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今回の報告ブログはPHNOM JUICEができるまでの「なぜカンボジアを選んだのか?」についてです。
初めてカンボジアに興味を持ったのは映画でした。
「僕たちは世界を変えることができない。」という映画です。

学生時代、特にやることがなく暇を持て余していたので、毎日映画を見る生活を送っていました。その時に出会った作品です。内容は大学生の主人公がとあるきっかけでカンボジアに学校を建てるプロジェクトに挑戦することになり、悪戦苦闘しながらも仲間と一緒に学校を建てようとするストーリーです。(カンボジアに興味を持った方は是非見てみてください!)
当時大学生だった僕は、この映画にめちゃくちゃ刺激を受けました。
カンボジアって?
”発展途上国”って?
恵まれない子供達ってどんな生活を送っているの?
自分の目で見ないと納得しない性格なので、その年の夏にカンボジアのシェムリアップに行きました。
中心地から車で30分ぐらいの距離にあるボランティアスクール
小学生から中学生の子供たちに英語を教えるというボランティア。
ボランティアというと、“かわいそう”とか“貧しい”みたいなイメージがありますが、僕の想像していたものと現場は全く異なりました。

目をキラキラさせながら勉強に向かう子供達。汚れたノートとちっちゃくなったペンを握りしめて、会えばいつも元気な「ハロー」をしてくれる。
ただ、田舎の学校は日本のように教育環境は整っていません。学校に窓はないので雨が降れば水浸し。エアコンも扇風機もないので暑い日中は汗をかきながら先生の話を聞く子供達。
それでも、子供たちは毎日を生き生きと、前を向いて生きていました。
子供達の目の中には生き生きとした力がある。ただ生まれてきた環境が異なるだけ。学生だった僕にはどうもやるせない気持ちになりました。
“いつかこの子達のために何かしたい。”
心の中でそう思いました。
そしてその4年後、日本の会社を退職してカンボジアに移住することを決断します。
続く。





