【美多彌神社流鏑馬】720年伝統の祭りを未来へ継承したい

720年の時を経て甦った流鏑馬まつりを、未来へ。 私たちはこの流鏑馬を、地域の誇りとして、そして子どもたちの未来へ続く文化として守る活動を続けています。 本プロジェクトは、これまで続けてきた流鏑馬まつりを、次の世代へ確かにつないでいくための取り組みです。 どうか皆さまのお力をお貸しください。

現在の支援総額

10,000

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目標金額は1,000,000円

支援者数

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【美多彌神社流鏑馬】720年伝統の祭りを未来へ継承したい

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720年の時を経て甦った流鏑馬まつりを、未来へ。 私たちはこの流鏑馬を、地域の誇りとして、そして子どもたちの未来へ続く文化として守る活動を続けています。 本プロジェクトは、これまで続けてきた流鏑馬まつりを、次の世代へ確かにつないでいくための取り組みです。 どうか皆さまのお力をお貸しください。


ご挨拶

美多彌神社流鏑馬まつりは、この地に生きた武士たちが悪疫退散と五穀豊穣を願った祈りを、現代に受け継ぐ祭りです。

私たちはこの祭りを、子どもたちが「ふるさとを誇れる心」に出会う場所にしたいと願っています。

毎月行っている子ども流鏑馬礼法講習会では、小笠原流の作法を学び、祭り当日には先輩たちが運営を支え、受講生が晴れの舞台に立ちます。真剣なまなざしで弓を引くその姿に、伝統が確かに未来へ受け継がれていることを感じます。

令和8年3月29日(日)、鴨谷野球場で第4回美多彌神社流鏑馬まつりを斎行します。このクラウドファンディングは、想いに共感し、ともに未来をつくる仲間を募る挑戦です。皆さまのご支援が、文化を守り、子どもたちの心に一生消えない「ふるさとの記憶」を刻みます。

どうか、お力をお貸しください。

美多彌神社流鏑馬保存会 会長 西尾正敏


このプロジェクトについて

かつてこの地で、祈りとともに駆け抜けていた流鏑馬。
長い時を超え、その想いは再び息を吹き返しました。

私たち美多彌神社流鏑馬保存会は、美多彌神社流鏑馬まつりを通じて、地域に眠る物語を掘り起こし、未来へ手渡す活動を続けています。

流鏑馬まつりの様子このまつりは、ただの行事ではありません。子どもたちが自分の住む場所を好きになり、胸を張って語れる“原風景”を残すための挑戦です。

受け継がれてきた想いを、次の世代へ。流鏑馬とともに走り続けます。


なぜ今このプロジェクトが必要なのか

この流鏑馬まつりは、ただ開催できればいいものではありません。「安全に始まり、安全に終える」――その当たり前を守るために、多くの力が必要です。

今、私たちは大きな壁に向き合っています。物価高騰により、馬の運搬、会場づくり、警備体制など、まつりを支える土台が年々重くなっています。どれも欠かすことはできず、削ることもできません。

流鏑馬保存会は会場設営、子ども流鏑馬などの準備・運営を行っている

これまで地域の皆さまの支えで歩んできましたが、その力だけでは、未来へつなぐことが難しくなりつつあります。それでも――この地に受け継がれてきた祈りと誇りを、ここで途切れさせるわけにはいきません。

皆さまのご支援が、流鏑馬まつりを次の時代へ走らせる力になります。どうか、この物語の続きを、ともに支えてください。


プロジェクトが目指す未来

私たちが目指す未来は、流鏑馬まつりが子どもたちの記憶に、当たり前の風景として残り続けることです。大人になったとき、胸を張って「ふるさとには流鏑馬がある」と語れるように。

