プロジェクトの実行者について
私たち「源流の森づくり」は、自然環境の再生と持続可能な社会の実現を目指すチームです。チームは、林業従事者、自然農法家、料理人、茅葺き職人、そして地域のコミュニティリーダーで構成されており、それぞれが豊富な経験と知識を持っています。私たちは人と自然が共生できる社会を目指し、日々活動を続けています。主な活動地域は、九州北部の熊本・大分・福岡の山岳地帯です。
このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトでは、単一の樹種で過度に植林された山を、多くの人や動物が食べられる森に再生することを目的としています。伐期を迎えた木を伐採し、実のなる植物や薬効成分が豊富な草木を中心に植林を行い、100年、200年と持続可能な「食と癒しの森」を創ることを目指しています。
具体的には、ジャングルなどを参考に、人が管理できる場所には見て美しく、食べて美味しい採取可能な草木を植えます。
それ以外の奥山には、どんぐりの木など動物が喜ぶ樹種を中心に植林し、人と野生動物の境界をつくります。
境界ができることで農作物や人への被害を減らすことができ、動物たちには奥山に帰る場所が生まれます。
この森を訪れる人が、狩猟採集などの活動を通して人間本来の記憶を呼び覚ます場所となることを目指しています。

プロジェクト立ち上げの背景
私たちがこのプロジェクトを立ち上げるに至った背景には、九州北部の山岳地帯は人工林の90%以上が杉やヒノキの植林です。

山は林業関係者や大きな重機しか入らなくなってしまいました。輸入木材やライフスタイルの変化により需給のバランスが崩れ木材価格は安くなりました。かつては地域の人々によって大切にされてきた山々が、経済的な側面でしかなくなり、価値の無い山は放置されてしまいました。山に食べ物が無くなった猪や鹿はいつからか害獣と呼ばれるようになりました。それでもまだ伐った後に杉を植えるという循環から抜け出せずにいます。

放置された人工林がもたらす豪雨による土砂災害のリスク
放置された杉・ヒノキの人工林が、豪雨災害を深刻化させています。針葉樹は根が浅いため斜面を保持する力が弱く、手入れ不足で下草が消えた山は保水力を失い、土砂崩れや流木被害を招きます。
2017年の九州北部豪雨では、甚大な被害を体験しました。私たちは、広葉樹を含めた多様な樹種を育てることで、災害に強い「健全な山の再生」を目指しています。
私たちが目指す多様な樹種による森づくりは、こうした災害リスクを根本から減らすための取り組みでもあります。
山は海とつながっている
古くから「豊かな森が豊かな海を育む」と言われてきたように、山・川・海はひとつの生命のサイクルでつながっています。健全な森は雨水をゆっくりと蓄え、ミネラルや栄養分を川へ、そして海へと届けます。それが植物プランクトンを育て、魚を呼び、漁業を支えてきました。
しかし放置された人工林では、腐葉土が育たず、雨水が土に染み込まずに一気に川へ流れ出します。栄養の乏しい水が海に届くことで、磯焼けや漁獲量の低下が各地で報告されています。
山を再生することは、海を再生することでもあります。

そもそも山は個人の所有物なの?
個人での所有を否定するわけではありませんが、本来はそこに暮らす動物や、流域に住む人、山に関わる人など、多くの命が恵みを受けるべきだと考えています。
みんなの小さな手で作る森
これからは山を傷つける大きな機械で行う林業ではなく、100年、200年と未来の子供たちに受け継いでいけるよう、大地を傷めないよう優しく、自然の摂理を理解した山との関係性を保つ必要性があります。
これまでの活動と準備状況
経済的な価値でしか評価されなくなっていく山を見て、私たちは2024年にNPO法人を立ち上げました。管理が難しくなった山林や里山を約10ha管理しています。
法人のメンバー自らが現場に入り、小規模な林業を営んでいます。現在は伐期を迎えた杉・ヒノキを伐採・搬出しながら、次に植える樹種について話し合い、ビジョンを構築しています。

これらの活動を通じて、プロジェクトの基盤を築いてきました。今後はさらに、子供と大人が参加できる体験型の活動や木の実の採取、植林などを呼びかけ、誰もが癒される場所づくりを始めます。

リターンについて
山や里山の恵みと、食べられる森を共同でつくり、共有します。

スケジュール
6月 植え付け場所の整備
10月 野遊び・森づくり体験
2027年
1月〜植林
徐々に種類と収穫量を増やして行く予定です。

森から生まれた小屋
最後に
私たちのプロジェクトは、山のあり方の根本を見直すプロジェクトです。100年、200年と人や動物が帰れる場所、豊かな恵みを受け取れる場所、皆が癒される場所として引き継いでいってもらえるのが私たちの願いです。皆様のご支援があってこそ、このプロジェクトは実現可能となります。ぜひとも私たちと共に、持続可能な食と癒しの森を創り上げるプロセスに参加していただければ幸いです。ご協力をお願いいたします。







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