「こどもたちに主体性を」「非認知能力を育もう」
そんな言葉とともに、いま全国で体験教育・野外活動への注目が高まっています。
しかし、現場にいる私たちは知っています。
多くの教育団体が、同じ壁にぶつかり、同じ悩みを抱えていることを。
「リピーターがつかず、毎年ゼロから集客をやり直している」
「集客に追われて、企画や準備に時間をかけていられない。」
「補助金をもらったら、事務処理に追われて本末転倒になった」
「スタッフによって言うことがバラバラで、保護者からクレームが来た」
「気づいたら"イベントを開催すること"が目的になっていた」
「最初にあった熱意が、どこかに消えてしまった」
これは、どこか一つの団体の話ではありません。
体験教育に真剣に取り組む多くの現場で、繰り返し起きている構造的な問題です。
本プロジェクトは、アメリカでレクリエーションマネジメントの学位を取得し、
こうした問題に正面から向き合い続け、
30年以上の現場経験から得た「答え」を一冊の本にまとめ、
日本中の体験教育の現場から『無理だ』『疲れた』をなくしたいのです。
そして、大きな事故を起こすことも防ぎたいのです。

先生や指導者が、本来の情熱を100%子どもたちに向けられたとき、
初めて子どもたちは前向きに、生き生きと動き出します。
この一冊は、そのための地図です。届けるためのものです。
なぜ今このプロジェクトが必要なのか
現在、多くの方が『野外体験』と『野外教育』を同じものだと思われています。
しかし、この二つには大きな違いがあります。
野外体験はその場での楽しさが目的ですが、
野外教育は楽しさを通過点として、
その先に子どもたちに気づいてもらいたいこと、
考えてほしいことがしっかりと設計されています。

「昔やっていた」「普段キャンプをしている」が大きな落とし穴に
学校や塾には必ず【指導方針】があるように、
野外教育にも明確な教育理念と体系的なカリキュラムが必要です。
しかし、この違いが理解されていないため、
子どもたちが本当に成長できる機会を逃してしまっているのが現状です。

プロジェクトが目指す未来
私たちが目指すのは、全国の子どもたちが自分らしく輝ける社会です。
野外教育を通じて育まれるレジリエンスや主体性は、
変化の激しい現代社会を生き抜くために欠かせない力です。
これらの力を身につけた子どもたちが、将来どんな困難に直面しても、
仲間と共に乗り越えていける。そんな未来を実現したいのです。
この書籍を通して、野外教育の正しい理解が広まり、
全国各地で質の高い体験教育の場が増えることを願っています。

著者について
赤池 龍 (あかいけ・りょう) 一般社団法人小さな冒険学舎 代表理事
幼少期からボタンを見ると押してしまう困った子で、
幼稚園に専属の副担任が付くほどだった。
文系科目しか得意でないが、
父に「賢者になれる」とそそのかされて高専で化学を学ぶ。
大学院修了後、製薬会社の研究職に就くもあえなく挫折。
その経験から、人生で大切なのは算数やかけっこの速さではなく
挫折に負けない心だと考え、「小さな冒険学舎」を立ち上げた。

関 美佳(せき・みか) 一般社団法人小さな冒険学舎 専務理事
5歳から野外教育に参加し、この世界に携わって30年以上。
椙山女学園大学で人間関係学を学んだ後、
アメリカ・インディアナ州立大学にてレクリエーションマネジメントの学位を
その大学では日本人として初めて取得しました。
成績優秀者で教授からの推薦があるものだけが加入できる
RhoPhi Lambdaという全米レクリエーション名誉団体に加盟。

帰国後、山村留学指導員として8年間従事。
無人島キャンプや北海道遠征など、多彩なプログラムを経験してきました。
現在は一般社団法人小さな冒険学舎の専務理事として、
こどもたちの「冒険と挑戦」を支える活動を続けています。
30年間で関わったこどもは、約35,000人。
現在主宰するプログラムのリピート率は90%以上。
クレームゼロ、事故ゼロを継続しています。
20年前に参加していたこどもが、今ではスタッフとして活躍してくれている。
そんな世代を超えた循環が生まれています。
しかし、最初からうまくいっていたわけではありません。
補助金に振り回された時期がありました。
スタッフとぶつかり、怒鳴りつけてしまったこともありました。
保護者対応に追われ、「何のためにやっているんだろう」と立ち止まった時期もありました。
地域と団体の狭間で板挟みになり、事業を閉じざるを得なかった経験もあります。
そうした失敗と試行錯誤の中で気づいたことを、この一冊にまとめます。

