入力します。

⑦プロフィール情報を入力して、応援コメントを記載して、「確認画面へ」をボタンを押します。

⑧「この内容で支援する」ボタンを押します。これで完了です。

こちらで完了になります。手順が多く、お手数をおかけし恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
最後に
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
農業を営んでいくことは、今とても難しくなっています。
毎年起こる異常気象や天災、資材費や輸送費、人件費の高騰。人口流出、担い手不足、耕作放棄地の増加。あらゆる事象が農業経営を圧迫しています。どうしたらいいんだろう、と考えない日はありません。しかし、私は私の故郷を守るため、自分にできることを精一杯やって、何とかしたいと思っています。今回のチャレンジにお力添えいただけますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
最新の活動報告
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番外編:お天道農園のこれまでの取り組み②従業員の雇用・育成
2026/01/16 15:24「お天道農園ってこんな農園なんだ」と知って頂きたく、プロジェクトページ本文に書ききれなかった、当農園のこれまでの取り組みをいくつか紹介させていただきます。今回は当農園の従業員の雇用育成について、です。山形の農業の雇用形態山形の農業の雇用について、家族経営+繁忙期に短期アルバイトを雇用という形態が大半です。これは、以下2点が背景にあります。①山形は特に果樹農家が多く、月によって必要な労働力がかなりバラつく。例えばさくらんぼだと、3月下旬-6月下旬は相当忙しいですが、それ以外の月の労働時間は殆どありません。②冬は農作業がほとんどない。年にもよりますが、12月下旬から3月上旬まで畑は雪で閉ざされ、基本的に畑作業がありません。農家は冬季はゆっくり休むか、冬季限定のアルバイト(除雪、スキーインストラクター、酒蔵等)で収入を得ています。人件費を効率的に運用するためには、人手の必要が無い時期に人を雇わず、人手が必要な収穫期にのみ短期アルバイトを雇用する、という選択が最も合理的です。しかし、以下の様な難しさもあります。・短期アルバイトの方に任せられる仕事は限定される。短期アルバイトの方は、毎回同じ方に来てもらえるか、毎年同じ方に来てもらえるか、がその時その時で変わります。1週間毎や1日毎に来る人が変わる、という事も当然起こります。収穫や箱詰め等の単純作業に近い仕事を任せることはできますが、農作物の管理作業や、農業機械を使用した複雑な業務を任せることはできません。・短期アルバイトの方の側に必ず管理者を置かないといけない。管理者が側にいて、作業指示通りに作業が進んでいるか、作業速度は問題が無いか、等を確認して、必要に応じて指導する必要があります。本来雇った人に仕事を任せて、経営者は自分しかできない仕事をする、という事が効率的で理想ですが、それをする事が難しいです。・人材育成コストが都度かかる。上述の通り、短期アルバイトの方は、毎回同じに方に来てもらえるかがその時その時で変わります。人が変わる都度同じことを教えて、その進捗を管理しなければならず、雇う側の負担が大きくなります。当農園では常勤の従業員の他に、繁忙期は短期アルバイトを雇用しており、これまで300人以上雇用してきました。その経験を通して、上記の様な難しさがあるなと感じています。かけた人件費に対して、生産性が上がりづらく、合理的に見えて合理的ではないという実感があります。お天道農園の雇用形態正社員1名とアルバイト(フルタイム)2名の計3名を常勤、シフト制で雇用しています。開業2年目から常勤雇用をしており、今年で3年目になります。閑散期および冬期間も週4-5で出社してもらっています。この雇用形態を維持するため、1年間売上と作業が途切れない様に、当農園では主力のさくらんぼ、とうもろこし以外に季節の野菜を生産しています。・3-6月:さくらんぼの管理、出荷作業 / とうもろこしの管理作業・7-8月:とうもろこしの収穫作業 / 秋冬野菜の植え付け・9-11月:秋冬野菜の管理、出荷作業(ブロッコリー、小松菜等)・12月-3月:秋冬野菜の出荷作業(白菜、キャベツ、大根)今回のプロジェクトでさくらんぼ、すもも、たらの木を植えることによって、今後は以下の様な生産スケジュールに変わっていきます。