繋ぎ家(つなぎや)プロジェクトメンバー
【ご報告】1stゴール100%達成しました!
支援目標額100%を達成いたしました!
ご支援いただいた皆様へ、心より感謝申し上げます。
2ndゴールは70万円です。残り日数はわずかですが、ぜひもう一押し、皆様のお力をお貸しください!
ごあいさつ
まだ使えるのに、誰にも気づかれないまま傷んでいく家があります。そんな家を、なくしたい。
はじめまして。和歌山大学発の学生チーム、Nowaste(ノワスト)です。私たちは普段、AIやシステムの開発に取り組んでいて、その技術を、地元・和歌山のいちばん身近な課題である空き家に向けることにしました。
和歌山県の空き家率は21.2%。全国でもっとも高い水準で、5軒に1軒以上が空き家という現実があります。それでも、その家が「どこにあるのか」は、行政でさえ十分に把握しきれていません。
私たちがつくっているのは、AIが街の画像から空き家を見つける仕組み「繋ぎ家(空き家みっけ)」です。
今回のクラウドファンディングは、この仕組みが本当に機能するかを和歌山で確かめる、初めての実証実験への挑戦です。ご支援が集まるほど、この挑戦は前に進みます。
どうか最後まで見届けていただけたら嬉しいです。
繋ぎ家プロジェクト 代表 笠森 大輝
なぜ私たちは、空き家を"見つける"ことから始めるのか
きっかけは、行政の方に空き家対策の現場をうかがったことでした。
返ってきたのは、「空き家のすべてを把握できているわけではない」「近隣から通報があった家は調査に行くけれど、それ以外までは手が回らない」という実情です。
自治体が空き家を把握するきっかけの多くは、現地調査に加えて、住民からの相談や通報に頼っているのが現状です(国土交通省ガイドライン等)。
裏を返せば、誰も通報しなければ、まだ十分に使える家も「無いこと」になってしまいます。
一方で、持ち主に目を向けると、国の調査では「売却したい」「別荘などとして活用したい」と、家を動かす意思を持つ人が一定数います。
それでも現実には、多くが空き家のまま。「解体費用をかけたくない」「使い道がない」といった、結局は"きっかけと手間"の問題でした(令和元年 空き家所有者実態調査)。
売りたい家、活かしたい家が、誰にも見つけられないまま朽ちていく。この"もったいなさ"を、AIで「見つける」ことから変えたい。それが繋ぎ家の出発点です。
プロジェクトを始めたきっかけ / 空き家の現状

総務省の住宅・土地統計調査(令和5年)によると、全国の空き家は900万戸にのぼり、過去最多を更新しています。
住宅のおよそ7軒に1軒が、誰も住んでいない計算です。
さらに、所有者が分からなくなっていたり、住宅として数えられなくなっていたりする「見えない空き家」も各地にあり、実際の数はもっと多いと考えられます。
なかでも和歌山県の空き家率は21.2%。全国でもっとも高い水準です。
5軒に1軒以上が空き家でありながら、その一軒一軒が「どこにあるのか」は、行政にも不動産会社にも十分に見えていません。

不動産会社にとっても、「どこに空き家があるか分からない」ことは大きなボトルネックです。今は地域にチラシを撒き、所有者からの連絡を待つしかありません。
だからこそ私たちは、「見えない空き家」を見える化することから始めます。
負の遺産になりかけている家を、未来の資産へと繋ぎ直すために。
私たちが動き出すまで
関係自治体担当者の方へのヒアリングを通じ、空き家把握には住民通報等が重要な端緒となる場合があることを知りました。
その実態を知った時、ひとつの問題意識が芽生えました。
通報がなければ気づかれないまま、ゆっくりと傷んでいく空き家。かつて誰かが生活していたはずの場所がそのまま価値を失っていくのは、非常にもったいない。
そう感じたのが、このプロジェクトの出発点です。
一人ではできないと分かっていたので、まずチーム作りから始めました。技術を持つ仲間に声をかけましたが、断られるかもしれないという不安も正直ありました。だからこそ、今のメンバー全員が「やろう」と言ってくれた時は、心の底から嬉しかったです。
そこからは、とにかく現場に出ました。オンラインではなく、実際に足を運んで、直接顔を見て、話を聞く。関係自治体の行政担当者、不動産会社、銀行、NPO法人、税理士、司法書士、大学の専門家、介護施設。実際に空き家を解体・耐震工事している現場にも立ち会いました。
当初3人で始めたこの取り組みですが、活動を続ける中で「自分もやりたい」と声をあげてくれた大学生が1人加わり、現在は4人のメンバーで動いています。仲間が増えてきていること自体が、私たちにとって大きな励みになっています。
元空き家の解体工事を行う様子
元空き家の耐震工事を行う様子
時には、厳しい言葉をいただくこともありました。
「法律的に無理だ」「行政との連携は学生には難しい」「そのアイデアは実現できない」——そう言われるたびに、挫折しかけました。それでも、「自分たちのスキルと発想で、できることがあるはずだ」と考え続けました。壁にぶつかるたびにアイデアをブラッシュアップし、気づけば少しずつ協力してくれる人が増えていきました。
繋ぎ家のビジネススキーム
これまでにお話した「見えない空き家」を発見する仕組みについて簡単にご説明いたします(※このビジネススキームは、確定したものではありません。現在は構想段階ですのでご了承ください)。

