自己紹介
こんにちは!
美術家の竹本真紀ともうします。
青森県八戸市出身ですが、ながれついた横浜で創作活動を約20年続けてきました。
2006年に京急日ノ出町駅前の店舗のシャッターに絵を描くプロジェクトに参加したのが最初のきっかけで、横浜市の初黄・日ノ出町地区に関わるようになりました。
このまちでは、横浜市の補助金を活用したアートによるまちの再生のプロジェクトが行われてきました。
しかし、横浜市の市長が変わるたびに、横浜市からの補助金は減っていきました。
私自身もその影響を受けて、突然職場を失ったり、拠点を失ったりしました。
その度、活動を続けていくために様々な形を模索し、どうやって自立した活動ができるのか様々な方々と議論をしながら、この地域に関わってきました。
そして、活動を続けるうちに、まちの中のいたるところで私の作品を目にすることができるようになりました。

<Photo by Liu Shujia>
このプロジェクトで実現したいこと
私がこの初黄・日ノ出町地区に関わり続けているのは、ここの地域の方々が本当に素敵だからです。
活動の中で本気で議論をし、泣いたり笑ったりしながら一緒に汗を流して生活してきました。
ですから、横浜市の事情が変わるたびに自分の活動場所が不安定になることを考えますと、地域の方の物件を直接お借りして活動を続けていきたいと考えました。
そのスタートアップの資金をこのプロジェクトで集めたいと思っております。
ご協力よろしくお願いします!

※地域に関わるようになってからお世話になっている谷口さんと撮影した写真です。
【資金の使い道】(概算)
目標金額 1200,000円
★運営に必要な什器等の準備金 (ライト、ワークショップや作業で必要な椅子、テーブル、モニター、プリンターなど最低限の事務機器等の補助資金)
216,000円(クラウドファンディング手数料をぬいた端数になります。)
★半年分の運営固定費(敷金、家賃、水光熱費、Wifi等、) 600,000円
★シャッター錆止め塗装、塗料費 、材料費 80,000円
★リターン制作費 100,000円
★クラウドファンディング手数料 204,000円
プロジェクト立ち上げの背景
今回、ご縁があったのは、近年閉店した理容院のあった建物の一角です。
この理容院は横濱開港の時代に創業された古い理容院で、店主さんはいつもまちで会うと、「元気?」「頑張ってる?」と声をかけてくださっていました。
病気を患いながらも最期まで現役を貫き通しました。
また、ご家族のお嫁さんが私と同じ八戸市出身ということがわかり、そこからこのご家族と距離が近くなりました。
この先ずっと使える保証のある場所ではないですが、竹本さんなら安心して使っていただけるとおっしゃっていただき、まずは一年、ここで頑張ってみようかと思っています。


ここが横濱開港時代から続いていた理容院だったことがわかる絵をシャッターに描きたいな。。とまだ案をねっている段階です。
現在の準備状況
現在は、大家さんとコミュニケーションをとりながら、ここでどんなことをしていきたいのか、計画をたてています。
そして、これまでこのまちで培ってきたことや関係性を大切にしながら、次の展開について周囲に相談をしています。
これまでは、自分のことよりもまちのことを優先にして、たくさんの雑用を請け負ってきたところがありましたが、アーティストとしてのお仕事もだんだん増えてきました。
自分の創作活動やいただいている仕事に集中していくことによって、自分を大切にしながら、さらにまちに貢献していくことができればと考えています。
また、
私はこれまで美術の活動をしてきて、次の世代に知恵や技術をつないでいくときに差し掛かっていると感じています。
また、初黄・日ノ出町で学んだ考え方なども、大事につないでいきたいと考えています。
そのための講座や勉強会をこの場所で行って行きたいと考えています。
現在は、柴垣理容院のすぐご近所のステップ・スリーという場所の運営管理をNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターから請け負っています。
ここで、勉強会やおしゃべり会をひらいています。
この活動は新しい拠点でも続けていきたいと考えています。

ステップスリーで行っている展覧会好きが集まるおしゃべり会の様子。
リターンについて
まずは、柴垣さんのシャッターに絵を描かせていただきたいので、その完成のあかつきにはポストカードを制作し、みなさんにお届けしたいと考えています。
そして、私が地域で応援していただいている中で「トビヲちゃん」とよばれているキャラクターがおります。
そのキャラクターにちなんだグッズをリターンにしようと思います。
また、柴垣さんと私の距離をぐっと近づけた「八戸」という土地のキャラクター「よっぱらいほやじ」のステッカーもリターンに設定しました。
様々なリターンを設定しましたので、楽しんで選んでいただければと思います。

