
今回私が活動を続けていきたいとお伝えしている初黄・日ノ出町地域は、通称「黄金町」とよばれています。
違法飲食店が200店舗以上ありましたが、地域住民の方々の地道な活動が実り、2005年に一斉摘発が行われました。
しかし、その後ゴーストタウンになりました。
2008年に開催された「黄金町バザール」というアートイベントを機に、アートによるまちの再生を推進してきました。
違法飲食店跡地を横浜市と伊勢佐木署とで交渉を重ね、活用に取り付けた場所をアートの展示やアーティストのアトリエとして活用し、常に世界中から60人ほどのアーティストたちが滞在し、世界中で順番待ちをされる場所になりました。
しかし、ここ最近、活動に協力していた方々もご高齢になり、物件の売却が進み、急スピードでマンション化が進んでいます。
それに伴い、管理施設の返却も進んでいます。
建設されるマンションも違法なものに転用されないよう、地域で協議をしますが、強制力がないので苦労しています。
地域の中には、違法飲食店だった頃の持ち主が変わらないままの物件がまだたくさん残っており、もとの街の状態にいつ戻ってもおかしくない状況でもあります。
今も警察や行政とともに安心に暮らせるよう取り組みを行っています。
そこで、返却した場所に代わる新たな物件探しをする必要があります。
私が関わり始めた2008年頃は行政の職員や警察の方々が汗をかいて物件探しと契約を進めていましたが、今はそれはされないとのことで、「探してください。」とのこと。
地域住民となじみのある職員も少なくなり、地域住民と交流しているということで、今年度からNPOスタッフにさせていただき、奔走していました。
しかし、物件を取り付けたとしても、横浜市が補助金を大幅に削減していることもあり、物件が宙に浮いたままに。
アートのために物件を提供してくださる方なんぞ、世の中にはごく稀であり、パッと現れたときにそれを活用しないと機会損失になります。
そこで、私がクラウドファンディングをして、その場所を新しい拠点として活用したいと考えております。
ご協力よろしくお願いします!

ひとつの物件が売りに出されると、そのお隣も立退きにあい、更地になります。
何代も続いたお家も多いので、まだ売らずに頑張っている地域の方もいらっしゃいます。

私が「トビヲちゃん」を貼った場所もなくなりました。
マンションの中で見えにくくなる犯罪が行われないよう、地域ではファミリータイプの建設をお願いしています。
その活動が実って、今では地域に子どもたちが増えています。



