
parubooksの佐古田です。
「私たちは、これからも作り続ける。-P.A.WORKS創業の地で映画祭を実現したい」クラウドファンディングは、840万円超まで到達したあと支援が止まってしまいました。
5月31日(日)のクラウドファンディング終了まで残り15日ですので、このままですとストレッチゴール②の1,000万円到達が怪しくなってきております・・・!
◆映画祭会場に、『SHIROBAKO』劇中で登場した牢屋を再現・設置
(2025年の「灯祭-ランタンサイ-」で製作され現在保管中のもの)
◆映画祭の入場者全員へ、劇場5作品コラボビジュアルを使用した特製クリアファイルを配布
の実現を目指し、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
◆◆◆
『P.A.WORKSオリジナルアニメーション映画祭in北陸』で上映する、P.A.WORKSの5つの劇場用オリジナル作品について、作品紹介や弊社の関わりについて、上映年順にシリーズでお伝えしていきます。
連載7回目は前回、前々回に続き、2023年に劇場公開された、『駒田蒸留所へようこそ』です。
▼作品キービジュアル
願いが、未来を繋ぐ絲になる。
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す―。
2023年/日本作品/カラー/16:9/DTS-HD Master Audio 5.1ch /91分
(『駒田蒸留所へようこそ』公式ホームページ、Blu-rayより引用)
parubooksでは劇場公開の翌年、2024年に『駒田蒸留所へようこそ』のBlu-rayを発売しました。
作品の映像を手元に置くことができるBlu-rayは、権利元様から発売されることが多いのですが、『駒田蒸留所へようこそ』は発売予定がなかったため、parubooksがライセンスをいただき発売しました。
前回の記事でご紹介したP.A.MUSEUMパネル展の開催時から、劇場で作品をご覧になった方のBlu-ray化を切望するお声を、parubooksでも聞いていました。劇場公開からしばらくすると配信もスタートし、家庭のテレビやタブレットなどでも鑑賞できるようになりましたが、「劇場で観て感動した作品を手元に残しておきたい」と願うファンがおられるのは理解できました。
また『駒田蒸留所へようこそ』公開から少し経った2024年1月1日、北陸地方を能登半島地震が襲いました。
劇中でも、地震に襲われ被害を受けた蒸留所を、困難に見舞われながらも立て直していく主人公や、蒸留所の人たちが描かれていました。
能登半島を中心に甚大な被害が発生し、私たちも現地の状況がつかめず混乱する中で、『駒田蒸留所へようこそ』が描いた物語の存在に助けられました。
このタイミングだからこそ、北陸にいる我々がBlu-ray化を実現する必要があるのではないか。
さっそく権利元様と交渉し、いろいろな手続を経てBlu-ray化のライセンスをいただくことができました。
▼映画『駒田蒸留所へようこそ』 Blu-ray化を実現! クラウドファンディングのバナー
ただparubooksでは、書籍やグッズは作ったことがあっても、Blu-rayを作った経験はそれまでありませんでした。
権利元様にご紹介いただいたBlu-rayのプレス会社さんへ、「Blu-rayはどうすれば作れるのでしょうか?」と直接伺うところからスタートしました。
お話を伺うと、Blu-ray化を成立させるためには、それなりの枚数を製造する必要があるとわかりました。
権利元様だと普段から多くの作品のBlu-rayを発売しておられるので、企画~デザイン~製造~流通・販売まできっちりと整備されています。
ただparubooksではBlu-rayを販売した経験がないのと、普段なかなか巡ってくるチャンスではないため、自分たちの手で直接ファンのみなさんへ販売する必要がありました。
▼Blu-rayのチャプター画面
そこでメインの販路をクラウドファンディングにし、通常なら店舗別特典となるクリアファイルやコースターなどのグッズを、コース別の返礼品に設定しました。クラウドファンディングで把握した予約数を元にすれば、検討がつかなかった製造数のメドも付けることができます。
そしてクラウドファンディングを開始すると、1,000人を超えるみなさんから温かいご支援をいただきました。
その後parubooksオンラインストアで一般販売の予約受付を始めたところ、開始直後は怖くなるくらいたくさんの注文メールが届き、当初予定していた数量では足りなくなりそうで、プレス会社さんに慌てて連絡したこともありました。
▼クラウドファンディング限定特典の特製図録表紙
Blu-rayを作る手続のため、アメリカの組織と英語メールでやりとりしたり(Blu-rayを作る時には必ず必要)、チャプター画面のデザインを見ながら「ここはこういう風に動くようにしてください」とプレス会社さんに指示したり、書籍やグッズの製作ではなかなか味わえない体験もありました。
それでも権利元様の監修をクリアし、刷り上がってきたBlu-rayディスクやジャケットの見本を眺めると、感慨もひとしおでした。今は配信で気軽に作品を楽しめるようになりましたが、やはり映像商品は重みが違います。
P.A.WORKSさんには三方背ケースなどに使用する駒田琉生のテイスティング風景のイラスト、
トールケースなどに使用する駒田家のイラストを描いていただきました。
ファンのみなさんに後押しされ、作り手のみなさんや権利元のみなさんと一緒になって実現した、素晴らしいBlu-ray化プロジェクトでした。Blu-rayをお買い上げいただいた皆様、これからも末永く手元に置いて、折に触れて『駒田蒸留所へようこそ』をお楽しみいただければ幸いです。
▼『駒田蒸留所へようこそ』Blu-rayの盤面