まつりの日、子どもたちは大人の迫力ある走りを見つめ、やがて木馬にまたがり弓を構えます。そこにあるのは技や作法だけでなく、受け継ぐことの誇りです。

この体験は、一日で終わる思い出ではありません。何年先も心を支える“ふるさとの原風景”になります。

この体験が子どもたちにふるさとへの誇りを育み、地域を元気にし、日本の美しい文化として全国へ広がっていく――その物語に、ぜひ加わってください。

先生方の動きから 礼法や弓馬術を学んでいます。あなたの支援が、その未来を走らせる力です。
流鏑馬とともに、子どもたちの未来へ走り続けます。


私たちについて

美多彌神社流鏑馬保存会は、地域に受け継がれてきた歴史と文化を守り、次の世代へつなぐことを目的に活動しています。

私たちの中心となる取り組みが、毎年開催している「子ども流鏑馬礼法講習会」です。小学5〜6年生を対象に、弓馬術礼法小笠原教場のご協力のもと、流鏑馬の技術だけでなく、礼法や心構えまで丁寧にご指導いただいています。

子どもたちは、弓を引く所作や立ち居振る舞いを通して、日本の伝統文化に触れ、自分たちが受け継ぐ側であることを少しずつ実感していきます。その学びは、まつり当日の姿にも確かに表れています。この講習会は、流鏑馬保存会の会員をはじめ、指導者の先生方、地域の大人たちが見守りながら、準備・運営しています。

地域の大人たちと子どもたちが、流鏑馬まつりを支えています。私たちは、地域に根ざしたこうした活動を積み重ねながら、文化の継承と発展に取り組んでいます。
流鏑馬まつりと子どもたちの学びを、これからも未来へつないでいきます。


これまでの取り組み

2023年3月、鴨谷野球場にて「第3回 美多彌神社流鏑馬まつり」を斎行しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、それでも多くの方が足を運んでくださいました。

鎌倉時代や江戸時代の装束に身を包んだ射手が、馬上から矢を放つ姿。その光景は、時代を越えて現れた一枚の歴史絵巻のようで、会場は静かな感動に包まれました。

雨の中の流鏑馬まつり

そして、木馬にまたがり真剣な表情で挑む子どもたち。一矢ごとに会場から送られる温かな拍手は、伝統が確かに受け継がれている証でした。

この感動と体験を、もっと多くの人へ、そして次の世代へ。私たちは、流鏑馬まつりを通じて出会えたこの風景を、未来へつなぎ続けたいと考えています。


プロジェクトの社会的価値

皆さまからのご支援は、単なる流鏑馬まつりの運営費ではありません。
それは、長い時を超えてよみがえった日本の伝統文化を、次の世代へ確かに手渡すための「未来への投資」です。

壱之的 的中

流鏑馬まつりを支えることは、地域に根づく文化を守ること。そして、子どもたちが本物の伝統に触れ、学び、誇りを育む教育の場を守ることでもあります。さらに、その積み重ねが地域を元気にし、人と人をつなぎ、まちの未来を形づくっていきます。

ぜひ、この意義ある取り組みに参加し、ともに未来をつくる一員になってください。あなたの一歩が、日本の美しい文化を次の時代へつなぎます。


返礼品について

※掲載している写真はイメージです。

このプロジェクトへの支援には、いくつもの“参加のかたち”があります。観る、関わる、残す――あなたの想いに合った形で、流鏑馬まつりに加わってください。

観る支援として、【観覧チケット】をご用意しました。まつりの空気を肌で感じ、歴史と祈りが重なる瞬間を見届ける体験です。

一歩踏み込んで関わる支援が、【諸役参加券】です。運営の一員としてまつりを支え、流鏑馬を「守る側」として体験していただけます。

また、記憶として残し、未来へ手渡し、想いを伝える支援として、【当たり的】、【記念フォトブック】、【流鏑馬撮影エリア入場券】をご用意しました。文化継承に参加した証として、長く手元に残ります。

当日お越しいただけない方には、【開催動画閲覧券】で感動をお届けします。さらに、返礼品を必要としない方のために、【お気持ち応援】という支援のかたちもあります。

この想いに共感してくださった方には、当日観覧を楽しみたい方、体験として参加したい方、映像や記念品を通してまつりを見守りたい方など、無理のない形でご支援いただければ幸いです。