なぜこの本を書くのかープロジェクトの社会的価値
私が30年の現場経験で痛感したのは、一つのシンプルな事実です。
「想い」の共有なくして、体験教育は成り立たない。
コンテンツを増やすことでも、集客を頑張ることでもない。
まず最初にやるべきは、「なぜこの活動をするのか」
「こどもたちに何を届けたいのか」を、チーム全員で共有すること。
きっと皆さん「いや、共有してます」とおっしゃるでしょう。
でも、それ、本当に共有されてますか?
自己満足で終わってませんか?
本当の意味で「共有」されていれば、スタッフの動きが揃います。
保護者との信頼関係が築けます。
補助金に振り回されなくなります。
リピーターが増えます。
逆に、それができていなければ、
どんなに素晴らしいプログラムを企画しても、砂上の楼閣になってしまう。
この本は、体験教育に関わるすべての人に向けた「現場からの処方箋」です。

このプロジェクトへのご支援は、単に一冊の本を作ることではありません。
皆様のご支援により、全国の子どもたちに本当の教育機会を届けることができます。
野外教育の価値を正しく理解した大人が増えることで、
子どもたちを預ける親御さんも安心して参加できる環境が整います。
支援者の皆様は、未来の教育を共に育てる仲間として、
日本中の子どもたちに希望を届ける活動に参加していただけます。
これは次世代への最高の投資だと確信しています。
本書で扱うテーマ

本書では、体験教育の現場で起こりがちな問題を構造的に解き明かしていきます。
第0章:すべての出発点ー「主体性」は何のために育むのかー
「主体性を育てたい」「非認知能力を伸ばしたい」
――その言葉を、自分の信念で語れるか。
借り物の理念では、こどもは導けない。すべての活動を貫く"覚悟"の話。
第1章:「経験者」は「指導者」ではない
「自分もキャンプをやってきたから」という経験が、なぜ危険なのか。
「楽しかった」で終わらせないために、プロとして必要な視点とは。
第2章:集客の罠 ―補助金が目的をすり替える―
補助金依存の負のスパイラルとは。
なぜ「いろんな人が来る」ことが難しいのか。
第3章:バラバラなスタッフ、ブレる指導
「主体性を育む」と言いながら、その定義が共有されていない組織の脆さ。
第4章:危機管理の本当の意味
「危ないからやめさせる」は危機管理ではない。こども自身が判断できる力を育てるとは。
第5章:すべては「想いの共有」から始まる
理念が先、コンテンツは後。
この順番を間違えると、何をやってもうまくいかない理由。
第6章:「想い」を軸にした運営がもたらすもの
20年かけて作り上げてきた、リピート率90%の秘密。
30年の経験から得た知見を、具体的なエピソードとともにお伝えします。
こんな方に届けたい
体験教育・野外活動の団体を運営している方
体験民宿やアウトドア事業を営んでいる方
教育関係の仕事から独立し、自分の信念で活動している方
(フリースクール運営や学童運営の方)
夏休みなど長期休業で体験イベントを企画している方
スタッフ育成や組織づくりに悩んでいる方
「集客」「補助金」「保護者対応」に追われている方
経営と理念の両立に葛藤を感じている方
一人でも多くの現場に届けたいと思っています。
最後に
子どもたちの輝く未来のために、
私たちと一緒に歩んでくださる仲間を募集しています。
野外教育の真の価値を全国に届け、
どの地域の子どもたちにも質の高い体験教育を受けられる環境を作りたいのです。
皆様のご支援が、きっと日本の教育を変える大きな力になります。
子どもたちが自分らしく、たくましく成長できる社会を、一緒に実現しませんか。
心からお待ちしています。

