Pain au vin rouge
美味しいパンとワインとチーズがあればそれは幸せ
そんなフランスの古い言葉をテーマにした
赤ワインのカンパーニュです。
当時は珍しかったブレンダーや低温調理器を
使用して、湯種よりの温度の低い酵素活性の
失活しずらいように【湯ゲル】を作り
古典と科学を織り交ぜた高加水のパンを作りました。
流行で終わらず現代製パンの一つの考え方の土台に
なっています。
プロジェクトの実行者について
※実家「青柳ベーカリー」を取材していただいた際の動画が、9分28秒頃から紹介されています。私の原点や、家族とともに続けてきたお店の空気を感じていただけると思います。よろしければ、まずはそちらをご覧ください。
※活動履歴や経歴を含む個人プロフィールや開業に至るまでのこと、noteにも綴ってあります。そちらもぜひご覧下さい。
はじめまして。
青柳航(アオヤギワタル)と申します。
私は東京都江戸川区で、
三世代続くパン屋「青柳ベーカリー」の一員として、家族とともに店を切り盛りしてきました。地域の皆様に支えられ、日常の中にあるささやかな幸せをパンという形で届ける。そんな当たり前のようでかけがえのない時間の中で育ちました。
店に来てくださる方々は、お客様というよりも、どこか家族のような存在でした。季節の話をし、近況を報告し合い、時には悩みを打ち明けられる。パンを買いに来る場所でありながら、誰かの一日が少し軽くなる場所でもあったのだと思います。
催事やコラボ出店を通して、さまざまな地域や人と出会う機会にも恵まれました。そのたびに世界が広がり、食が持つ力の大きさを実感してきました。知識や技術を学び、経験を積み、それをまた地域へ還元していく。忙しくも、これ以上ないほど幸せな時間でした。
結婚を機に訪れた富山で、私は強く心を動かされました。豊かな食材、穏やかな空気、人の距離感、そしてどこか余白のある時間の流れ。この土地でなら、これまでの経験を土台にしながら、新しい形の居場所をつくれるのではないかと思いました。
東京都江戸川区【篠崎】にある
実家「青柳ベーカリー」にて。
祖父母は80代後半にして毎日店頭に立っています。
お店で生まれ育ち、幼少期から
商売で生きている感覚が染みついていること。
今になって、ものすごい財産だと感じています。
このプロジェクトで実現したいこと
「日常に寄りかかり、ため息を預け、大切な人に伝えたくなるような場所を作りたいです。」
私たちが目指しているのは、単なる飲食店の開業ではありません。
食事をする、コーヒーを飲む、会話をする、ひとりで静かに本を読む。美味しいお酒と共に1日の疲れを癒す。
そのどれもが正解で、誰かにとっての"帰ってこられる場所"になれたらと願っています。
「くう」は、食を通じて人と人がゆるやかにつながり、時間や記憶が積み重なっていく拠点を作ります。
パンや料理だけでなく、空間や体験、そこで生まれる思い出までも含めて、暮らしの一部として愛される存在を目指したいです。
これまで支えていただいた分、今度はこの場所で誰かの支えになれるような循環をつくりたい。個人の挑戦ではなく、チームとして地域とともに育っていくプロジェクトです。
また、この場所を起点に地域の生産者や作り手とのつながりを育み、新しい文化や価値を生み出していきたいと考えています。食材や技術、想いを持つ人たちが交わり、そこからまた次の挑戦が生まれる。そんな循環が続いていく拠点になれたらと願っています。
東京での催事や尊敬する方々とのコラボ経験を通じて、自分の経験と地域への還元が同時にできる価値を実感してきました。富山という食材と地域性に満ちた土地で、県内外の交差点となるような場所をつくりたい。
技術に対する好奇心は尽きません。
それを「くう」を通じて、自分自身を満たし、他者も満たす日々に変えたいんです。
富山という土地に根ざしながら、新しい文化や価値を生み出していく。その最初の一歩を、皆さまと一緒に踏み出せたら幸いです。
「ソラマチパンマルシェ」にて。
【COFFRET et COFFRET TOKYO】の福田様にも
お手伝いをしていただきました。
専門学校時代の戦友と一緒に大きな催事ができて
メモリアルな日でした
プロジェクト立ち上げの背景
当初は事業譲渡での移住と開業を検討していました。
ですが紆余曲折あり、自己資金でのゼロからの開業となりました。結果
的に、自分のやりたいことをより表現できる「店舗」での契約が進み、ある意味で何か大きな流れに導かれているような気持ちです。