繋ぎ家のスキーム図
AIは「画像」から空き家を見抜き、データを重ねるほど賢くなる
① 画像から「空き家らしさ」を見抜く
入口は、Googleストリートビューの画像です。屋根の傷み、雑草の繁り、窓やドアの状態など、人が見て「ここは空き家かもしれない」と感じるポイントを、AIが画像から判定します。自分たちで現地を撮影して回るコストはかかりません。すでにあるGoogleのインフラに乗り、画像も定期的に更新されるため、情報の鮮度を保てます。
② データを重ねるほど、精度も対象も広がる
画像だけで終わりではありません。ここに自治体の水道データや登記情報などを重ねるほど、判定の精度は上がり、見つけられる対象も広がっていきます。使えるデータが増えるほど成長していくのが、このシステムの強みです。
③ 持ち主の同意を得て、活用へ繋ぐ
見つけて終わりにはしません。所有者の方から「活用に進めたい」という同意をいただいた物件についてだけ、不動産会社をはじめとした事業者の方々とのマッチングを私たちが支援します。空き家を、次に活かしてくれる人へ繋いでいきます。
個人情報の壁について
判定の確度をもっとも高めてくれるのは、自治体の水道データです。これを外部に渡してもらうのではなく、システムを行政の内部で動かし、データが庁外に出ない形で設計することで、個人情報保護の課題をクリアする方向で進めています。
複数件のビジコンに出場、落選を経て・・・初の入賞!
私たちはこのアイデアを実現に近づけるべく、これまで3つのビジネスコンテストに挑戦してきました。しかし、まだビジネス化するには実証が足りず、小さな実証実験を繰り返す必要があるとわかりました。
1.「元気わかやま」ビジネスプランコンテスト
1次選考は通過したものの2次選考では落選。チームとして初めて挑戦するビジコンということで不安もありましたが、事業計画を形にできた事には大きな手応えを感じました。
2.和歌山大学学生挑戦コンテスト
落選したものの、コンテスト後に紹介いただいた司法書士の方から「不動産業界や行政に必要なサービスだ」と前向きな評価をいただき、チームにとって大きな自信につながりました。

【関連リンク】
https://www.wakayama-u.ac.jp/edc/entre-unit/challecon/index.html(和歌山大学アントレプレナーシップデザインセンター公式サイト)
https://www.facebook.com/story.php?story_fbid=1543671714430407&id=100063627788637&mibextid=wwXIfr&rdid=W9eghAWx7QKQ6VFX#(和歌山大学公式facebook)
3.第11回 紀陽イノベーションサポートプログラム(KISP)
株式会社としてビジネスを動かしている社会人・企業チームが多く参加する中、個人(学生チーム)として唯一「部門賞(奨励賞)」を受賞。


【関連リンク】
https://www.wakayama-u.ac.jp/edc/news/2026030300017/(和歌山大学アントレプレナーシップデザインセンター公式サイト)
今後計画している実証実験
<実証実験で実施する事>
和歌山の地域を実証フィールドに、本プロジェクトの空き家判定システムが実際に機能するかを検証します。
市町村ごとに実施内容は異なりますが、概ね以下のような流れで進みます。
①システム構築
GoogleMapsAPIやAIを用いて、空き家の抽出・状態判定を行うシステムを構築します。
②システム運用
構築したシステムを稼働させ、実際に空き家の抽出から状態判定までを行います。
③システム精度の検証
②で取得した空き家のデータと、自治体の調査結果を照合し、システム判定の精度を検証します。自治体保有情報の利用については、各自治体の判断及び法令上の整理を前提とします。
<連携・調整状況>
NPO法人「地方創生協会」との連携が決定しています。また、複数の関係自治体にヒアリング等を行い、実証可能性について意見交換を行っています。
現時点で、自治体との連携・実証実施が決定しているものではありません。
本プロジェクトの目標と資金の用途
プロジェクトの第一目標
50万円
いただいた支援の使い道
いただいた支援は、CAMPFIREの決済・掲載にかかる手数料を除いた分を、おもに次の順で活用します。
1. AIシステムの改良(空き家判定モデルの改良、地図・画像データの連携、サーバー費用)
2. 和歌山での実証実験(実地での検証、自治体との協働にかかる調査・移動・資料作成)
3. 活動の認知を広げる広報(プレスリリースの配信など)
手数料を差し引いた範囲で、上から優先的に充てていきます。使いきれなかった分は、繋ぎ家の今後の活動資金として活用させていただきます。
あなたの支援が、和歌山を変える第一歩になる。

