第3回流鏑馬まつりの射手の一場面です。皆さまは、最初の三騎の射手と、それ以降に続く射手とで、装束や矢に違いがあることをご存じでしょうか。写真の射手が身に着けているのは、はじめの三騎による流鏑馬が終了した後に行われる騎射鋏物(きしゃばさみもの)(平騎射)の装束です。この装束は、江戸時代の武家装束をもとにしたもので、流鏑馬射手が着る装束に比べ、より軽装となっています。射法や所作だけでなく、装束や矢の違いからも、流鏑馬の流れや役割の変化を感じ取ることができます。こうした細やかな違いも、流鏑馬まつりの見どころのひとつです。ぜひ会場で、その違いにも注目してご覧いただけたらと思います。
1月18日、美多彌神社のとんど祭に参加してきました。当日は参拝や厄除けぜんざいの列に並ばれている皆さまへ、第4回流鏑馬まつりのご案内とPRを行いました。「前回の流鏑馬まつりに行きました」「今年も楽しみにしています」と、たくさんの温かいお声をかけていただき、流鏑馬まつりが地域の方々に知っていただき、関心を持っていただいていることを、あらためて実感する一日となりました。こうしたご声援は、私たちにとって大きな励みです。皆さまのご期待にお応えできるよう、引き続き、まつりの準備を丁寧に進めてまいります。本まつりの開催と、伝統を次の世代へつないでいくため、クラウドファンディングを通じたご支援にも、ご協力をいただけましたら幸いです。
第3回流鏑馬まつり、壱之射手の一場面です。一の的を射抜いた直後、次の二の的へと向かう瞬間が写されています。このとき射手が身に着けている衣装は、鎌倉時代の武士の衣装である狩装束(かりしょうぞく)。的中の余韻に立ち止まることなく、馬上で姿勢を保ち、気持ちを切り替え、次の射へと進む。その一連の動きには、長い稽古と積み重ねが凝縮されています。武士の装束に身を包み、稽古に支えられた射が重ねられていく――この写真は、流鏑馬が今も生きた形で受け継がれていることを伝えてくれます。積み重ねてきた稽古と、多くの支えの上にある流鏑馬まつり。その姿を、これからも大切に受け継いでいきます。
第2回流鏑馬まつり、朝練の一場面です。本番とは違い、練習のときだからこそ撮ることができた角度の写真です。流鏑馬をご覧になった際、「馬に乗りながら、どのように矢を番えているのだろう?」と疑問に思われたことはないでしょうか。この写真では、その動きの一端を見ることができます。矢は下に引き抜き、そこから弓へと運ばれます。その一連の動作を、走る馬の上で行い、そして次の的に向かって矢を放つ――。言葉にすると短い動きですが、長い稽古の積み重ねがなければ成り立ちません。どれほどの鍛錬が必要か、想像するだけでも容易ではないことが伝わってきます。ぜひ実際に会場へ足を運び、長い稽古の時間に支えられた流鏑馬を、目の前で感じていただけたらと思います。皆さまのご支援が、こうした稽古の継続と、まつりの開催につながっています。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします。
第1回流鏑馬まつりの一場面です。この地で、およそ720年の時を経て、再び流鏑馬が行われました。馬が駆け、矢が放たれ、的が立つ。文献の中にあった光景が、この場所で現実のものとしてよみがえった瞬間です。第1回目の流鏑馬まつりは、決して完成された形ではありませんでした。手探りの準備、限られた環境、それでも「この地で流鏑馬を行う」という思いがありました。この一回目があったからこそ、稽古を重ね、形を整え、子どもたちへと学びをつなぐ現在の取り組みへと続いています。720年ぶりに戻ってきた流鏑馬を、一過性の行事で終わらせず、次の世代へと受け継いでいく。その歩みは、この日から始まりました。このころからご支援くださっている皆さまにも、今回初めて流鏑馬まつりをご覧になる皆さまにも、「見てよかった」と感じていただける流鏑馬まつりとなるよう、現在、準備を進めております。引き続き、ご理解とご協力を賜りましたら幸いです。




