
設計士のハネちゃんのつながりから、放浪の大工さんが突如一週間、チダッケの工事に入ってくれることになり、栗の柱の補修をして頂きました。
この柱を今回、綺麗にしていきます。
土間の解体作業によって姿を現した、立派な栗の柱。おそらく築150年のチダッケが建てられた当初から、ずっとこの家を支え続けてきたものです。
この栗の木が切り出され、乾燥させて建材として使われるまでの時間を考えると、この柱に使われている木が山に立っていたのは、もしかすると200年ほど前なのでは……?とも想像してしまいます。
この150年の間、チダッケも何度か改修やリフォームが行われてきたようで、柱にはホゾ穴や溝を刻んだ跡がたくさん残っていました。
この柱があるのは、これからカフェ・焙煎所の厨房になる場所。
大きな凹凸や溝が残った状態では保健所の基準を満たせません。
新しい柱への入れ替えも検討しましたが、上部ではいくつもの梁が複雑に組み合わさっているため、柱そのものを交換するのは難しいとのこと。
傷んだ部分を新しい材に取り替える「接ぎ木」のような方法も検討しましたが、工期や費用が大きくなってしまいます。
そこで、大工さんと設計士のハネちゃんとも相談し、今回は「埋め木」という方法で補修してもらうことになりました。
階段も外され、柱の補修がスタート!
まずは、長年の煤や汚れがついた柱の表面を電気カンナなどで削り、木肌を整えていきます。
ヒビや小さなくぼみにはパテを入れるなど、細かな下処理も必要です。チダッケ夫も補助に入りながら、少しずつ作業を進めました。
パテ埋めなど、できる作業は自分たちで。
サンダーがけやパテ埋めで表面を整えた栗の柱に、大工さんが一つひとつ埋め木をしていきます。使ったのは、納屋に眠っていた板材や桜の板など、手元にあったさまざまな木材。
柱に残された溝や穴の形に合わせて木を加工し、ぴったりとはめ込んでいきます。形も大きさも違う穴を、一つずつ丁寧に造作していただき、ついに完成したのがこちら!
まるで「木のパッチワーク」のような栗の柱!
今あるものを活かして、次につなぐ。
栗の柱そのものを新しいものに入れ替えるのではなく、150年間この家を支えてきた柱を残しながら、これからの使い方に合わせて手を加えていく。なんだか、とてもチダッケらしい柱になりました。
急なお願いにもかかわらず、数日間にわたって工事に入ってくださった大工さん、本当にありがとうございました!
少しずつではありますが、チダッケのカフェ・焙煎所になる空間も、目に見えて形になってきています。
クラウドファンディングで応援してくださった皆さまのおかげで、こうして一つひとつ工事を進めることができています。改めて、本当にありがとうございます。
引き続き、チダッケができていく様子を活動報告でお届けしていきます!
焙煎所が完成した暁には、ぜひこの柱もじっくり見てみてくださいね!



