【鶴ヶ城の桜の天然酵母で発酵した珈琲で、珈琲の未来を変えたい!】福島の発酵技術で、鶴ヶ城の春を一杯の珈琲へ
はじめまして。会津発酵珈琲株式会社代表の藤原多聞(ふじわら たもん)と申します。この度は私たちのプロジェクトページにお越しいただき、ありがとうございます。
私たちが目指しているのは、
会津鶴ヶ城の桜の香りと、福島に受け継がれてきた発酵技術を融合させた
「発酵珈琲」という新しい一杯です。
福島の誇る日本酒造りで培われてきた発酵のノウハウを
珈琲生豆のプロセスに応用し、
桜の上品な香りと奥行きのあるコクを併せ持つ味わいが実現しました。

なぜこのプロジェクトを始めたのか
福島で受け継がれてきた発酵文化を、一杯の珈琲へ
一粒の米は、やがて酒へと姿を変え、発酵という時間をくぐって、人の暮らしを温めてきました。
福島の風景には、日本酒や味噌、麹に息づく発酵の知恵が、いまも静かに流れています。


とりわけ私たちの拠点である会津地方では、日本酒造りをはじめとする発酵文化が、幾世代にもわたって丁寧に磨かれてきました。その技と品質は、全国新酒鑑評会での金賞受賞数日本一という実績にも表れています。

しかし現代、こうして長い年月をかけて培われてきた「発酵技術」という宝は、担い手不足や市場縮小により、その真価を十分に発揮できぬまま、静かに失われつつあります。
「福島の誇る発酵の伝統技術を、何か新しいかたちで活かすことはできないだろうか。」
私たちの挑戦は始まりました。
「珈琲の未来を変えたい」
私たちは、発酵技術を「守る」だけでなく、これからの時代にもう一度「生きた技術」として循環させたいと考えました。では、その力を、どの分野に注ぐべきか。
日々の暮らしの中で多くの人に親しまれ、世界規模で課題を抱えながらも、まだ新しい価値の余地が残されているもの――その答えが、珈琲でした。
いま、珈琲産業は、気候変動による生産地の危機や、生産者の経済的な困窮など、深刻な課題に直面しています。
一方で、日本の珈琲市場では、「日常をより豊かにする一杯」へのニーズがかつてないほど高まっています。単なる飲み物としてではなく、その一杯が持つストーリーや“スペシャルな一杯”を求める方が増えています。
高騰する珈琲価格と、スペシャルティコーヒーへの高まる期待――。
その相反する潮流のあいだで、私たちは新しい選択肢を探してきました。
私たちは、この二つの課題を、ひとつの解決策でつなげられないかと考えました。
それが、
「発酵技術で珈琲の価値を再設計する」という挑戦です。
私たちの挑戦
「福島県産の珈琲をつくりたい」、その素朴な願いから、このプロジェクトは始まりました。
珈琲農園を訪ねて産地の課題に触れ、発酵や微生物に関する研究論文を読み込み、“珈琲と発酵をつなぐ可能性”を探る日々。試行錯誤の中で、少しずつ道筋が見えてきました。
そして 2025年3月、公的研究機関の知見を参考にしながら本格的に研究がスタート。
科学的な検証と地域の知恵を重ね合わせながら、発酵条件の分析アプローチを取り入れ、発酵珈琲という新しい領域への挑戦が動き出しました。
豆を変え、量を変え、発酵時間や酵母の量を一つずつ組み替えては、味を確かめる。
成功も失敗もすべて記録し、また最初からやり直す。
そんな地道な研究の日々が続きました。
香りと味を確かめることを、ひたすら繰り返しました。
味の変化、再現性——試験は続きます。
一杯の珈琲を通じて、発酵がもたらす深い味わいを感じていただきたい。その一心で、私たちは研究を重ねてきました。

実現したのは、従来の珈琲にはなかった、まろやかで身体にやさしい味わいです。独自の発酵工程を経ることで、角が取れたような柔らかな口当たりと、素材本来の自然な甘みが引き出されました。
そして、さらなる挑戦——ご当地珈琲をつくりたい
私たちは、研究を重ねて培った発酵技術で、日本の珈琲の新しい地図を描きたいと考えました。
その土地が誇る果物や野菜、お酒、風土そのものを掛け合わせ「その場所でしか生まれない一杯」——ご当地珈琲をつくることが、次の挑戦です。
会津の宝は、何だろう
私たちにとっての「宝」とは何か——。そう問い続ける中でたどり着いたのが、鶴ヶ城の桜で発酵させた珈琲でした。
戊辰戦争の舞台となった鶴ヶ城を囲む桜は、明治以降、復興への願いを込めて植えられたものです。だからこそ、その桜は「悲しみの上に咲く、静かな希望」と語られることがあります。
凛としたその佇まいは、私たち会津に生きる者の誇りであり、長い歴史を映す象徴でもあります。
桜の時間を、一杯に仕込む

