【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

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【毎日更新】第4回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』

 ともあれ、レストランだ。そんな何もねえ、つまんねえ所までやってきたんだ。二十分もかけて、バス代も使って。

 意地でもマカロニグラタンを食ってやるぞという気で、目的のビルを探した。バス停の名前がスッと出てきた割に、肝心の所在地は曖昧で、ビルの外観はイメージできるんだが、どこをどう行けばそこにたどり着くのか分かりゃしねえ。

 結局俺たちが目的のビルを見つけたのは、太陽が低くなり始めた頃、バス停を降りて三十分近く経ってからのことだった。


 ひと目で古いって分かる、寂れたビル。ガキの頃は立派だと思っていたが、今は背後にもっと大きなビルが建っていて、みすぼらしく見えた。二階部分から最上階までつづく縦長の看板がかかっていて、それに各階のテナントロゴが書かれてある。株式会社なんとかとか、なんとか不動産とか、ほとんどが企業のオフィスのようだったが、五階部分に「キッチンクリハラ」という、なんとなく覚えのある名前を見つけた。

 バカ面で見上げるオッサン四人。

「あれじゃねえの、五階にあるやつ」タカが言う。

「他に飲食店ねえしな」涼介の冷静なツッコミ。

「で、どうなんだよ」

「うーん、確かああいう名前だった、かな」

「三十年もやってんのか? それ、すごいなあ」ボンが感心したように言う。奴の実家は食堂なので、その凄さが分かるんだろう。まあ、あのきったねえ食堂でも同じくらいか、下手したらもっと長くやってるわけだから、まあ何とかなるもんなのかもしれない。

 とにかく、ここが目的地だ。

 エレベーターがなかったので俺たちは老体に鞭打って階段を上った。酔っ払いのオヤジにはキツイ道のりだ。昔の建物だからか通路の幅が一メートルくらいしかなくて、余計に疲れる。日曜日でオフィスは休みらしく、一階から四階までは全く人気を感じなかった。何となく俺たちは無言で、最後の折り返しを過ぎた。

 「キッチンクリハラ」というさっき見たのと同じロゴが、壁に埋め込まれた木製の看板に書かれてあった。同じく木でできたロッジ調のドアには「OPEN」のパネルがかかっている。涼介が躊躇なく扉を開けて「やってっかー」と中に入っていく。ボンものんびりとその後に続き、最後にタカが、「なんかいい感じじゃん」とウキウキした様子で入っていく。


〜第6回に続く〜

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本日はここまでです。

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それでは、また明日。

児玉ロウ

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