・3-6月:さくらんぼの管理、出荷作業 /すももの管理作業 ・7-10月:すももの出荷作業・11月-3月:たらの芽の出荷作業常勤雇用をすることで、以下の利点があります。・単純作業に加えて複雑な作業を任せることができる。・常に側にいて確認や指示を行う必要が無い。(任せている間、自分が他の仕事をできる)・人材への育成・投資ができる。・給料を上げることができる。農業の雇用において、以下の様な慣習というか、通例の様なものがあります。・アルバイトや社員に任せる仕事を限定する。(大事な仕事は農園主やその家族だけでやる...等)・性別や年齢で任せる仕事を限定する。(女性には機械を使わせない...等)*これは誰が悪い、という話をしたいのではなく、「ただ昔から皆そうだったから、今もそう」というだけです。当農園では、・従業員に任せる仕事を限定しません。従業員1人1人と定期的に面談して、個々人のやる気、適性、ライフステージを考慮しながらですが、少なくとも現場での農作業においては、経営者の自分と同じ事ができるようになる様に育成をしています。・性別や年齢で任せる仕事を限定しません。これも従業員1人1人と定期的に面談して諸々考慮しながらですが、「女性だから」「若いから」「高齢だから」という理由で制限を設けません。お天道農園の雇用の取り組み当農園で現在雇用している3名は全員女性です。全員お子さんを持つお母さんです。3名の内2名は農業未経験者です。3年前に、1番最初に雇用した従業員は、雇用時点では農業は完全未経験、鍬も鎌も持った事がないという状態でした。現在は耕運機、トラクター、乗用草刈り機、スピードスプレイヤー(果樹園に農薬を散布する機械)、農薬散布機等、様々な農業機械を使いこなしています。何なら自分より操作は上手です。ひとつひとつOJTで使い方を教えて、1人で作業を完遂できる様になりました。他の2名にも同様に、まずは農業機械の操作をOJTで教えています。2027年までには全員が主な農業機械を操作して、自分と同じ以上のレベルで農作業ができる状態になっていると思います。また農業機械の操作だけでなく、農場を管理していくのに必要な知識や判断基準を教えていく予定です。作業スケジュールの組み方、作業指示の出し方、各作物の生理生態の知識とその管理の仕方、農薬や肥料の選び方...etc 。最終的には1人前の農家と遜色ないレベルの能力(できること、考えられること、判断できること)を身に着けてもらいたいと考えています。従業員の能力が向上することで、・農園としての生産性が格段に上がります。今回のプロジェクトで耕作放棄地に新たな苗木を植えていきます。つまり管理する農地の面積が格段に増えていくのですが、これは生産性を上げなければ対応できません。自分と同じことができる従業員がいることで、今回のプロジェクトの実行が可能になります。・従業員の給料を上げていくことができます。正直、利益率・利益額が低い農業という産業において、無条件に従業員の給料を上げていく、という事は現実的ではありません。従業員が、生産性という観点で、自分の能力で自分の給料を稼げる状態であれば問題なく給料を上げていく事ができます。給料が上がれば、従業員の生活、人生が良くなっていくと思います。また自分が成長した分、それがちゃんと給料に反映されていく職場は、働いていて希望が持てると思います。1番最初に雇用した従業員は、現在の時給が雇用当初、3年前の時給の約1.5倍になっています。まだまだ能力に伸びしろがあるので、引き続き能力を伸ばして、給料も上げ続けていきます。・これから地方はどんどん仕事が無くなっていきます。人口が減り、市場が減り、企業が無くなっていきます。今は人手不足ですが、今後人手よりも雇用先が少なくなってしまう状況が起こる事は可能性として低くありません。その時に、職を得るうえで、「人材としていかに能力が高いか、できる事が多いか、経験が多いか」という事がとても大事になります。あれば職を選ぶ立場になれますし、なければ選ぶ立場になれず、また選ばれることも難しくなります。最悪の場合、職が必要なのに見つけることができない、という状態になります。自分は仮にお天道農園が潰れて無くなってしまっても、自分の従業員が職に困らない様になって欲しいと思っています。その為にも、勝手な願いかもしれませんが、従業員には自分の能力を向上させて欲しいと思っています。地方において農業は最後まで無くならない仕事だと思いますし、一端の農家と同じレベルで仕事ができる従業員は中々いません。少なくとも農業界においては、職には困らない能力を持つ人材に育てたいと思っています。常勤の従業員が居て、彼ら彼女らの成長によって農園の生産性が向上する。生産性が向上すれば利益が増え、従業員の給与が増える。給与が増えれば生活や人生が良くなる。また成長した分だけ自分に返ってくる(給与が増える)という希望を持って働けるようになる。優秀な従業員ができるだけ長く勤めてくれることで、農園の生産性が向上し、稼げる農業経営を実現できるように、この様な雇用形態を採用しています。 もっと見る