現在、物件の契約は進み、開業に向けた準備を進めています。しかし、店舗として使用するために必要な下水道設備(公共マス)の新設工事が必要であることが分かり、その費用が想定を大きく上回るものであることが判明しました。
地域に根ざした店づくりを行うためには避けて通れない基盤工事であり、開業の可否そのものに関わる重要な課題となっています。
ありがたいことに、たくさんの金融機関様や商工会議所様のご協力もあり、この業種、自己資金、年齢からは想定以上の「2000万」という大きな金額を借り入れることができました。本当にありがとうございます。
どのような形であれ、「くう」は必ずオープンはします。
ですが、より「良い場所」を目指す為、より良い「還元」を目指す為には、もっとお金があれば、僕に力があれば表現できることがあると思ってしまうところも本音の一つです。
どのような困難があろうとも、それでも、この場所で挑戦したいという想いは揺らぎません。むしろ、この困難を乗り越えてでも実現したいと強く感じています。
このプロジェクトは、単に一つの店を開くためのものではありません。食をきっかけに人がつながり、時間や記憶が積み重なっていく拠点をつくるための挑戦です。
これまで家族や地域に支えていただいた経験があるからこそ、今度は自分が支える側になりたい。富山という土地で、長く愛される場所を育てていきたいと考えています。
その第一歩として、どうか皆さまのお力をお貸しください。
aube ×白百合醸造 パン提供
世界中の名店を旅する料理人のけんさんと、
G7でも提供された白百合醸造様とのコラボにて。
催事当日はちょうどG7での提供とのことで、
貴重な瞬間に立ち会えました。
これまでの活動と準備状況
このプロジェクトは、思いつきや勢いだけで始まったものではありません。
富山への移住を決意してから現在に至るまで、長い時間をかけて準備を進めてきました。
物件探し、事業計画の策定、資金調達の準備、設備の選定。行政機関や金融機関との相談、設計や工事に関する打ち合わせ、必要な資格や手続きの確認。その一つひとつを、地域の方々や事業者の皆様のご協力をいただきながら、進めてきました。
現在は店舗となる物件の契約を完了し、現実的に実現可能な形へと計画を磨き続けています。
この過程で大切にしてきたのが、情報発信です。
そしてそれ以上に、
実際に足を運び、対面でお話しすることを大切にしてきました。
これまでの経緯や考え、日々の準備の様子を継続的に公開してきました。まだ完成していないからこそ、隠すのではなく、過程ごと共有する。その姿勢の中で、同じように何かに挑戦している方や、遠くから見守ってくださる方々とのつながりが生まれています。
その過程で積み重ねてきた信頼や関係があるからこそ、困難に直面しても、この場所で挑戦したいという気持ちは変わりません。
このプロジェクトは、ゼロからのスタートではなく、すでに多くの時間と行動、そして人との関係の上に成り立っています。
皆さまと一緒に、その続きをつくっていきたいと願っています。
※ここに至るまでの日々を、良いことも悪いことも含めて綴っています。もし時間があれば、ぜひのぞいてみてください。
木花之醸造所 醸造長 木村様を囲む会にて
木村さんのクラフト酒。ジャンルや製法等、
奥深い世界で、僕もその片鱗すら触れてないですが、
シンプルにお酒を好きになるきっかけになるような、
とても美味しい一本です。
ぜひ一度飲んでみてください。
リターンについて
このプロジェクトを一緒に立ち上げていただく体験として、リターンをご用意しています。
リターンは大きく3つの軸で設計しています。
① 実際にお店で体験していただくもの
パンや料理を通して、「くう」の空間や時間を直接感じていただけるリターンです。
② ご自宅でも楽しんでいただけるもの
焼き菓子や物販など、ご来店が難しい方にもお届けできる内容をご用意しています。
③ 応援・支援の気持ちを形にしたもの
シンプルに応援していただけるリターンや、お名前掲載など、プロジェクトに関わっていただけるものです。
いずれのリターンも、無理のない範囲で確実に履行できる内容に限定しました。
スケジュールや提供方法についても、開業準備と並行しながら責任を持って進めてまいります。
まだ何もない空間から、
少しずつ形になっていくこの場所と日々。
ぜひ一緒に歩んで頂けると嬉しいです。