本プロジェクトには、まつり当日に運営補助等の「諸役」として参加していただく返礼品が含まれます。内容・役割については、主催者が安全面に配慮したうえで決定し、事前にご案内いたします。


※開催中止となった場合について
万が一「第4回美多彌神社流鏑馬まつり」が中止となりました際には、以下の対応とさせていただきます。
・ご支援金は、準備費用および伝統文化継承の活動費として活用させていただくため、返金はいたしかねます。
・【観覧チケット/諸役参加券/当たり的/流鏑馬撮影エリア入場券】は無効となります。
・【パンフレット/記念バッグ】は郵送にてお届けします。
・【フォトブック/開催動画閲覧券】は、過去の流鏑馬映像を用いて制作・提供いたします。


スケジュール

2026年1月からクラウドファンディングを開始し、約60日間の期間で目標金額100万円を目指します。集まった資金で2026年3月29日(日)開催「第4回美多彌神社流鏑馬まつり」をより充実した内容で開催し、多くの方に感動をお届けします。


「第4回 美多彌神社流鏑馬まつり」について ※小雨決行

 日 時 : 令和8年3月29日(日)

 場 所 : 鴨谷野球場(堺市南区鴨谷台2-4-1)

 アクセス:泉北高速鉄道「光明池駅」下車

 執 行 : 弓馬術礼法 小笠原教場

 主 催 : 美多彌神社流鏑馬保存会


当日のタイムスケジュール

 11:00  会場受付開始(鴨谷野球場)

 12:00  美多彌神社拝殿にて流鏑馬神事斎行

 12:30  記念式典開始

 12:50  子ども流鏑馬礼法講習会 木馬騎射披露

 13:00  美多彌神社流鏑馬まつり 執行

 14:30  美多彌神社流鏑馬まつり 閉会

*会場には駐車場がございませんので、来場の際は公共交通機関を利用いただくか、車でお越しの際は「タイムス光明池第一」や「近隣商業施設」の有料駐車場をご利用下さい。
*タイムスケジュールは今後変更する可能性があります。詳細はホームページでご確認ください。


資金の使用用途

 皆様からご支援いただいた資金は「第4回 美多彌神社流鏑馬まつり」を斎行するにあたり、ご来場いただく皆様に流鏑馬を安全に楽しんでいただける対策をする費用に充てさせていただきます。具体的には、安全確保のための警備員や誘導員の増員等を考えております。皆様のご協力よろしくお願いいたします。
< 資金の使途想定 > 会場設営費: ¥300,000、 広報宣伝費: ¥200,000、 会場警備費: ¥200,000、 音響機器: ¥100,000、 動画諸経費: ¥100,000、 輸送費: ¥100,000


美多彌神社の流鏑馬 
    ― 受け継がれてきた歴史と、未来への願い

美多彌神社の流鏑馬(やぶさめ)は、単なる騎射の技ではなく、この地を守ってきた人々の誇りと絆の象徴です。

その起源は平安時代末期、河内国矢田部からこの地に移り住んだ大中臣助正(おおなかとみのすけまさ)が、田畑の開発を進めたことにさかのぼります。子孫の大中臣和田(みきた)氏は、金剛寺のほか奈良興福寺・春日大社、さらには摂関家とのつながりを得ながら、鎌倉幕府の御家人として一族をまとめ、和田谷を守り続けました。

当時の文書には、「武射訓練費にあてるための免田、弐段」が記されており、和田氏が武射の鍛錬を重んじていたことがうかがえます。流鏑馬や武射は戦のためだけでなく、一族と領民を結ぶ重要な祭事としても行われました。

しかし、時代の移り変わりと共に、祭事としての流鏑馬も姿を消していきました。それでも、地域の人々の思いが消えることはありませんでした。

現代まで、脈々と受け継がれてきた精神をもう一度形にしたい――。

その願いが実り、平成26年(2014年)、実に720年ぶりに流鏑馬が復活しました。続く平成30年には第2回のまつりが開催され、4年ごとの実施を目指して歩みを進めています。


