
本クラウドファンディングによる支援対象となっている「みんなの家」活動プロジェクトのキックオフイベントが3月10日、宮城県七ヶ浜町の現地で行われました。寺澤薫町長をはじめ大勢の町民の皆さんが参加され、プロジェクトの中心となる公益社団法人「3.11メモリアルネットワーク」の若生遥斗さんと新生「みんなの家」の門出を祝うとともに、15年前の震災の教訓を伝え、未来につなげるための思いを新たにしていました。

「みんなの家」は町の中央公民館(生涯学習センター)の敷地内にあり、震災後は仮設商店街が立っていた場所でした。レスキューストックヤード(RSY)は地震発生の2週間後には中央公民館前で炊き出しをし、やがてプレハブの拠点「ボランティアきずな館」を建設・運営し、名古屋からバスでやってくる大勢のボランティアを受け入れました。その後、別の建物の一角に「きずなハウス」をオープンし、後の「七ヶ浜みんなの家きずなハウス」の建設につながりました。
この日はスタディツアーで名古屋の大学生ら10人ほども訪れ、みんなの家に展示された地震直後の七ヶ浜の写真やRSYの支援活動をまとめたパネルなどに見入りながら、町民の皆さんと交流する姿もありました。まさに、あの頃の記憶がよみがえってくるようでした。

イベントで寺澤町長は「震災から15年という節目に、多くの人が集ってくれたみんなの家きずなハウスがリスタートする、セカンドステージが始まるということで本当にうれしく思っています。私もこの建物を建てるときに関わった一人として、その思いもひとしおのものがあります」とあいさつ。「これから未来に向けて、志高い若者が前に向かって進むということで引き続きご協力、ご支援をお願いしたい。もちろん、町も応援して参ります」と決意を示しました。

運営に携わる「3.11メモリアルネットワーク」代表理事の武田真一さんは「一番大切なのは町民のため。町民が震災の記憶、記録を掘り起こし、きちんと整理して後世に伝えていくための拠点にしたい。そうして得たものを広く全国、世界と共有するための発信をここから続けていきたい。特にRSYの支援は今後の南海トラフ巨大地震を含めた大災害を控える中で大切な活動記録で、その軌跡がここにあるんだとアピールしていきたい」と述べました。

RSY代表理事の栗田暢之は「ここで駄菓子を買ったり、ボーちゃん焼き作りを体験したりした子どもだった若生君の思いを、RSYとしてはしっかり応援して、町にもぜひ応援していただいて、これからの命を守るためにみんなで頑張っていければ」と呼び掛けました。

最後に若生さんからプロジェクトの活動予定などの説明があり、全員で「七ヶ浜の震災伝承を未来につなぐ」と宣言をしました。
引き続き、今回のプロジェクトの主な活動の一つである語り部の動画記録の1回目として、町内で被災した渡邉洋子さんへのインタビューを公開収録の形で行いました。

今回のイベントは地元での注目度も高く、新聞・テレビ各社が取材に訪れ、若生さんへのインタビューを夕方の番組で生中継する地元テレビ局もありました。
イベントで使用した大型モニターなどは、このプロジェクトのために新たに購入したものです。RSYからの資金提供もありますが、安定的な運営のためにはまだ資金が不足しています。皆さんからの温かい支援をお待ちしています。
※1万円のご支援のリターンでは、このイベントの様子や若生さん・栗田からのお礼のメッセージを収めた動画をご覧いただけるようにいたします。



