はじめに
なぜベリーズ?
中央アメリカのカリブの国ベリーズは、いち早くマングローブ保全を国策に取り入れた世界的な環境政策先進国で気候変動対策にも積極的。海を舞台とする気候変動対策ブルーカーボン研究文献を探るうちベリーズでのマングローブ研究事例に辿り着きました。
なぜアート?
30代で音楽留学した当時アメリカでリアルタイムに観た気候変動の映画『不都合な真実』 に驚きを受けた。22年間のアメリカ生活の後日本に帰国。コロナの時期に気候変動が気になり、この映画を見直したが「気候問題が全然解決されていない」ことに衝撃を受ける。仲間とバンド(BLUE CARBON SOUNDという演奏活動)を2020年に開始しブルーカーボン(沿岸域の植生による炭素貯留)を音とアートで伝える創作活動を日本、北米、台湾で展開。海の素材海藻から始めたサウンドアート作りは現在マングローブ探求に発展した。(過去の音響アート作品例はこちら。)
米国の気候変動対策は今どうなの?
米国政府閉鎖が最近ありましたが、近年気候変動関連のプロジェクトや政策が大きく削減され揺れているアメリカ合衆国です。この国の気候変動対策が困難に直面しているにも関わらず、アメリカのアート助成に気候変動対策研究のブルーカーボンをテーマに採択されベリーズでブルーカーボンのアート研究活動をしています。
具体的な活動内容は?
滞在中のベリーズで地元小学校の子どもたちをマングローブ林に連れて行くフィールドトリップの実施費用と、環境教育を支える地元ガイドの研究参加への諸経費などをご支援お願い致します。プロジェクトは支援金額によらず実行します。今回の学校費用の目標額を達成できたら、ネクストゴールとして現地の複数の学校を継続的にフィールドトリップに連れてゆくアート・プロジェクトの創立を手掛けたいと願っています。
1|未来の自然を“体験”から学ぶプロジェクト
カリブの国ベリーズのスタンクリークにあるダングリガで小学校の子どもたちを対象に、ブルーカーボンと気候変動の基礎学習(JICA環境隊員による講義)、音とアートによるブルーカーボン体験(ワークショップ)を通じて段階的な学びを積み重ねてきました。訪問授業をした5校のうちZIONという小学校と素早く連携が進み今回フィールド・トリップを企画実施しました。
写真は現地で作成のマングローブ映像アートを子供達に披露している様子。
(壁にSCIENCEと表記がありますがサイエンス授業ではありません)
左がJICA環境隊員、右が私(安田)です

(大学と小学校合わせて5校に通算8回の学校訪問を実施しました)
このクラウドファンディングは、① ZION SDAプライマリースクール生徒のGra Gra Lagoon 国立公園へのフィールドトリップ(教育) と② 私の気候アート・リサーチのためTwin Cays でのマングローブ調査への専門家同行費(研究)の2つの活動を支援していただくものです。
子供達が気候変動の知識を得るだけでなく、アート・ワークショップで海や自然の働きのイメージを膨らませた次のステップは、これらの学びを実際のマングローブ生態系を体験し確認することです。そこでフィールド・トリップを企画実施しました。
2|Gra Gra Lagoon へ子どもを連れていく意味
気候変動対策の先進国であるベリーズがマングローブ保護に力を入れていても普通の子供はブルーカーボンという言葉を知りません。自分の国の価値を知り誇りを保つためにも彼らにマングローブの実態を理解してもらうことが大切です。
ブルーカーボンと気候変動の基礎知識(JICA環境隊員による講義)音を中心としたブルーカーボン体験ワークショップ(第1回音楽)映像と造形によるブルーカーボン体験ワークショップ(第2回アート)の後に、学びの最終ステップに今回の自然観察のフィールドトリップを実施しました。
現地で泥炭を観察する小学生
マングローブ林に願いを

このスクールバスをチャーターしました
ベリーズのバスは米国の払い下げです

3|研究面で:Twin Cays でのマングローブ調査
ベリーズは世界第二の規模の珊瑚礁が知られていますが、マングローブの豊富な小島もたくさんあります。こうした島を「キー」と呼んでいて、これらの中でもスタンクリークの沖合にあるTwin Caysはマングローブが泥炭(peat)を育てながら島を形成し続けることで知られる生態系です。珊瑚とマングローブの関係など重要な学術研究調査の拠点になっています。
泥炭を採取中の筆者

4|今回ご支援頂きたい費用(合計:10万円)
<教育:Gra Gra Lagoonへの小学校フィールドトリップ交通費>
- バス代他経費:約3万円
子どもたちの移動費などの諸費用を支援いただきます。
ガイド案内や教材費用は ReefKeeper Belize と学校が負担します。
(写真は校長室でバス代を現金現金で支払っているところ)

<研究:Twin Caysへの環境ガイド派遣費用>
- ボート移動費他 約2万円
- ガイドさんの現地宿泊費+食費+安全管理費 約3万円
現地での活動費用を直接支えるために使用します。ガイドは無償で働いてくれます。
<諸費用>
雑費:リターン作成と発送作業への謝礼、文房具購入他 約2万円
合計 10万円
5|リターン解説
リターンには、お礼のメッセージのみ、お礼のメール、メール添付でお送りするアート作品のデジタル画像、オンライン報告会などがあります。リターンのページでご確認ください。
特別リターンとして、マングローブアートの青写真のコピー(郵送)も提供しますので、以下に詳細を記します。
特別リターン:日光写真のコピーについて
成長したマングローブの枝や葉、そして種というか苗というか(プロパギュールと呼ばれる)細長い「次世代のマングローブ」が影絵のように白く浮かび上がります。白く影を映し出すシンプルで幻想的な感光紙を使っています。
ブルーカーボンという言葉の中核にある「ブルー」、海の青と重なるこの色は、マングローブのひみつや大切さを、見る人の心にそっと届けてくれるでしょう。
(写真はダングリガでアート展示の際に撮影したもの)
(以下の写真はダングリガ沖合にて研究リサーチ中に日光写真作成の様子)
感光紙を設置してマングローブの陰影を投射します

