
ガーナでの活動初日となった本日は、ガーナの医療・研究体制を支える国際協力機関および医療機関・研究機関への訪問を行いました。
まず、JICAガーナ事務所では、日本の国際協力機関がガーナの医療課題をどのように捉え、どのような支援を行ってきたのかについてお話を伺いました。特に印象的だったのは、近年の国際支援の減少を背景に、ガーナ政府が国内資源の動員や財源強化を通じて、自国の医療体制を主体的に支えようとする姿勢です。こうした取り組みをJICAが前向きに評価しながら、今後どのように伴走していくのかについて理解を深める貴重な機会となりました。
続いて訪問した野口記念医学研究所では、西アフリカ有数の研究機関としての役割と、研究者の方々が持つ高い専門性と誇りを感じることができました。多様な病原体を扱う研究環境の中で、毎年のBSL(バイオセーフティレベル)試験を実施するなど、安全性と研究の質の担保に取り組んでいる様子が印象的でした。また、COVID-19流行初期には検査体制の中核を担い、その後のキャパシティビルディングを通じて、国全体の医療安全の向上に貢献してきた経緯についても伺うことができました。
野口記念医学研究所で記念撮影
UNICEFガーナ事務所では、ワクチンに関する取り組みについて、ヘルス部門および社会・行動変容部門の双方からご説明をいただきました。ハイレベルな政策支援から地域コミュニティとの対話に至るまで、サプライチェーンなどのハード面と、人々の理解や行動変容を促すソフト面の双方に取り組む姿勢が特徴的でした。特に、若者向けアプリの開発やSNS分析を活用したHPVワクチンに関する健康教育は、ガーナにおけるミスインフォメーション対策として重要な役割を果たしていると感じました。
UNICEFガーナ事務所での様子
最後に訪問したガーナ大学メディカルセンターでは、国内でも最高水準とされる医療体制を実際に見学する機会を得ました。高度な設備や質の高い医療提供体制が整備され、リファラルホスピタルとしての役割を果たしている一方で、ワクチン接種は誰でも無料で受けられる体制が整えられている点が印象的でした。医療施設間の設備や体制の違いについても理解を深めることができ、現場の実情を多角的に考えるきっかけとなりました。
ガーナ大学メディカルセンター
今後も、現地での学びや気づきを活動報告としてお届けしてまいります。
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