子ども流鏑馬礼法講習会 ― 未来を担う子どもたちへ

流鏑馬を未来へつなぐためには、若い世代に魅力を伝えることが欠かせません。この想いのもと、弓馬術礼法小笠原教場の全面協力を得て「美多彌神社子ども流鏑馬礼法講習会」が設立されました。文化庁の支援事業にも採択され、地域全体の期待を背負う取り組みです。

泉北地域の小学4・5年生を対象に募集し、平成26年の開講以来、令和8年度で13期生を迎えます。

子どもたちは、小笠原流礼法の所作を学び、立つ・座る・進むといった基本動作を通じて、弓の歩射や騎射につながる技術・精神・作法等を身につけていきます。伝承用の木馬や鎧直垂・行縢・水干などの衣装も古式に則って新調され、年間12回以上の講習や乗馬訓練、地域の神事での奉仕を経験し、伝統文化の担い手としての自覚と、ふるさとへの誇りを育んでいます。


美多彌神社について

美多彌神社(みたみじんじゃ)は、延長5年(927年)に完成した『延喜式』に記載される式内社で、古くから和田郷(現在の大阪府南部中央付近)の氏神として崇敬されてきました。

御祭神は、中臣氏(藤原氏)の祖先神である 天児屋根命(あめのこやねのみこと)。

明治時代の合祀により、須佐之男命・菅原道真公・天之水分大神・厳島神・大国主大神・熊野大神・琴平大神・八幡大神なども合わせ祀っています。

社名の由来は、弘仁6年(815年)編纂の『新撰姓氏録』に記される古代氏族 民直(みたみのあたい) に求められます。

「民(みたみ)は美多彌(みたみ)と訓を正す」と記され、天児屋根命を祖とする民直氏と神社のつながりが示されています。

飛鳥時代の人物・民直小鮪(みたみのあたいおしび)は、壬申の乱(672年)で天武天皇側として戦ったと伝わり、『日本書紀』には民直氏の名もみられます。

かつての神社は、社叢の木々が豊かに繁り「王森」と呼ばれ、後醍醐天皇の時代には3万坪ほどの広さを持っていました。

天正5年(1577年)、織田信長の兵火により社殿や古文書は焼失しましたが、文禄元年(1592年)に和田道讃によって再興されています。

現在の境内には、分布の東限に近く、樹林を形成することが珍しい シリブカガシ(通称:いっちん) が自生しており、昭和47年(1972年)には大阪府天然記念物、平成2年には「大阪府みどりの百選」に選定されています。


最後に

720年の時を越えて受け継がれてきた、美多彌神社の流鏑馬。悪疫退散や五穀豊穣を願う人々の祈りとともに、この地に深く根づいてきた日本の大切な文化です。

一度は途絶えたこの流鏑馬を、もう一度未来へつなぎたい。子どもたちの目が輝き、地域に誇りが戻り、人と人が結び直される――私たちは、このまつりを再び“ふるさと”の中心に取り戻そうとしています。

皆さまのご支援は、過去から未来へ続く確かな一歩です。どうか、この美しい伝統をともに守り、次の世代へ手渡してください。

温かいご支援を、心よりお願いいたします。

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • 公開初日

    2025/12/30 19:50
    本日、無事にクラウドファンディングを公開することができました。公開直後から、さっそくご支援や温かいメッセージをお寄せいただき、心より感謝申し上げます。一つひとつの応援が、流鏑馬まつりを守り、次の世代へつなぐ大きな力になっています。改めて、このまつりが多くの方の想いに支えられていることを実感した一日でした。本日は、関係者や地域の皆さまへのご案内、SNSでの発信を中心に活動を行いました。まだ始まったばかりですが、ここから一歩ずつ、丁寧に進めてまいります。引き続き、応援・ご支援、そしてページのシェアにご協力いただけましたら幸いです。どうぞ最後まで見守ってください。 もっと見る

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