
今日は、子どもたちが大好きな「こくうぞうの森」で、椎茸の菌打ち活動を行いました。
原木に開けられた小さな穴に、菌駒を置き、金槌で打ち込む作業。
子どもたちは最初、「簡単だよ!」と言っていました。
けれど、いざやってみると――菌に金槌がなかなか当たらない。
強く打とうとすると、位置がずれる。狙いを定めると、力が弱くなる。
ここには大切な発達の要素があります。
目と手の協応という力
目で位置を確認し、脳で情報を処理し、手を正確に動かす。
これを「目と手の協応」と言います。
日常では、
・字が枠からはみ出る
・ボールをうまくキャッチできない
・箸でつかみにくい
・ハサミで線の上を切れない
こうした様子として現れることがあります。
知らなければ、「不器用だね」で終わってしまうかもしれません。
でも実際は、“できない”のではなく、“まだ育っている途中”なのです。
少しの経験で変わる力
今回の活動でも、何度も打ち直すうちに、しっかりと当たるようになった子がたくさんいました。
特性のある子どもたちは、「努力不足」ではありません。
適切な環境と体験があれば、脳はきちんと育ちます。
森の中での体験は、教室では得られない、
・集中力
・空間認知
・力加減の調整
・身体感覚の統合
を自然に育ててくれます。
山の学校が目指すもの
私たちは、「できない」を責めるのではなく、
“どの力が今、育ち途中なのか”に気づける場所をつくりたいと思っています。
特性のある子どもたちが、自分のペースで力を伸ばせる居場所。
それが、私たちの目指す「第三の居場所」です。
今回の活動も、その一歩です。
皆さまのご支援が、こうした自然体験の継続につながります。
森で育つ椎茸のように、子どもたちの力も、ゆっくり、確実に育っています。
引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします。