23歳の迷いをろ過せずそのまま表現しました。
古典と化学を混ぜて一つに。
フランス文化を根のテーマにしながらも、
自分のアイデンティティを織り交ぜて、
東洋人で後継の自分が作るパンの意味に悩み、
仏教の曼荼羅の模様で仕上げました。
多様な文化と製法の全てにときめいてしまう、
今の自分のルーツでもあります。
スケジュール
2026年4月1日 物件契約完了
2026年4月15日 内装工事開始
2026年5月中旬 クラウドファンディング開始
2026年6月下旬 クラウドファンディング終了
2026年7月中旬 プレオープン開始(予定)
2026年8月中旬 グランドオープン(予定)
2026年9月 リターン履行開始(来店型・体験型)
2026年9月以降 順次リターン発送(食品・物販等)
※店舗の運営状況やお送りするパンに納得状況にて、発送時期が前後する場合がございます。いかなる場合も最善を尽くします。あらかじめご了承ください。
当時の自分にとっては
記念受験のような大きなコンクールでした。
振り返ると、自分の経歴や思い出の中で
今も支えになっている、ありがたい一日です。
最後に
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
私が初めてクラウドファンディングに触れたのは、家庭用のコーヒーロースターでした。世の中には、自分の知らないところで、こんなにも情熱を持って何かを生み出そうとしている人がいるのだと知り、とても心を動かされたことを今でも覚えています。
この場所は、私一人の夢というより、これまで出会ってきた人たちとの時間の延長線上に生まれるものだと思っています。
家族や地域の方々に支えていただいた日々があったからこそ、今度は自分が誰かの拠り所になれる場所をつくりたいと考えています。
すぐに完成するものではなく、関わってくださる皆さまとともに、時間をかけて育っていく場所になるはずです。
その過程で、もし迷ったり疲れたりしたときは、あの時の自分を思い出したいと思っています。
23歳のとき、どこかで諦めて、少し冷めていた自分。
ちゃんと続いてる。まだ途中だけど、良いことも悪いことも、ちゃんと全部積み上がってるよ。
その小さな「信じたい気持ち」を、もう少しだけ信じ続けてみます。
この場所は、その続きを形にするために存在します。
何気ない日にも、少し疲れた日にも、特別な日にも、ふと思い出して立ち寄れるような存在になれたら嬉しいです。
そこで誰かが「また頑張ろう」と静かに思える瞬間があったら、それがこのプロジェクトの本当の成功だと思います。
遠くからでも、近くからでも、この挑戦を応援していただけたら心強いです。
そして、もしよろしければ、その最初の半歩を一緒に踏み出していただけたら幸いです。
本当に最後になります。
いま、この文章を読んでくださっているあなたへ。
見えない先への不安もあるかもしれない。
でも同時に、何かが始まる「わくわく」も感じませんか?
その両方を抱きながら、一緒にこの場所を歩んでいただけたら、これ以上ないほど心強いです。
暗くなった道に、小さな灯りを灯す。
その灯りが、あなたの心にも、そっと灯りますように。
それだけでも、この日々に価値があります。
暗くなっていく商店街を見て、何もすることもできない。
これだけで充分なのに。と思う、
「これだけ」すら守ることができない。
どんな理由をつけようとも、どんな名前をつけようとも、結局は何もできなかった。
無力さを嘆き踠き続けていたこれまでの景色すら、今、振り返ったこの線の上にあるのであれば、今までの景色の全てが愛おしいです。
そして、この先にあるみんなで見る景色は、僕自身の想像を遥かに上回る、きっと、
もっともっと美しく心が動く風景が広がっていると思います。
怖い気持ちもやっぱりずっとあります。
それでも、今からそれを見るのがとても楽しみです。
あなたとならね。
開業準備中にお世話になったバイト先からの帰り道。
無職期間や開業準備中、
大変だよね?なんてご心配頂くこともありますが、
純粋に楽しかったです。
どん底や逆境で運よく素敵な人たちに
巡り合うのが僕の一番の能力です。ラッキー。✌
店舗概要
「くう/kuu」
〒930-0887
富山県富山市五福1877
・富山大学前駅 徒歩2分(120m)
・富山駅→富山大学前駅 約14分
・東京駅→富山駅 約2時間10分
「くう」の暗くなった道に初めて灯りを灯した日。
走馬灯で見る景色。