【メディア掲載】山形新聞(1月4日)
2026/01/06 20:391月4日 に山形新聞様 の朝刊で取り上げていただきました。今回のプロジェクトの要点をとても分かりやすくまとめていただいていて、感謝です。 もっと見る
2025年の振り返り
2026/01/05 20:302025年はひどい年でした。農家人生で一生忘れないであろう大変な年でした。昨年度、自分の農業経営は3期目でようやく黒字化して、今年でがっつり軌道に載せてやろうと意気込んだ2025年。蓋を開けてみれば大敗も大敗。さくらんぼは4月の天候不順で実がほとんど成りませんでした。山形県で過去最低の収穫量となった今年。うちも過去最低、平年の2-3割の収穫量でした。6月中旬以降、本来は梅雨で十分の水分が見込めるはずが、6月半ばから8月頭までほぼ降雨無し、かつ連日30℃超え。畑は砂漠の様でした。主力のとうもろこしとすいかで失ったさくらんぼの収益を埋め合わせをしなければならないのに、とうもろこしは収穫前に枯れる。すいかも同じく収穫前に枯れたり、割れたり。全体の4-5割は収穫に至らず終わりました。とうもろこしやすいかを1本1個でも生き延びさせようと奮闘する一方、高温乾燥でさくらんぼの樹が枯れはじめていきました。35℃を超える日が続き、その中で活動すると誇張無しで死にます。早朝と夜しか作業時間が取れない中で、さくらんぼ、とうもろこし、すいかを守るための対策を打っていました。やれることは全部やったと言い切れます。しかしどれだけ手を尽くしても目の前で手塩にかけて育てた作物がダメになっていく様は筆舌に尽くし難い光景でした。従業員達にも相当な負荷をかけました。作物を守る事にいっぱいいっぱいで、一緒に働く従業員の体調やメンタルをしっかり見ることができませんでした。特に今年から正社員にした最古参の従業員には相当な負荷をかけてしまい、7月に退職したいと要望を受けました。(今は引き続き一緒に働いています)8月に入ると待ちに待った雨が降りました。が、逆に降りすぎ。畑がぬかるみ、最後の頼みの綱の秋冬野菜の植え付けができない日々が続きました。雨の合間を縫って、ヘッドライトを点けて徹夜でブロッコリーの植え付けをせざるを得ませんでした。植え付けが遅れた分成長が遅れ、雪が降る前に収穫できなかった分が少なからず出ました。「農業は天気次第」という言葉の意味を骨の髄まで叩き込まれた1年でした。多くのものを失いました。資金をはじめ、取り戻せるものから取り戻せないものまで、様々失いました。多くを失った一方、得るものも多くありました。極限の高温乾燥の最中、ダメになっていく作物とそうならない作物がありました。何の作物なら安定的に生産できるのかが分かりました。作物を安定的に生産する為にどの様なインフラが必要だったのか、何があれば自分の作物はダメにならなかったのかが分かりました。「従業員を見る」ということを、右腕の従業員を失いかけて、2年間いったい何を見てきたんだろうと心底後悔して、初めて学びました。ずっと迷っていた経営方針も決まりました。規模拡大に振り切ります。さくらんぼの凶作をきっかけに加速する離農と耕作放棄地化に歯止めをかけなければ、回り回って自分が農業できなくなるし、地元に住み続けることもできなくなります。プロジェクトページにも書いた通り、離農者の農地を片っ端から借り受け、樹を植えていきます。しっかり儲かる農業経営モデルを確立して、新規就農者を呼び込んで、地元の農業、地元の暮らしを守っていきます。何を栽培していくか決まった。規模拡大をしていくと肚も決まった。背中を預けられる3人の従業員達もいる。身体も精神も健康。あとは立って歩く、前に進むだけ。悲しみや苦しみは2025年に置いて、そこから得た学びを2026年に持ちこんで、必ず再起してみせます。地元も、従業員も、そして自分も幸せにするために、来年も引き続き全力で頑張ります。 もっと見る







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