トビヲちゃんグッズ

よっぱらいほやじステッカー
また、初黄・日ノ出町地区は卸問屋街だったこともあり、ユニークなお店もたくさんありますので、商店とのコラボ商品やおすすめの商品をお届けするリターンも設けました。

ぜひ、ご協力をよろしくお願いします!
スケジュール
2026年1月 クラウドファンディング終了、随時お礼メール返信
2026年2月〜3月 物件の契約完了、リターン制作開始
2026年3月 物件の準備
2026年4月 利用開始、リターン発送開始。(2026年5月までに完了予定、大きなプロジェクトは2027年12月まで)
最後に
横浜に来てから、廃墟になってしまった場所、閉店したお店、使われていない場所を、アートで活用して豊かな場所にするプロジェクトに携わってきました。
新しい拠点も多くの方と一緒に素敵な場所にしていきたいと思いますので、ぜひ一緒にこのプロジェクトにご参加ください。
この新しい拠点で私は自分の価値観に賛同してくださる方々とチームをつくっていきたいです。
活用が開始されてからも様々なことで応援していただけますと幸いです。
以下、これまで運営に関わってきたスペースです。
創造空間9001(旧東横線桜木町駅舎)
ギャラリー*ショップ ちりめんや
長者町アートプラネットChapter2