桜の便りが日本を駆け巡るとき、家族と見上げた並木道、卒業式に撮った友人との写真、進学や就職で故郷を離れる前の景色——それぞれの胸に、大切な時間がそっと蘇ります。
私たちは、その“桜との時間そのもの”を、一杯の珈琲に仕込むことにしました。
桜発酵珈琲の味わい

この珈琲は、実際の鶴ヶ城の桜の花から生まれた酵母の力で、じっくりと発酵させて仕上げます。
カップに注ぐと、まず広がるのは、ほんのりと洋酒を思わせる奥行きのある香り。そこに、桜のやさしい甘さと、かすかなハーブのようなニュアンスが重なり、最後に珈琲本来の軽やかなアロマがすっと鼻に抜けていきます。
華やかさと落ち着きが同時に広がる、春らしい上品な味わいになるでしょう。
こんなシーンで楽しんでほしい
桜発酵珈琲は、リラックスしたい時間にこそ似合います。食後や午後のひと息に、香りを楽しみながらゆっくりと...
春の日差しが差し込む窓辺で、柏餅やお団子などの和菓子と合わせれば、桜の香りとやさしい甘みがより引き立ち、穏やかな「会津の春」を感じていただけます。
おすすめの淹れ方
魅力をもっとも感じられるのは、王道のドリップ。少し濃いめに抽出し、氷を直接入れるアイスコーヒーにすると、香りと風味がキュッと引き締まり、桜のニュアンスと発酵由来の奥行きがくっきりと立ち上がります。
水出しも可能ですが、やわらかくなりすぎるため、この珈琲が持つ立体的な表情を楽しむならドリップがおすすめです。
ラテやカフェオレにすると、ミルクの中から桜の香りがふわっと顔を出し、やさしい春の一杯としてお楽しみいただけます。
桜を「味や香りづけ」ではなく「発酵」で表現
この珈琲の桜の風味は、後から味や香りを加えたインフューズドコーヒーではありません。
桜の酵母が珈琲豆の中で発酵することで、豆そのものに桜の香りと余韻が生まれています。
飲み終えたあと、ふっと残るほのかな桜の気配。それはまるで、満開の桜の下に立っていた時間を、もう一度思い出させてくれるようです。
あなたの街でも、「発酵珈琲」で地域共創しませんか?

「地元の名産品や伝統技術を珈琲と掛け合わせ、新しい価値を生む」この「地域共創」のあり方は、福島だけのものではありません。
地域の日本酒、花や果実や野菜など、「あなたの街の風土や文化を、一杯の珈琲にする」そんな仕組みを、日本中の至る所で起こせると私たちは信じています。
もし「自分の街でも、新しい特産品を生み出したい」「地域の技術を再定義したい」と考えている方がいらっしゃれば、まずはこの一杯を飲んで、その可能性を試してみませんか?
共に考え「あなたの街の発酵珈琲」を一緒につくらせていただければ、これほど嬉しいことはありません。
開発の背景と私たちのチーム
2025年6月、福島イノベーション・コースト構想推進機構 Fukushima Tech Create(FTC)に採択され、これをきっかけに同年10月、創業。研究成果の社会実装を通じて、新しい珈琲文化の創出を目指しています。

【沿革】
2025年 4月|発酵条件の検証を開始。公的機関の分析手法を取り入れた研究に着手
2025年 6月|福島イノベーション・コースト構想推進機構 Fukushima Tech Create(FTC)に採択
2025年10月|会津発酵珈琲株式会社設立
2025年11月|試作ロットによる官能評価・再現性試験を本格化
地元の支え オール福島で挑む、新しい珈琲の形
この挑戦は、私たちだけのものではありません。福島の地で日々ものづくりに向き合う人たちの支えがあって、はじめて形になっています。
開発の裏側には、多くの方々の並々ならぬご協力があります。
ヒューマンハブ天寧寺倉庫さま
多様なクリエイターが集まるこの場所をワークショップの拠点とさせていただくことで、新しいアイデアを形にするためのエネルギーをいただいています。
ヒューマンハブ天寧寺倉庫(福島県会津若松市天寧寺町7−38)
Lover’s Coffee さま 〜地域のロースターとの協力〜

