今日は、再従兄弟(はとこ)の結婚式に出席してきました。映画の準備で慌ただしく過ごす日々の中、ほんの少しだけ足を止めて向かった一日。会場は、海と緑が美しく見渡せる、開放感あふれる場所でした。柔らかな光に包まれた中で、新しい家族が誕生する瞬間。その光景は、ただただ尊くて、見ているだけで胸の奥がじんわりと温かくなりました。晴れ姿の再従兄弟のお兄さんを見て、「本当におめでとう」「来てよかった」心から、そう思いました。久しぶりの再会が教えてくれたこと式場には、久しぶりに顔を合わせる親戚たちがたくさん集まっていました。「出演作、見てるよ」「次はいつ出るん? また教えてね」役者として活動してきた僕を、ずっと遠くから見守ってくれていた人たちの言葉。嬉しさと同時に、「もっと頑張らなきゃいけないな」そんな焦りにも似た感情が、胸に込み上げてきました。それぞれが、それぞれの場所で生きて、戦って、今日この日にまた集まって、笑い合っている。ふと、こんなことを思いました。もしかしたら僕たちは、「またこうして再会するために、日々を必死に生きている」のかもしれない。僕たちは永遠じゃない。でも——僕たち人間に、「永遠」はありません。命には終わりが来るし、形あるものは、いつか変わっていきます。でも、心に息づかせることはできる。誰かの笑顔。かけてもらった言葉。その場の空気や、涙の温度。目には見えなくても、記憶として、物語として、次の誰かに繋いでいくことはできる。今日、親戚たちの笑顔や涙を見つめながら、そのことを強く感じていました。監督として、今の僕がすべきこと結婚式の帰り道、自分の中で、はっきりとした思いが浮かびました。今の僕がすべきなのは、「自分のため」に上を目指すことだけではない。今、目の前にある大きな目標。映画『遠くへ〜キタキューラプソディ』を完成させること。そのために、僕が守るべきものがあります。出演してくださる役者の皆さんが、余計な不安なく、芝居だけに集中できること。スタッフ全員が同じ方向を向き、安心して力を出し切れる現場を作ること。その環境を整え、作品を最後まで形にすることこそが、監督である僕の責任だと、改めて思いました。この映画は、僕のものじゃないこの映画は、僕ひとりのものではありません。この街のもの。情熱を注いでくれる役者とスタッフのもの。そして、不器用な挑戦を応援し、待ってくれている皆さんのものです。僕たちは永遠じゃない。でも、この街の風景の中に、誰かの記憶の中に、心に息づく物語を残すことはできる。今日、結婚式で受け取ったたくさんの祝福とエネルギーを、そのまま映画の力に変えていこうと思います。繋いでいくために、走り続ける愛は、受け取るだけじゃなく、次の誰かへと繋いでいくもの。僕にとって、それが『遠くへ〜キタキューラプソディ』です。出会ったすべての人、これから出会うすべての人の笑顔を楽しみに。僕は、僕の役割を精一杯果たしていきます。また明日から、走り出します。監督・脚本 犬塚俊輔#映画 #北九州 #黒崎 #結婚式 #家族の愛#遠くへキタキューラプソディ #映画制作 #覚悟 #創作
はじめに...まず、この記事に目を通してくださっているあなたに、心から感謝を伝えたいです。世の中にはこれほど情報が溢れていて、みんなそれぞれ「興味があること」しか見ない時代です。そもそも文章なんて読まない、動画の方が好きだという方も多いでしょう。そんな中で、どこの誰かもわからない男が「地元の町で映画を撮る」という内容の記事を、スルーせずに読んでくださっている。それだけで、本当にありがとうございます。……とは言いつつ、「一人でも多くの人に、この挑戦を知ってもらいたい」という強烈なエゴが自分の中にあるのも、また事実です。香椎を過ぎて、黒崎へ僕は今、東京から福岡空港に着き、博多駅を経て実家のある黒崎へと向かう電車の中にいます。ついさっき香椎駅を過ぎました。僕は降りないので、電車は次の駅へと動いていきます。この道中から、映画の進捗や僕自身の心境を書いていこうと決めました。実は、周りからは「映画のクラウドファンディングが1月から始まっているのに、SNSを更新しなさすぎだ」と、ずっと言われ続けているんです。「誰が読んでるんだ?」という違和感正直に言えば、僕はSNSで発信することがずっと苦手でした。10〜15年ほど前は、ブログも書いていたんです。でも、続けていくうちに、ある違和感が膨らんでいきました。「ちょっと待て……これ、一体誰が読んでるんだ?」誰かが読んでくれている実感が持てず、かといって自分のために書くという気持ちにもなれず、ある時、パタリと書くのをやめてしまいました。それ以来、SNSは事務的な告知をたまにするだけの場所になりました。でも、今。地元・黒崎で長編映画を撮ると決めた今。「この想いだけは、届けなきゃいけないんじゃないか」と、自分が自分にそう問いかけてくるのです。東京での日々、そして地元の記憶僕はこれまで、主に役者として活動してきました。仕事のついでに北九州へ戻ることもありましたが、それも1年に1回、あるいは2年に1回。その時々の経済状況と相談しながら、やっとの思いで帰るような時期もありました。でも、東京でどんな生活をしていても、ふとした瞬間に思い出されるのは地元の風景や、当時出会った人たちの顔でした。久々に歩く黒崎、特に熊手商店街のあたりは「テナント募集」の文字が目立ち、シャッターが閉まった店も増えています。それを見て、「寂しい」と嘆くだけでいいのか?誰かが何かをやってくれるのを待つのか?いや、違う。「だったら、俺がやる」そう、腹を括りました。登場人物に投影した「行き場のない気持ち」今回の映画『遠くへ〜キタキューラプソディ』に登場するのは、どこか行き場のない気持ちを抱えた人たちです。• 吃音を抱え、教室で息苦しさを感じている中学生の翔。• 東京でくすぶっている売れない俳優の叔父・柊二。実は、僕自身がずっと「行き場のない気持ち」を抱えて生きてきました。だからこそ、この作品を作りたいのだと思います。登場するキャラクターたちには、間違いなく僕自身の断片が投影されています。不器用な家族が、黒崎という街で、音楽や人との出会いを通して少しずつ変わっていく。描きたいのは、派手な奇跡ではありません。**「あってもおかしくない、小さな変化」**です。〜23:05、僕たちの物語が始まる〜この映画は、僕の原点であり、これから先の5年、10年を見据えた第一歩です。いつか、黒崎の商店街にスクリーンを立てて「黒崎商店街映画祭」を開きたい。そんな夢の、いちばん最初の“種”として、この映画を撮ります。SNSが苦手だなんて言っている場合じゃない。この不器用な挑戦の過程を、泥臭い部分も含めて、できるだけオープンに綴っていこうと思います。電車はあと少しで、23:05、黒崎駅に着きます。黒崎に縁がある方、映画が好きな方、あるいは「何かを始めたい」ともがいている方。どこか一行でも、あなたの心にひっかかるものがあったら嬉しいです。よかったら、一緒に見守ってください。そしていつか、スクリーンの前でお会いしましょう。※支援者限定記事に関しましては、またこれから投稿していきます。よろしくお願い致します。監督・脚本 犬塚俊輔#映画#北九州#黒崎#遠くへキタキューラプソディ#犬塚俊輔#クラウドファンディング#映画制作#商店街#役者