現像の際には錆びた古釘で定着を促進

カリブの強い陽光で乾燥させます

Q&A
Q1. リターンはいつ届きますか?
A.・それぞれ制作時期が異なります。詳細はそれぞれのリターンの解説をご覧ください。
Q2. 青写真の海外発送はできますか?
A. 残念ですができません。日本国内のみです。
Q3. リターンが要らない場合の支援方法は?
A. 支援をすることが目的でリターンは最小限で良い、という方には、いくつかの金額の選択肢がありますので、リターン項目から金額を選んで選択してください。こちらの場合は、メルアドや送り先のご住所などの個人情報は不要です。
Q4. 支援金は何に使われますか?
A.今回の支援は
- Zion 小学校の Gra Gra Lagoon へのバス代(教育)
- Twin Cays での 専門家同行滞在活動費(研究)
を中心とした経費約10万円 に充てられます。余剰金が出た場合は、今後のブルーカーボンサウンド活動費に充当します。目標額が短期で達成された場合はネクストゴールを設定し追加の支援をお願いする中で余剰金を活用します。
Q5. 子どもたちの作品や写真の取り扱いは?
A.児童の個人情報と安全を最優先し、
- 顔写真は使用しない、個人が特定されない形で作品を扱う、将来顔写真が使用される場合は学校と保護者の確認を経て発信する、というルールで運営します。
Q6. BLUE CARBON SOUND や安田の活動はどこで見られますか?
A.活動記録や音源の一部は SNS やオンラインで随時発信予定です。特にウェッブサイトなどはまだありませんので(将来の課題)今後皆様のご支援を仰いで情報周知できる準備を進めたいと思います。
Q7. BLUE CARBON SOUND 応援を継続したい場合はどうすれば良いですか?
A. ぜひ仲間になってください。
最新の活動報告
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プロジェクトがSUCCESSしました!!!
2025/12/24 16:40おかげさまで目標達成!101%の「成功」を掲げて前進を続けますご支援いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました!!!!明日、研究施設の島を離れて陸上活動に戻り、ベリーズでコネクションを得た土の専門家さんと交流後に年末に日本に帰国します。リターンについてお知らせです。ブルーカーボンを音(sound)で表現するという趣旨を団体名にして活動をしていますが、今回経験不足から手違いでキャンプファイヤー掲示の団体名「サウンド」をSonndと誤記してしまいました。本当はSoundなのですが、残念ながらこれを修正するためには一旦キャンプファイヤーを退会し、再入会する必要があります。そのためリターンの発送と履行を予定よりも早く終了し今回のファンディングを早期に完了させて、新たな団体名登録をしたいと考えています。つきましては、2月、3月発送のリターンをお申し込み頂いた皆様には1月中の早期発送について個別にお願いのメールをお送りして行きますので、ご理解ご協力を頂ければ幸いです。2026年にはCNNのドキュメンタリー映画BLUE CARBONを日本語字幕作成し上映会をするほか、アーティスト支援のシステム創生を通じて気候変動対策に寄与して行きたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。BLUE CARBON SOUND 安田 宏 もっと見る
種子が凍結されたら?
2025/12/24 01:18イマジネーションの解説です本来なら落下し、発芽して未知の地へ向かうはずのマングローブの種子プロパギュールもしそれが氷に閉じ込められ、時間ごと止まってしまったら──そんな想像から、このイメージは始まった。熱帯の国ベリーズに寒波や異常気象が続いたら、凍結という現象が起きても不思議ではない。プロパギュールと呼ばれるマングローブの種子は、海を漂い、親木から離れ、新天地で生きる力を持つ得意な種子だ。気候変動の最前線に立つ次世代のフロントランナーとして研究対象にもなる。その命が、寒波によって凍りつき未来へ進む可能性を閉ざされる日が来るのかもしれない。この光景から何を読み取るかは、見る人次第だ。時間を閉じ込めたタイムカプセルとして、希望を見ることもできる。あるいは、生命の気配を失った冷たい未来を想像することもできるだろう。スタンクリーク に浮かぶマングローブ島という熱帯の場所で、気候変動の行き先を占うような感覚に包まれた体験をもとに、ベリーズ滞在の終盤ビジュアル作品としての最終制作を行った。太さ3インチの塩ビ管を3本、地上に正三角形を描くように配置し泥炭に立てる。その上に、プロパギュールを封じ込めた氷塊を載せ、ライトアップしてマングローブ林の中で撮影した。(一連の実験や作業はベリーズ当局Fisheryの許認可を得て、環境破壊に配慮し実施しております) もっと見る夕日にタートルシェルドラムが響く
2025/12/20 21:04スタンクリークのSouth Water Caysで日光写真撮影とマングローブの音響テストの合間にゲイリーとセッション!絶景の夕日を浴びながら亀の甲羅のタイコとギターとトランペットでジャムっていたら、女子大生が飛び入りで見事なコーラスを展開してくれました。海洋学専攻の勉強疲れで音楽に飢えていたと言いながらタイコも叩いてくれて楽しいひと時でした。 もっと見る







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