
クラファンの終了が3日と半日後に迫った昨日の午後。
フカメディアのクリエイティブ担当である深海マザー・宇山さんからメッセージが届いた。
「最後のあがきとして、フカブカフィギュアを完成させました。
ウレタン樹脂に塗装後、高級ウレタンコーティング仕上げ、テカり過ぎ注意です。」
深海マザーさんの代表的なプロダクトである「カップメンダコ」を日々産み出しまくっている宇山さんは、粘土と樹脂の魔術師みたいなところがある。
昔、いちWEBメディアの記者として取材をさせてもらった頃から変わっていなければ、粘土をこねてつくった原型から型を取り、そこに樹脂を流し込んで製品を産み出している。ものすごく簡単そうに書いたけど、粘土でかたちを作ることがそんなに簡単だとは思えない。
フカブカのぬいぐるみを試作し始めたときも、宇山さんは平面で描いたフカブカを立体に落とし込むために粘土をこねた。その素モデルは白いボディながらも、フカブカ以外の何者でもなかった。

いよいよフカブカのぬいぐるみ化計画をはじめようとクラファンの返礼品を考え始めた時、この原型をもとにしたフィギュアがあってもいいかもしれないという構想はすでにあった。
ただ、深海マザーさんは忙しかった。クラファンが始まる2週間ほど前。ちょうど準備を急いで進めていた頃に、サンゴ砂と有孔虫を封じ込めたカップメンダコの新種「プライベートラグーン」がXでバズりにバズった。その結果、とんでもない量の注文が入ったのだという。
ものづくりをする者にとっては喜ばしいことこの上ないドリームである。そっちに集中してほしかったので、フィギュアはまた何かの機会にと保留にした。
はずだった。
それが、昨日の午後に突然、完成させましたと言う。
本当にすごいことをする人というのは、ひっそりと、黙ってやってしまうのだ。
返礼品を追加するには、クラファン事務局の承認を受けなければならない。その日のうちに返礼メニューを組み、事務局の承認ステップまで飛ばしたけれど、すでに夜中になっていた。承認に出すボタンの側には「混み合っているので承認に時間がかかる場合がある」と赤字で書かれている。
間に合わない可能性は十分にある。うまくいったとしても、フィギュアへの申し込みを受けられる状態になる頃には残り時間は2日あるかどうかになっている。
それでも、魔術師の産み出した逸品を出さないという選択肢はなかった。

この世の闇と光を一身に浴びたような、ピッカピカのフカブカフィギュア。50個限定で返礼品に追加いたしました。
ここに来て達成率は4割以下と厳しい状況です。このクラファンは100%を達成しなければ返金となり、誰にも何もお届けすることができません。すでにたくさん愛されているフカブカを、どうにかして届けたい。
最後の最後まで、ご支援・拡散
どうかよろしくお願いいたします(フカブカ