最新の活動報告
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その「体験」は、子どもの命と未来を守れているか?
2026/05/15 11:30日本の体験教育の質を変えるために、どうかお力を貸してください 先日、磐越道で発生した悲惨な事故。責任の所在が曖昧なまま。あのバスには生徒だけしか乗ってなかったとのこと。それでも、「この運転は危険だ!」って気づいていた。だから部長さんはLINEで仲間に注意喚起をしていた。大人が1人でも乗っていればすぐにその「危険」には気づきバスを一旦停止させることができたかもしれない。こういうこと1つ1つが「安全管理」というもの。これは決して「遠い場所の出来事」ではありません。野外教育や体験活動の現場で、「今までは大丈夫だった」「みんなやってるから」という慣習、いや「思い込み」だけで運営を続けていませんか?夏休みを前に、多くの子ども向けイベントが企画されています。しかし、現場での危機管理や「教育としての責任」を曖昧にしたままでは、本当の意味で子どもたちの「生き抜く力」を育むことはできません。この度、一般社団法人小さな冒険学舎の代表理事 赤池龍も共著として加わり、関の本場アメリカでの知識と30年の現場経験から導き出した「本当の体験教育」に加えその「体験教育」の基礎となる考え方について問題定義することになりました。単なる「楽しい思い出作り」で終わらせない。そして、二度とあのような事故や責任逃れを繰り返さないために。現場に関わるすべての人に、この「本質」を届けたい。目標まであと2週間。残り28万。日本の体験教育の質を変えるために、どうかお力を貸してください。 もっと見るそろそろ夏休みの企画ですか?
2026/05/14 16:58いつもご支援ありがとうございます。著書の方も進んできて、共著の赤池代表理事の分も出来上がりつつ今最終段階に入っています。また、それに合わせて、夏休みが近づき夏のイベントに向けてのご相談もちらほらと。特に先日のバスの事故があってイベント中の危機管理などについても「どうしたらいいだろう?」というお悩みを持つところも多いようです。そんな点もカバーできるような書籍にしていきますね!さて、写真は、去年の夏の子どもたち。みんな高学年の男の子たち。いい笑顔してるでしょ?この子たち、率先して片付けしてくれたんですよね。低学年の子達には「お皿拭いてくれる?」「運んでくれる?」ってお願いしながら。上手だなぁと思いました。高学年の子達が楽しそうに片づけしてるから低学年の子どもたちも誰一人いやがることなく(まぁ、疲れた子はぼーーーっとしてたけど、それもOK な空間にしてました)みんなが楽しむこと、やること、やりたいことをしっかり把握しながら、嫌な気持ちを持たずにできる空間を作ることが大切ですよね。◆「この夏は何をしよう?」そう考えている方ぜひ一度お話聞きに来てください◆本場アメリカでの知識と30年の経験から伝える「参加者の90%をリピーターにして、クレームゼロ・事故ゼロのプログラムのを作る方法 」5月23日(土) 10:00~12:00 開催◆レジリエンスキャンプ 冒険コース◆小学生対象 6月20日(土)~21日(日) 1泊2日 もっと見る
痛ましい事故が起きてからいつも思うこと
2026/05/11 18:00いつも応援ありがとうございます。ちょっと今日は、悲しくも厳しいお話を。。。連休中に新潟の高校生の遠征時による痛ましい事故が発生しました。ここで浮上してきている「白タク」問題。これ、野外教育業界でも実はよくある話なんです。白タクではなく「個人の車に乗せて移動する」という話。集合場所から活動場所への「移動」活動中の「移動」ほんのちょっとの「移動」でも個人の車や団体の車で移動させちゃうってことよくある話かもしれない。団体の車なら、まだそれ相応の保険もかけているだろうし、運転手も覚悟をもって運転しているのかもしれない。個人の車は絶対やってはいけないと私は思います。個人の入っている保険ですべてを対応できるかどうか?個人で責任を終えるかどうか?もちろん何もないことが一番いい。けど、「絶対」はあり得ない。もらい事故もある。こういう時は、きちんと「専門家」にお願いしてリスクを分散することが大事。それだけでなく、「専門家」はその仕事に責任もってそれぞれが安全管理規約に沿って行っているのだから。車での移動だけではありません。野外教育団体も運営についてそういうところはないか見直さないといけない。自分達の教育目的に沿った安全管理マニュアルをきちんと整備してそれに沿って事業を運営しているか?が大切になります。昔は大丈夫だった昔はどこもやっていた。大丈夫、地域に詳しいから。ここでいくらでも昔は遊んでた人だから。自分も普段キャンプに行くから。それ、間違ってます!!その人は、「その土地のプロ」かもしれない「あそびのプロ」かもしれない「キャンプのプロ」かもしれないでも、「野外教育のプロ」ではない。そんなこと、何かが起きた時には通用しない。いつも思います。子どもたちの個性を大事にして子どもたちが活き活きする場をそう理想を掲げて取り組むことは本当に素晴らしいことだし、子どもたちにとって選べる場を増やすのはとても重要だと思います。でも、目的はどこ?一番大切にしたいことは?そこの指導法は?それに合わせた危機管理マニュアルは?誰が、スタッフを育成する?誰が、どこで「安全」を判断する?そういったことまで、きちんとしておかないといけない。「大丈夫でしょう」それは、本当か?なぜ、「プロ」がいるのか?そこを少し考えることも必要だと思います。亡くなられた高校生のご冥福をお祈り申し上げます。2度と、このような痛ましい事故が起こらないように。自分の「好き」に一生懸命で輝いていた人の命が奪われることのないように。合掌 もっと見る







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