【活動停止の危機】託された気球を次世代へ!福岡大学熱気球部ハイエース購入に挑戦

創立4年、メンバー20名の福岡大学熱気球サークル。気球界の皆さんから託していただいた機材を飛ばし続けるために活動してきましたが、移動車(ステップワゴン)の走行距離が18万kmを超え、廃車も時間の問題です。このままでは活動が止まります。ハイエース購入に向けて、目標60万円のご支援をお願いします。

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457,944

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目標金額は600,000円

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創立4年、メンバー20名の福岡大学熱気球サークル。気球界の皆さんから託していただいた機材を飛ばし続けるために活動してきましたが、移動車(ステップワゴン)の走行距離が18万kmを超え、廃車も時間の問題です。このままでは活動が止まります。ハイエース購入に向けて、目標60万円のご支援をお願いします。

活動報告|私が気球を始めた理由

小学生のころ、僕は毎年秋になると佐賀へ向かっていた。

家族に連れられて、佐賀バルーンフェスタの会場へ。早朝の冷たい空気の中、色とりどりの気球が地面に広げられ、バーナーの炎で膨らんでいく。そして80機が一斉に空へ上がる瞬間。自分の何倍もある巨大な物体が、なぜ浮くのか。なぜあんなにゆっくり動くのか。言葉では説明できなかったが、目が離せなかった。

僕はカメラを持って、その一瞬一瞬を撮り続けた。放送塔の下に陣取って、アナウンサーの実況を聞きながら空を見上げた。気球は遠くから眺めるだけのものではなかった。パイロットが操作すれば、観客席スレスレを飛んでくる。頭の上を巨大な気球がゆっくりと通り過ぎる。それでも決してぶつかることはない。子どもながらに、あの操縦技術の凄さが伝わってきた。

気づいたら「将来の夢は熱気球のパイロット」と書くような子どもになっていた。

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高校生になり、大学受験の志望校を考えるとき、僕の基準はひとつだった。「気球部があるか」。バルーンフェスタに出場している大学は、当時、佐賀大学と宮崎大学の2校だった。文系志望だった僕は、希望の学部もあった佐賀大学を第一志望にした。気球部に入るために、佐賀大学を受けた。それだけのことだった。

結果は、不合格だった。

福岡大学に入学したのは2021年、コロナ禍の真っ只中だった。リモート授業が続き、人と会えない日々が続いた。キャンパスに行けない。サークルにも入れない。フラストレーションだけが溜まっていった。

ただ、気球への気持ちは消えていなかった。社会人チームで活動することも考えた。でも、やっぱり年の近い人たちと切磋琢磨したかった。また、気球を知らない人に気球の魅力を知ってほしかった。さらにサークルというものに憧れがあった。学生でしかできないことをしたいと思っていた。そんな野望を実現するには、ゼロから、福岡大学で気球サークルを作るしかなかった。そんな気持ちを抱えたまま、2022年1月、とりあえずTwitterのアカウントを作り、4人の友人と一緒にサークルを立ち上げた。

ただ、正直なところ、その時点では気持ちが中途半端だった。「サークル」という形は作ったが、本気でやれるかどうか、自分でも確信が持てなかった。

それが変わったのは、2022年11月のバルーンフェスタだった。

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今度は観客としてではなく、ボランティアスタッフとして参加した。

気球の設営を手伝い、バーナーの熱を肌で感じ、パイロットや運営のスタッフと同じ場所に立った。大会がどう動いているか、競技がどう成立するか、バルーンフェスタを内側から見た。そしてそのとき気づいたのが、各大学の気球部がチームとして競技に出場しているということだった。仲間と一緒に、楽しそうに気球で競い合っている。そういう世界が、大学生にも開かれていた。

ボランティアでお世話になった方に、思い切って相談した。「パイロットになるには、どうしたらいいですか」。その方は丁寧に答えてくれた。話の最後に、僕は言った。「いつかパイロットになって、この大会に戻ってきます」。

大会が終わって帰宅したあの夜、僕の中で何かが固まっていた。この景色をいつまでも近くで見たい。パイロットとして、気球サークルとして、またここに来る。中途半端な気持ちは消えていた。サークルを本気でやると決めた瞬間だった。

アカウントを作ってすぐ、予想外のことが起きた。佐賀で気球をやっている方がリツイートしてくれた。それが広がって、気球界隈でかなり話題になった。複数のチームから「フライトにクルーとして来ませんか」と声をかけてもらった。気球人たちが、見ず知らずの福岡の大学生のアカウントを、温かく迎えてくれた。あの優しさは今でも忘れない。それが、僕の気球人としての活動の本当のスタートだった。

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2022年だけでも、佐賀バルーンフェスタのボランティア、福岡県の小学校での係留体験、広島大学熱気球部との合同活動、栃木県渡良瀬遊水地での「渡良瀬バルーンレース2022」への遠征、吉野ヶ里ウィンターバルーンフェスタへの参加。人数は少なかったが、行けるところには全部行った。