和歌山のどこかで、今日も1軒の家が朽ちていく。誰にも見つけてもらえないまま価値を失っていく。
その現実を変えるための仕組みを、私たち4人は作ろうとしています。
資金も、経験も、まだまだ足りない学生チームです。
それでも、行政・専門家・不動産のプロたちと対話を重ね、この問題に向き合い続けてきました。今回の実証実験は、その積み重ねの集大成です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私たちの思いが少しでも伝わっていれば幸いです。
メンバー紹介

笠森 大輝(和歌山大学大学院 システム工学研究科)|リーダー・事業設計
空き家事業に取り組み始めたきっかけは、和歌山市役所へのヒアリングでした。まだ使える空き家が、誰にも知られないまま価値を失っていく現状を知り、「自分たちの技術で解決できないか」とチームを立ち上げました。
プロジェクトではリーダーとして、経営戦略・事業設計・タスク管理・開発を担当しています。行政・不動産関係者・大学教授・NPO法人をはじめとした各方面の方々に直接お会いしてヒアリングや相談を重ねる役割を担い、いただいたご意見をもとにアイデアを磨きながら、空き家を地域の資産として活かす仕組みづくりに挑んでいます。

髙下 舜人(和歌山大学大学院 システム工学研究科)|システム設計・開発
プロジェクトでは、システムの設計・開発を担当しています。現在はインフラのデータから空き家を抽出するアルゴリズムの開発に注力中。これまでアナログで膨大な時間を要していた空き家探しを、テクノロジーの力で「確実な発見」へと変えることが目標です。技術者として、この問題に誠実に向き合い続けます。

中本 智也(大阪公立大学大学院 情報研究科)|システム開発
大学で機械学習をはじめとする情報学を学び、プロジェクトではシステム開発全般を担当しています。「技術を社会課題の解決に活かしたい」という思いからこのプロジェクトに参加しました。現在は空き家を効率的に抽出するアルゴリズムの開発に取り組んでいます。空き家の発見・活用をより身近なものにすることで、地域の資産としての価値を守る未来を目指しています。

寺田 祐太(和歌山大学 経済学部)
生まれてからずっと和歌山で育ち、マルシェや地域のイベントに顔を出しながらこの街の人たちと関わり続けてきました。笠森と出会ったのも、みそのマルシェの会場。ゼミで出店していた私に、運営ボランティアの笠森が声をかけてきたのが始まりです。事業の話を聞いた時、「大学で学んでいることを活かしながら和歌山に貢献できる」と直感しました。まちづくりに関心がある自分にとって、空き家問題は決して他人事ではありません。和歌山を愛するチームの一員として、全力で取り組みます。
応援メッセージ



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【感謝】1stゴール100%達成しました!
2026/06/22 10:23いつもご支援ありがとうございます!繋ぎ家プロジェクト、ついにクラウドファンディング1stゴールの100%を達成しました!1stゴール達成のご報告をできることが本当に嬉しいです。プロジェクト公開から今日まで、ご支援はもちろんのこと、温かい応援コメントやSNSでの拡散など、皆様の支えが私たちの何よりの原動力になりました。メンバー一同、心より深く感謝申し上げます。「和歌山県の空き家問題をどうにかしたい」「見えない空き家をAIで可視化し、未来の資産に変えたい」できるかどうかより、チャレンジしてみたい、社会の役に立ちたい!・・・そんな想い優先で始まったこのプロジェクトですが、スタートした頃はここまで沢山のご支援をいただけるようになるとは思っていませんでした。多くの方に共感していただき、背中を押してくださったこと。学生である私たちにとって、これほど心強く、嬉しいことはありません。クラウドファンディングも残り2週間を切りました。セカンドゴールは70万円。あともう少しだけ皆さんのお力を私たちに貸してください! もっと見る
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