台風マンクット(日本名台風22号)は10日(月)にロタ島を直撃しました。広い太平洋に浮かんでいる島はたくさんあるのに、 なぜ、寄りによってこんな小さなロタ島をピンポイントとで通過したのでしょうか。ほんとに運の悪い島です。踏んだり蹴ったりの状態です。 結局、大きな被害が出たのはロタ島とグアム島で、サイパン島やテニアン島はそれほどの被害はなかったようです。また、人的被害はなかったということです。 そして、直ちに島民挙げての復旧が始まりました。さらにグアム島の米軍基地から軍が復旧活動に入っています。 また、現在進行中の「ロタコーヒー農園復活プロェクト」の主役である 野生コーヒーを管理している部署DLNRも被災した様子です。署長のデビッドは事務所の屋根が飛んで 行ってしまったと連絡してきました。そして、台風の片づけがひと段落したらジャングルへ入って、コーヒーの様子を見てくると伝えてきました。 過去には今回のマンクットより巨大なスーパー台風も経験しており、深いジャングルに守られたコーヒーは、 この程度の台風では大した被害はないと思っています。 デビットからコーヒー豆の写真が届いたら皆さまにお知らせいたします。コーヒーは我々が知っている多くのフルーツと比べて、青から赤色に変わるまで数か月を要するようです。
9月10日(月)午後、中心気圧955hPaの強い台風「マンクット」(日本名台風22号)は勢力を強めて、北マリアナ諸島に上陸する見込みです。特にロタ島は直撃に近い状況です。 これを踏まえ、北マリアナ諸島政府は本日5時25分、サイパン島、テニアン島、ロタ島に対し、『台風コンディション1』を発表しました。 (注)『台風コンディション1』とは、12時間以内に風速約33m/sもしくはそれ以上の暴風域に入る可能性があるので,不要不急の外出を止め,建物内に留まるよう指示しています。 ロタ島にはソンソン村近くの高台に大きな鍾乳洞の洞窟があって、過去幾度なくスーパー台風の時には島民たちはそこへ逃げ込んで全員が無事でした。 だから、今回もロタ島民たちは大丈夫と思います。心配なのは、サイパンやテニアンの友人たちです。 また、現在進行中の「ロタコーヒー農園復活プロェクト」の主役である 野生コーヒーも深いジャングルの中にあり、過去250年の間にも多くの台風を経験しており、多少のダメージがあっても、逞しく生き残ってきているので、大丈夫と思っています。
パトロンの皆様へのリターンTシャツのデザインができました。 前左胸のワンポイントはロタ島のシルエットにコーヒーカップをアレンジたものです。SUPPORTERの文字を赤色でプリントしました。 デザインはKFCメンバーの鍛鉄工芸家西田光男氏によるものです。 http://pageone33.ec-net.jp/ また、背中のワンポイントは北マリアナ諸島におけるロタ島の位置を示したデザインです。ROTA COFEE PRIJECTの文字もプリントしました。
ロタ島政府のコーヒー農園復活プロェクトの担当部署であるDLNRの署長デビットさんから重機でブッシュを切り開く写真が届きました。因みに、ここはサバナ高原(標高500m)で野生のコーヒーが自生しているジャングルではありません。灌木やススキが密集している平地です。 サバナ高原(標高500m)にある政府保有の広大な土地の一部にコーヒーを試験栽培をする農園を造成している風景です。一部と云っても広さは5ha(ヘクタール)ほどを予定しているそうです。苗木はロタのジャングルに自生しているコーヒー豆から育てたものです。因みに1haは1万㎡です。 このエリアにはコーヒーとカカオを一緒に植えると云います。理由は、直射日光を嫌うコーヒーのためにカカオ(右下写真)が日陰を作るからです。昔からロタのジャングルにはコーヒー木と同じ場所にカカオもたくさん自生しています。カカオとコーヒーは生育する環境がよく似ているので 一緒に育てることが容易だそうです。