北九州の映画の聖地、小倉昭和館へ今日は、北九州が誇る映画館『小倉昭和館』へご挨拶に伺いました。ここは、一度は火災に見舞われながらも、クラウドファンディングによって再建された、歴史と人々の想いが詰まった場所です。名だたる監督や俳優が訪れるこの聖地に立ち、その重みを肌で感じてきました。小倉昭和館からの帰り道、制作担当のMさんと車を走らせながら、これからの課題について話し合いました。準備が進むにつれ、突きつけられる現実は厳しくなり、時には「腹を決めた決断」を迫られることもあるでしょう。「準備の段階が、これほどまでに大変なのか」 身をもって知る日々ですが、その重みこそが、作品を本物にしていくのだと自分に言い聞かせています。無駄になんかならない、ゴミ拾いの時間Mさんと別れた後、一人で再び商店街のゴミ拾いに向かいました。 ビラ配りの許可が下りるまでの間、今の僕にできることは、この街の地面を綺麗にすること。「こんなこと、意味があるのか?」 そんな声が聞こえてくることもあります。でも、無駄になんてならない。 一つひとつのタバコの吸い殻を拾うたびに、街の呼吸が少しだけ整うような気がして、僕は自分の信念を拾い集めるように歩き続けました。戦友、福場俊策の熱い背中家に帰ると、SNSで嬉しい光景が目に飛び込んできました。 今回、出演してくれる役者の福場俊策が、僕の映画を全力で宣伝してくれていたんです。福場さんは、かつて寝食を共にし、数え切れないほどの夜を語り明かした役者仲間。もはや家族のような存在です。僕が悩み、立ち止まりそうになった時、いつも一緒に酒を飲み、笑い飛ばしてくれたのは彼でした。 誠実で、着実に前へ進む彼の姿を、僕は心から尊敬し、頼りにしています。彼の熱い投稿を見て、自分の中にあった小さな不安が吹き飛びました。 「へこたれている暇なんてない。やるしかないんだ」 戦友が灯してくれた火が、僕の心に再び火をつけました。妥協なき「命」の吹き込みそんな中、共作で脚本を執筆してくれている方から、最新の修正箇所が届きました。 今、僕たちはそれぞれの役に「命」を吹き込んでいく作業の真っ只中にいます。ホン(脚本)は来月には書き上がる予定です。一刻も早く役者やスタッフに渡してあげたい。でも、ここで妥協することは許されません。 生半可な気持ちでこの企画を立ち上げたわけじゃない。何人もの人を巻き込み、人生を預かってもらっている以上、本気でなければ失礼です。「熱量」の表し方は人それぞれです。 大きな声で叫ぶ人もいれば、静かに脚本を磨き上げる人もいる、地面のゴミを拾う人もいる。 僕の気持ちは、いつだって前のめりです。監督・脚本 犬塚俊輔#映画 #北九州 #小倉昭和館 #黒崎 #福場俊策 #遠くへキタキューラプソディ #脚本 #映画制作 #不器用な挑戦 #クラウドファンディング
繋がっていく、キタキューの絆東京にいた頃、僕が板の上に立つ舞台を観に来てくださっていた北九州の大先輩、Sさん。 今日はそのSさんに導かれ、街のあちこちへ挨拶回りに伺いました。「北九州で映画を撮るそうなんです」Sさんが繋いでくださる方々は、どの方も本当に素敵で温かい方ばかりでした。 一人ひとりと目を合わせ、言葉を交わすたびに、「必ずこの映画を完成させて、最高の形でお返しをしなければ」という心地のよいプレッシャーが、僕の背筋をすっと伸ばしてくれました。そして、隣にはプロデューサーであり制作担当のMさん。 撮影が始まれば改めてご紹介しますが、今は共に走り、共に悩み、支えてくれる心強い相棒です。小倉から黒崎へ、夢を現実に変える道中挨拶回りを終え、Sさんと別れてMさんの車で小倉から黒崎へと戻る道中。 車内では、企画のブラッシュアップやスケジュールの整理など、現実的な「戦術」をひたすらに話し合いました。窓の外を流れる見慣れた景色。 でも、一人で帰省していた時とは違う。隣に仲間がいて、街には待ってくれている先輩がいる。 その事実だけで、アクセルを踏む音さえも力強く聞こえるような気がしました。黒崎に戻ると、昨日と同じようにトングを手に取りました。 でも今日は1人じゃない、Mさんは軍手をはめて、参加。商店街の隅に落ちているタバコの吸い殻。 一つ、また一つ。 Mさんと二人で黙々と拾い集める時間は、浮き足立ちそうな心を地面に繋ぎ止めてくれる、大切な儀式のようでもありました。『ふじいの明太子』と、ご夫婦の笑顔ふと足が止まったのは、以前Mさんと立ち寄った『藤井兄弟物産』さんの前でした。 あの日買った干物の美味しさが忘れられなくて、気づけばそこに。ご夫婦が、出迎えてくれました。 僕は「ふじいのからし明太子」を、Mさんは天ぷらを手に。 お店の片隅で、最近のパレードの話や、おじちゃんたちの姪っ子さんの話、そして僕らの不器用な挑戦の話……。「頑張って」その一言が、買ったばかりの明太子の箱よりもずっと重く、温かく、胸に響く。この明太子はネットでも買えるけれど、この場所で、このご夫婦と笑いながら受け取った「温度」だけは、ここに来ないと手に入らない。「ことば」を紡ぐ、その前にSさんが繋いでくれた縁。 Mさんが共に拾ってくれたゴミの重み。 そして、藤井さんご夫婦がくれた、心強い応援の声。今日いただいた温かい言葉、明太子のピリッとした辛さ、間違いなく自分自身の血肉となり、映画の中に息づいていくはず...そうであってほしい。誰かのため、この街のために。 監督・脚本 犬塚俊輔#映画 #北九州 #黒崎 #藤井兄弟物産 #明太子 #遠くへキタキューラプソディ #映画制作 #師弟 #仲間 #ゴミ拾い