2023年に入ると、活動はさらに広がった。北海道バルーンフェスティバルへの遠征、宮崎での全日本学生選手権への参加、長野・佐久のバルーンフェスティバル、九州各地でのクルー活動。ただ、部員はなかなか増えなかった。2023年の新勧で6人が入り合計10人になったが、普段の活動に参加するのは僕含め三人。自分が思い描いていた福岡大学熱気球サークルの完成形ではなかった。

そんな2023年に、大きな出来事が二つあった。

ひとつは、気球「赤丸」との出会いだ。クルー活動を通じてBC防人の方々と繋がり、同じ福岡在住ということもあり、自然と距離が縮まった。ある日、機体を探していると相談したところ、ベテランの倉重さんの倉庫に眠っていた一つ前の機体を譲ってくれることになった。「使っていないから」という言葉だったが、それだけじゃないと思う。僕たちに期待を込めて、渡してくれたのだと思っている。部員たちと一緒に修理した。自分たちの機体が生まれた瞬間だった。

もうひとつは、パイロット訓練の開始だ。チームブラックモンブランとのご縁から、2023年6月、Pu/t(パイロット訓練生)としてトレーニングを始めることになった。お願いしたところ、意外にもあっさり承諾してもらえた。たまたまチームにPu/tがいなかったタイミングだったこともあり、次の週からトレーニングが始まった。基本的に佐賀での訓練だった。

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2024年3月、阿蘇バルーンミーティングにクルーとして参加した。宿泊先のバンガローで、隣が宮崎大学の気球部だった。夜、様子を見に行くと、宮大気球部たちがBBQをしていた。みんな楽しそうだった。気球の話をしながら、笑いながら、仲間と過ごしていた。その光景が、僕が目指していたものそのものだった。素直に羨ましかった。嫉妬に似た感情もあった。

宮崎大学の同期とも話した。その会話の中で、背中を押された。

まだ、気球サークルを完成させられていない。諦めきれなかった。帰り道、休学を決意した。もう一年、気球サークルをにぎやかにする。それだけのために、もう一年使うと決めた。

2024年4月、その覚悟で新勧に臨んだ。

4月27日、新入生が20人入部した。

嬉しかった。本当に、心から嬉しかった。首に皮一枚繋がった気持ちだった。これでまだ続けられる。廃部しなくていい。休学してまで賭けた一年が、報われた。

僕は新入生を、毎日のように遊びに連れて行った。新入生同士が仲良くなれば、辞めないだろうと思ったからだ。気球の活動以外でも、とにかく一緒にいる時間を作った。その年の新勧フライトは天候に恵まれず飛べなかったが、展開と回収は全員でやり遂げた。

2023年に入ってくれた福大生1人も含め、今のサークルの活動基盤は、このメンバーで成り立っている。

2024年秋、佐賀バルーンフェスタに参加した。チームブラックモンブランと世界日通のチームで参加し、台風の影響で大会の大半が中止になるという異例の状況の中、最終日の無観客での競技でも上位の成績を収めた。新入生には、無観客でも素晴らしいバルーンフェスタの景色を見せることができた。

2025年2月、メンバー12人で北海道の上士幌へ合宿に行った。北海道ウィンターバルーンミーティングに参加し、5チームに分かれてそれぞれが競技を経験した。雪の中でバスケットを押さえ、吐く息が白い早朝に気球を膨らませた。気球サークルの中で一番の思い出だ。みんなからとても北海道は評判が良かった。

2025年12月、パイロットライセンスを取得した。そして2026年3月、阿蘇バルーンミーティングで優勝した。取得からわずか3ヶ月だった。運よく読みが当たった、それだけのことだ。でも、あの小学生が夢に描いていたパイロットに、確かになれた。

佐賀バルーンフェスタにパイロットとして立つ約束は、まだ果たせていない。今年も僕の役割は地上クルーだ。でも、着実に近づいている。

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そして2026年、40人の新入部員が入ってくれた。

サークルを立ち上げてから4年。最初は4人だった。廃部を考えた年もあった。休学してまで賭けた年もあった。それが今年、一度に40人が仲間になった。これは数字以上の意味がある。このサークルが、継続的に続いていける本当の基盤ができたということだ。

今回のクラウドファンディングは、そんな福岡大学熱気球サークルの大事な一歩だ。40人の仲間を連れて動くには、機材を運ぶ手段が必要だ。気球を積んで、どこへでも行ける。そのためのハイエースを、みなさんの力を借りて手に入れたい。

今年の夏、僕たちは再び北海道へ向かいます。今回のクラウドファンディングで購入したハイエースで、メンバー全員で乗り込んで行く。大会にも出場する。あの景色をもう一度、今度はもっと大きな仲間と、もっと本気で。僕たちにとって大事な大会にしたいと思っています。

これからもご支援よろしくお願いします。

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