【MOTTAINAI20周年】ワンガリ・マータイさんの生家修復プロジェクト

環境分野で初のノーベル平和賞を受賞し、「もったいない」という日本語を世界に広めた故ワンガリ・マータイさんの生家を修復し、彼女の功績を偲び、世界中から訪れる人たちが環境保護の大切さを再確認できる聖地にしたい

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環境分野で初のノーベル平和賞を受賞し、「もったいない」という日本語を世界に広めた故ワンガリ・マータイさんの生家を修復し、彼女の功績を偲び、世界中から訪れる人たちが環境保護の大切さを再確認できる聖地にしたい

山や海、町の音などその土地で聞こえてきた音を録音し、感じた思いを重ねて曲にする「MOTTAINAI SOUND」を手がける守時タツミさんが20日、神奈川県鎌倉市の円覚寺如意庵でコンサートを開きました。「景色の見える音楽会」と題した毎年恒例のツアーで、約120人が懐かしさを感じさせる美しいメロディーに聴き入っていました。 演奏の合間には「ワンガリ・マータイ生家修復プロジェクト」への協力も呼び掛けてくださいました。

守時さんはキーボード奏者として、佐野元春さんや藤井フミヤさんらと一緒に活動してきました。2007年からは「各地で出会う自然の音がその場所でしか聞けないのは『もったいない』という思いが共通する」としてMOTTAINAIキャンペーンにも参画。国内を中心に80曲以上の「MOTTAINAI SOUND」を作曲してきました。

この日は、しとしとと降り続く雨にぬれたアジサイの花や緑の木々に囲まれた厳かな雰囲気の境内で、守時さんはリリースした10枚のアルバムから、1、2曲ずつ選んで電子ピアノで演奏しました。

神奈川での演奏会とあって、地域性も加味した選曲となりました。「北鎌倉『飛翔』」は、周囲の喧騒(けんそう)から離れた「別世界」と感じた円覚寺の境内で、聞こえてきた音を広い集めた一曲です。 横浜で車や人が行き交う音を収録した「横浜『Traffic』」も印象的でした。守時さんは「自然の音だけではなく(都会の音も)試してみたくて」と意図を説明。軽快なアップテンポに乗せて奏でた音楽を聞いていると、都会の雑踏が目に浮かぶようでした。

このほか、夏の能登半島の海岸沿いをドライブした際の海を表現した「能登『NOTO BLUE』」にも特別な思いを込めていました。 「日本海の海がこんなにきれいだとは知らなかったです」と振り返った守時さん。「能登は震災で大変でした。この曲はしばらく演奏していませんでしたが、能登に意識を向けてほしいと思いました」と、選曲した理由に触れました。

演奏の間には、MOTTAINAIキャンペーンを提唱したワンガリ・マータイさんへの思いにも触れました。 「来日された際、私も一度会ったことがあります」と明かした守時さん。MOTTAINAIキャンペーン事務局が6月30日までマータイさんの生家を修復するクラウドファンディングを実施していると紹介し、「私も支援させていただきました。マータイさんのことを知っていただき、ぜひご協力をお願いします」と呼び掛けました。

コンサートを終え、一人一人の観客に丁寧に感謝の言葉を伝えて見送った守時さんは、こう締めくくりました。

「日本の原風景を大事にして、音を使って残していきたいですね。時代とともに音も変わっていきます。残していかないと、もったいない。全世代に伝えていきたいです」


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