クラウドファンディング終了から、約1ヶ月。皆様のおかげで、ついにNagi no Ne 東吉野の宿泊が近づいてきました。改めまして、立ち上げを応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。今回のクラウドファンディングは、単に「新しい宿をつくる」ためだけの挑戦ではありませんでした。Nagi no Neに泊まっていただくことが、東吉野村で暮らす方々の日常を少しずつ支える仕組みにもつながっていく。そんな“地域とともに続いていく宿”をつくるための挑戦でもありました。Rebeが運行に関わっている「買い物バス」の取り組みのその一つです。ゲストハウスRebeでは、宿泊売上の一部を、村民の方々の買い物支援に活用してきました。そして2棟目となるNagi no Neでも、同じように、宿泊の収益の一部を地域の暮らしを支える活動へ還元していく予定です。「泊まること」が、ただの観光や滞在で終わらず、村で暮らす人の移動や交流、日々の安心につながっていく。今回は、インターンとしてRebeに関わっている大学生のぴのさんが、実際に買い物バスに同乗し、その様子と感じたことをレポートしてくれました。少し長文にはなりますが、ご覧いただけると嬉しいです。============インターンでRebeに関わっている、大学生のぴのです。今日はRebeが運行する「買い物バス」の日でした。私も同乗させていただいたので、その様子や私が感じたことをお伝えしていきたいと思います。 そもそもこの買い物バスとは、月に2回、東吉野村の方々を榛原(はいばら)のショッピングセンターまで乗せていくというものです。時には、利用される方々のご要望に応じて、野菜の直売所や郵便局などに寄り道することもあります。ゲストハウスRebeでは、収益の10%を買い物バスの運行に利用しているんです。この取り組みは、GOODおせっかいAWARD2024を受賞しました。https://note.com/cnc_note/n/nef2da784d1e2?magazine_key=mcb02f39a961d 最初にこの取り組みを知ったとき、私は「普通のバスと何が違うんだろう?」と思いました。東吉野村でも、奈良交通のバスや役場が運行するバスは走っています。一部区間で予約は必要ですが、この買い物バスも、予約が必要という点では一緒です。「村民の方々にどんなニーズがあるんだろう?」と思いつつ、今日の買い物バスが出発しました。 今回は、免許を返納したり、車を運転できる家族が亡くなったりした村民の方々計6名が予約されています。今日の運転は、Rebeを運営する狩野さん。全員の家の近くまでお迎えし、理学療法士でもある狩野さんが利用者の方々を介助しつつ、榛原へ40分ほどかけて向かいます。 車の中で、利用者の方々にこの買い物バスの何が便利なのかお聞きしました。すると皆さん口をそろえて、利便性とのこと。乗り換えの必要がなく、また買い物が終了する時間に合わせて帰ることができる、余分な待ち時間が発生しないこの買い物バスは、非常に便利だそうです。 また、運賃も大きなポイントでした。村内から榛原まで通常のバスを乗り継ぐと、往復で2,000円かかります。この買い物バスは、Rebeの収益で費用を一部まかなっているため、利用者の負担はわずか200円。日頃から病院に行ったり、銀行や郵便局に行ったりと、村内外の移動にバスが唯一の足となっている方々にとって、月に2回でも負担が軽くなるというのは生活に直結する話のようでした。 さらに個人的に印象的だったのは、「東吉野村って広いな」ということです。皆さんは東吉野村に来られたことはありますか?利用される皆さんをお家の近くまでお迎えに行き、全員が乗るだけで、30分ほどかかりました。そして皆さん「久しぶり~」と。これだけ集落間が離れていると、なかなか車を使えない村民の方々が顔を合わせる機会はないようです。 私たちはいつでもどこでもスマホを使って友達とつながったり、インターネットで気軽に娯楽に触れたりすることができますが、スマホを使いこなせる方々ばかりではありません。ガラケーしか持っていない方もいらっしゃいます。直接顔を合わせ、家からちょっと離れた場所に行ける機会は、単なる買い物の用事を済ませるだけでなく、村民の方々の憩いの場でもあると感じました。 途中野菜の直売所に寄りつつ榛原に到着し、ショッピングセンターで1時間半ほど買い物の時間をお取りします。解散すると、生活用品や雑貨など、東吉野村内では売っていないものも含めて、各自たくさん買い物をされていました。 帰りも皆さんを一軒一軒家の近くまでお送りします。買ったものは車のトランクに載せ、利用者の方の玄関まで、狩野さんが運んでいきます。通常のバスだと、自分が買ったものを自分ですべて運ぶ必要がありますよね。たくさん買い物をすれば、荷物は当然大きく重たくなる。足腰や心臓が悪い方も、生活に必要なものは私たちと同じです。この買い物バスを利用することにより、誰もが自由に、不便さをできるだけ感じることなく生活できるのだと感動しました。 車内で気軽に会話しつつ、大きなものも遠慮なく買えるこの買い物バスは、村民の方々にとって決して通常のバスでは代替できない、単なる交通手段を超えた重要な場でした。2棟目のNagi no Neの収益も、1棟目のRebeと同じように、一部はこうした買い物バスの運行にも利用させていただきます。私たちは、泊まるたびに地域の未来が少し良くなるような、持続可能な地域づくりを支える宿を目指していきます。学生団体「ならぽると」公式Instagramはこちらhttps://www.instagram.com/nara.pporto/