鶴ヶ城にほど近い場所で、日々まっすぐに珈琲と向き合っているロースター Lover’s Coffee さんに、私たちは本プロジェクトについてご相談し、ご支援のお願いをさせていただいています。
会津で珈琲を生業とする者同士、この取り組みにどのような可能性があるのかを共に考える、最初の対話の一歩です。
この挑戦は、特定の一社だけで完結するものではありません。廃棄豆の問題、地域資源の活用、農福連携といったテーマは、これからの珈琲業界全体で向き合っていくべき課題でもあります。
その中で、地域のロースターやバリスタの皆さまがどのように関わっていけるのか……その姿は、次に続く人たちにとっての大切な道しるべになると考えています。
だからこそ、まずは身近で信頼できるロースターさんに私たちから声をかけ始めました。
この一杯が、会津の珈琲の未来について考える小さくも確かなきっかけになれば嬉しく思います。
これまでの実績と準備状況
福島イノベーション・コースト構想推進機構 Fukushima Tech Create(FTC)に採択され、地域連携プロジェクトへの参画など、着実に実績を積み重ねてまいりました。
Social Innovation EXPO 2025 Winter(2025年12月)では商品の限定販売を実施し、多くの方から高い評価をいただいております。

リターンについて
先行販売リターンのご案内
今回のクラウドファンディングは、一般発売に先駆けての先行販売という位置づけです。
「鶴ヶ城の桜の発酵珈琲」の魅力を、さまざまなかたちで体験していただけるよう、用途や想いに合わせたリターンをご用意しました。
ご自宅で手軽に楽しめるドリップパッグから豆を挽くところから味わう本格派の方へ向けた豆タイプまで、ご支援額に応じてお選びいただけます。

地域とつくる、共創型リターンのご案内
飲食店・ロースターさま、自治体・団体さまに向けて、業務用・共創型の特別リターンをご用意しています。
「自分の街でも、こんな珈琲がつくれたら…」そう感じてくださった方へ、地域の素材や物語を活かした〈ご当地発酵珈琲〉を、私たちと一緒につくる共創プランです。
また、事前にご希望の方には、会津発酵珈琲がこれまで取り組んできた、発酵を活かした商品づくりや農福連携、未活用素材の価値化について、自治体・店舗・事業者の皆さま向けの個別相談の機会(60分・オンラインまたは対面)をご用意しています。
地域資源を活かしたオリジナル商品の企画、農福連携の導入検討、廃棄素材の活用アイデアなど、段階や規模を問わずご相談いただけます。売り込みや契約を前提としたものではありません。
「まずは話を聞いてみたい」「可能性を一緒に整理したい」そんな一歩から大歓迎です。
ご興味をお持ちいただけましたら、ページ内の「メッセージ」ボタンよりお気軽にご連絡ください。小さな対話から、あなたの街の一杯を一緒に描いていければと思います。
その土地ならではの風土を一杯に仕込み、新しい地域の味として育てていく。未来の担い手となるパートナーをお待ちしています。

今後のスケジュール
クラウドファンディング終了後、順次リターンの発送準備を開始し、2026年5月頃より順次お届け予定です。その後、一般販売を開始し、全国の珈琲愛好家の皆様に発酵珈琲の魅力をお伝えしてまいります。
会津発酵珈琲が、本当にやりたいこと

私たち会津発酵珈琲が向き合っているのは、「ただ、おいしい珈琲をつくること」だけではありません。
流通の中で評価されず、廃棄されてきた珈琲豆。
活かしきれずに眠っている、地域の技術や人の力。
そうしたまだ価値になっていないものに、もう一度光を当てたいと考えています。
発酵という技術は、素材を変えるだけでなく、意味を変える力を持っています。
人の手を重ねることで、農福連携のあたたかい仕事が生まれ、地域には新しい役割と誇りが残っていきます。
会津には、桜、発酵、ものづくり、そして人の営みがあります。
それらを掛け合わせ、未来へ手渡せる「地域の宝」を生み出すこと。
その挑戦の合図として、私たちはまず、鶴ヶ城の桜でのろしを上げます。
最後に
この発酵珈琲は、福島の豊かな自然と伝統技術への感謝の気持ちを込めてつくりました。皆様のご支援により、この特別な珈琲を全国へお届けし、多くの方に新しい珈琲体験をご提供したいと考えております。
一杯の珈琲から始まる、新しい物語にぜひご参加ください。心よりお待ちしております。
会津発酵珈琲株式会社
代表 藤原多聞
プロジェクトメンバー 一同

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ビジネスアイデア事業化プログラムで研究成果を発表しました|Fukushima Tech Create 2026 登壇
2026/02/01 12:12昨年6月から挑戦してきたビジネスアイデア事業化プログラムが終了し、Fukushima Tech Create 2026 にて研究成果を発表しました。技術と夢、そして起業への一歩を後押ししてくださったすべての皆さまに感謝しています。ここからが本当のスタートです。ご支援いただいた皆さまに「鶴ヶ城の桜」発酵珈琲をお届けできるよう、研究と実装を重ねてまいります。なお、本取り組みは現在クラウドファンディングを通じてご支援を募っています。珈琲の未来づくりに関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひシェアいただきますと幸いです。 もっと見る





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