当初は岡崎市の倉庫という広い空間を活かした事業の広がりをイメージしていました。車椅子の方や地域の方が自然と集える場所として、バリアフリーの改修ができれば「誰もが来られる拠点」になると考えていました。しかし、費用面や立地も含めて検討を重ねる中で、この規模の事務所を探すことは難しいと判断しました。そこで改めて、事業の軸である重度訪問介護に立ち返り、「障害のある方が地域で暮らす」ということにフォーカスして考え直しました。広い空間で事業をスタートすることは難しいけれど、拠点に「一人暮らし体験室」の機能を持たせる結論に至りました。それに伴い、拠点を刈谷市へ変更することを決意しました。理由は3つあります。1つ目は、久田が8年住んでいることでできた行政や支援機関との関係を築いてきたこと。2つ目は、協力機関である自立生活センターアクセルと同じ活動拠点であること。自立生活センターアクセルは重度障害者が中心となり運営している組織で、権利擁護を行っています。3つ目は体験室の運営には夜間対応も含めた迅速な支援体制が必要であり、スタッフが駆けつけやすい環境であることです。岡崎市での開設を楽しみにしてくださっていた方には申し訳ありません。しかしこの決断は、自立生活を目指す障害のある当事者の地域での暮らしを実現させるための現実的な判断です。今後の事業の広がりの中で、地域のニーズやタイミングを見ながら、改めて岡崎市での拠点づくりにも挑戦していきたいと考えています。進捗は随時ご報告いたします。