初黄・日ノ出町防犯拠点 ステップスリー
この地域でどんなことをしてきたのか、現在もどんなことに関わっているのか、活動報告をさせていただければと思います。
応援、よろしくお願いいたします!
最新の活動報告
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クリスマスイブに靴下のプレゼントをしてきました!
2025/12/26 15:142015年12月のクリスマスイブから路上生活者の方に靴下をプレゼントするプロジェクトを始め、今年で10年目になります。もともと、私が関わっている寿町で行われている路上生活者のパトロールに参加していて、路上生活者の方から「靴下ない?」とよくきかれたのがきっかけでした。最初の頃は、もともと活動してきた方々と方針が違うということで、私自身のプロジェクトとして独立して行うことになりました。結果的にこのプロジェクトは、寿町や路上生活者の方だけではなく、私が靴下を集める拠点周辺の方々にもあたたかいイベントとして浸透していきました。もともと活動拠点にしていたアトリエがあり、そこで始めましたが、精神障がいなどの持病を持っている方からのストーカー被害に遭ってしばらく拠点を持つことが厳しくなりました。警察のご指導のもと、全てを中断してでも避難しなくてはならなくなったため、仕事も慣れ親しんだコミュニティも積み上げてきて獲得したアトリエも全て0になりました。しかし、その時の警察の方の早急な対応もあり、数年の活動自粛を経て、黄金町のステップスリーを拠点として使用することができるようになりました。色々ありましたが、その都度、いろんな場所を送り先にして、この靴下のプロジェクトだけは何とか続けてきました。往生際が悪いといいますか、悪知恵が効くといいますか、困難に遭っても別の方法がないかといつも考えます。このプロジェクトでは様々な形で全国から靴下が届きます。大切にしているのは、「支援ではなくてプレゼント」ということです。知らない誰かのことを思って、プレゼントしてみませんか?という企画です。様々なプレゼントが届きます。仕分けのお手伝いをしにきてくださる方もいらっしゃいます。今年も無事、路上生活者の方々にプレゼントをしてきました。プレゼンターの面々です。毎年お手伝いに来てくださるご近所の酒屋さん、SNSの投稿を見てきてくださった方、黄金町のレジデンスアーティストです。翌日25日(木)は、黄金町駅の周辺をまわってきたあと、寿町健康福祉交流センター周辺でクリスマスプレゼントをしてきました。少しカイロは残して、寿町生活館へ年末年始の越冬用に、(越冬というのは、施設や病院が閉まってしまい、フォローが受けられなくなる路上生活者のためのサポートの大イベントです。)お菓子も少し残して、おうちの事情でクリスマスパーティができない子どもたちが拠り所にしているところにプレゼントしてきました。(寿町には歩道にも私のキャラクターがいます。)中には路上生活者のパトロールの時から配布していたマンガと、相談できる場所のMAPをそれぞれの担当者の方々と連携して制作しています。2026年3月で、現在の拠点であるステップスリーを出てしまうので、何とか、来年もこの企画ができるように、引き続き、目標額まで頑張ります。応援よろしくお願いします! もっと見る
質問に答えます!「120万集まらなかったらどうなるの?」
2025/12/24 12:01クラウドファンディングの支援をご検討いただいている方から、単純な疑問として「120万集まらなかったらどうするの?」という質問がありました。これまで何度かクラウドファンディングにご協力いただいている方々からみても、「本を作ります!」「この資金でイベントをします!」という、達成した成果物が明確だったので、今回はもやもやしている方もいらっしゃるかもしれません。現在、私は、アートによるまちづくりを推進しているNPO法人黄金町エリアマネジメントセンターから「ステップ・スリー」という場所の委託をされています。もともと地域に馴染みのある私が制作をしながら場所を開けていることで、地域の方とアーティストがゆるやかに出会う場所となりました。地域にゆかりのある方の作品を展示したり、アートの敷居を低くして、どなたでも参加できるおしゃべり会を毎月開催したりしてきました。日常的な困りごと、お仕事の都合で会議に出席できない方の意見をきいてNPOや地域の団体に届けたりする役割も出てきました。その中で、まちづくりに参加している京急電鉄さんと一緒に町内会をまわり、高架下の空きスペースにの活用方法について意見を募り、一枚の絵にまとめました。結果、2025年6月に高架下にボール遊びができる地域の広場ができました。このステップスリーは大好きな場所ですし、大好きな地域の方々と関わりながら、業務委託料をいただくというなんともありがたいポジションにいるのですが、ここステップスリーの契約を2026年3月をもって、更新しないことにしました。ですので、120万円集まらなかった場合は、新しい拠点を借りることができず、私は拠点もなくなり、仕事も無くなることになります。あとちょっとで120万円!と、惜しい集まり具合でしたら、120万円集まらなくても何とか工夫して実現できます。しかし、集まった方が、これまで続けてきたおしゃべり会もできますし、2026年3月の終了からスムーズにスライドして活動ができます。ステップスリーよりももっと可能性の広がることができるかもしれません。120万円で何か成果物ができる!というものではありませんが、やっとスタート地点に立てるというものです。私がこの地域で活動し続けたいと思う理由や、これまでやってきたことは、クラウドファンディング終了までコンスタントにアップしていきたいと思います。応援、よろしくお願いします! もっと見る
黄金町で日々、住民さんや地域に関わる方々と取り組んできたこと。
2025/12/14 19:27今回私が活動を続けていきたいとお伝えしている初黄・日ノ出町地域は、通称「黄金町」とよばれています。違法飲食店が200店舗以上ありましたが、地域住民の方々の地道な活動が実り、2005年に一斉摘発が行われました。しかし、その後ゴーストタウンになりました。2008年に開催された「黄金町バザール」というアートイベントを機に、アートによるまちの再生を推進してきました。違法飲食店跡地を横浜市と伊勢佐木署とで交渉を重ね、活用に取り付けた場所をアートの展示やアーティストのアトリエとして活用し、常に世界中から60人ほどのアーティストたちが滞在し、世界中で順番待ちをされる場所になりました。しかし、ここ最近、活動に協力していた方々もご高齢になり、物件の売却が進み、急スピードでマンション化が進んでいます。それに伴い、管理施設の返却も進んでいます。建設されるマンションも違法なものに転用されないよう、地域で協議をしますが、強制力がないので苦労しています。地域の中には、違法飲食店だった頃の持ち主が変わらないままの物件がまだたくさん残っており、もとの街の状態にいつ戻ってもおかしくない状況でもあります。今も警察や行政とともに安心に暮らせるよう取り組みを行っています。そこで、返却した場所に代わる新たな物件探しをする必要があります。私が関わり始めた2008年頃は行政の職員や警察の方々が汗をかいて物件探しと契約を進めていましたが、今はそれはされないとのことで、「探してください。」とのこと。地域住民となじみのある職員も少なくなり、地域住民と交流しているということで、今年度からNPOスタッフにさせていただき、奔走していました。しかし、物件を取り付けたとしても、横浜市が補助金を大幅に削減していることもあり、物件が宙に浮いたままに。アートのために物件を提供してくださる方なんぞ、世の中にはごく稀であり、パッと現れたときにそれを活用しないと機会損失になります。そこで、私がクラウドファンディングをして、その場所を新しい拠点として活用したいと考えております。ご協力よろしくお願いします!ひとつの物件が売りに出されると、そのお隣も立退きにあい、更地になります。何代も続いたお家も多いので、まだ売らずに頑張っている地域の方もいらっしゃいます。私が「トビヲちゃん」を貼った場所もなくなりました。マンションの中で見えにくくなる犯罪が行われないよう、地域ではファミリータイプの建設をお願いしています。その活動が実って、今では地域に子どもたちが増えています。 もっと見る






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