注目のリターン
公開からわずか5日で、目標金額100万円を達成することができました。
たくさんのご支援と温かい応援のお言葉に、心から感謝申し上げます。
この活動を次年度以降も継続し、広げていくため、ネクストゴール150万円に挑戦します。
引き続き応援していただけましたら幸いです。
2026年4月2日追記
本プロジェクトは、沖縄県の在宅ホスピス「いきがいの家」において、患者様・ご家族・ご遺族・医療スタッフの皆様に向けて、生演奏による音楽を届けるグリーフケア※活動です。
終末期医療の現場においては、一人ひとりの時間や状態に寄り添うことが大切にされています。
その場にふさわしい形で音楽を届けることで、人生の最終段階にある時間に静かに寄り添い、そのひとときが一人ひとりの尊厳を守るものであるよう願っています。

この取り組みは、ヴァイオリニスト・﨑谷直人と、医師・長野宏昭(いきがい在宅クリニック 院長)の監修のもと、音楽と医療、それぞれの現場を理解する専門家が連携して進めてまいります。
実施にあたっては、看護師による医療現場の判断を最優先とし、内容や方法は状況に応じて柔軟に調整しながら、無理のないかたちで継続的に行うことを大切にしています。
また本活動は、患者様だけでなく、大切な方を見送られたご遺族、そして日々看取りに向き合う医療スタッフの方々にとっても、心のケアとなることを目指しています。
そのため、演奏の機会は一度きりではなく、患者様、ご家族、ご遺族、医療スタッフなど対象に応じて複数回実施し、音楽を通じて気持ちを共有できる機会と、孤立を防ぐためのコミュニケーションの場を生み出していきます。
※グリーフケアとは…
大切な人との別れや喪失に向き合う中で生まれるさまざまな感情に寄り添い、心の回復を支えるケアのことです。
演奏後の記念写真
本プロジェクトのきっかけは、ヴァイオリニスト・﨑谷直人と、医師・長野宏昭の出会いに遡ります。
2019年、長野医師が趣味で続けているヴァイオリンを通じ、在籍する沖縄交響楽団の指導のために﨑谷が沖縄を訪れたことをきっかけに、音楽を通じた交流が始まりました。その後もほぼ毎年沖縄を訪れながら、二人の間に信頼と友情が育まれていきました。
2024年7月、長野医師は在宅ホスピス「いきがいの家」を設立されて、2025年には﨑谷が初めてその場所を訪れ、患者様とご家族の目の前で演奏を行いました。
その時間の中で、音楽がこの場所で果たし得る役割、「言葉を超えて寄り添い、心に静かに触れる力」を強く実感しました。
この経験を「一度きり」で終わらせるのではなく、継続的な取り組みとして形にしていきたい。
そうした想いから、﨑谷、長野医師、そして「いきがいの家」スタッフ一同が、このプロジェクトの立ち上げを決意しました。
﨑谷、長野、「いきがいの家」医療スタッフと共に
﨑谷直人(元神奈川フィルソロ・コンサートマスター、ウェールズ弦楽四重奏団)
私はこれまで、国際コンクールやプロのステージを通して、音楽家としてのキャリアを積んできました。
その一方で、熊本地震直後の被災地での演奏や、福祉の現場でのボランティア演奏など、通常の演奏会ではない場で音楽を届ける経験も重ねてきました。
そうした経験の中で強く感じたことは、演奏家として「すごい」「優れている」と評価されることと、「ありがとう」と感謝されることは、まったく異なる次元のものであるということでした。
このプロジェクトでは、グリーフケアの現場を通して、演奏家が音楽で担う本来の役割である「コミュニケーション」に立ち返り、医療の場に音楽を届けていきたいと考えています。
そのために、音楽にも造詣が深く、私が心から尊敬する長野宏昭医師とともに、数年にわたり対話を重ね、音楽が医療の現場にどのように関われるのかを模索してきました。
長野先生の医師としてのご経験と、人としての優しさが、この取り組みを具体的に前へ進める大きな後押しとなりました。
音楽家が善意で「弾いてあげる」という関係では、一方向の働きかけになってしまい、本当の意味でのコミュニケーションにはなりません。
だからこそ本プロジェクトでは、音楽家×医師・医療スタッフが密に連携をとりながら、その場に関わるすべての人の状態や想いに目を向け、無理のないかたちで音楽を届けていきます。
そしてすべての人が、自然と「ありがとう」と言葉にしたくなるような、あたたかい循環が生まれる活動にしていきたいと考えています。
また、私は音楽教育にも携わっていますが、将来的には小学生から音大生まで、音楽家を目指す若者たちにも、この活動を通じて、音楽が本来持っている役割に気づくきっかけを届けられたらと思っています。
音楽が、誰かに寄り添うためのものとして存在できることを、この活動を通して少しずつ形にしていきたいと考えています。
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長野宏昭 いきがい在宅クリニック 院長
「なぜ、私が、、私の大切な人がこんな病気になってしまったの?」
「誰かの迷惑になるくらいなら、早くお迎えが来てほしい」
人生の最終段階を迎えた患者さんと向き合う在宅医療、ホスピスの現場では、このような答えのない、解決が難しい苦しみを抱えた人が少なくありません。患者さんを支える家族、関わるスタッフも様々な不安や緊張、苦しみと向き合いながら日々を過ごしています。
肺の病気を患い、ベッドから起き上がることが難しくなった患者さんがいました。間もなくお迎えが近いことを悟ったのか、私に「死ぬ前に一度、生演奏で音楽が聴きたい」とつぶやきました。私はviolaを持参し、バッハの無伴奏チェロ組曲の一節を演奏しました。上手な演奏とは言えませんでしたが、その時患者さんの目から溢れた涙、笑顔を一生忘れることはないでしょう。
人は、死という最も避けることが困難な苦しみを前にしても、生の音楽に触れることで、心の平穏を取り戻すことができることを確信しました。
患者さん自身だけでなく、患者をケアする家族、医療従事者(医師、看護師、介護職)にとっても生演奏を聴くことは、日常の疲れを忘れ、心に休息と安らぎを与える温かな時間となります。自分たちの仕事が尊いものであること、患者との関わりの中で自分自身も生きているという実感を持つことができます。生演奏を通して、ケアする、されるの関係性を超えた、新たな物語が始まります。
﨑谷直人さんのヴァイオリンは繊細でダイヤモンドのような美しさがあり、人の心にそっと寄り添う温かさが魅力的です。きっと、患者さんの側で寄り添う家族や介護者、苦しむ人の力になりたいと願う医療スタッフの心にゆっくりと染み渡り、癒してくれることでしょう。また、﨑谷さんが指導されている、未来を担う若手演奏家にとっても、精神面での成長の機会となることが期待されます。音楽を純粋な気持ちで受け入れてくれる人の存在、双方向性の交流は演奏者として貴重な原点回帰の機会となるでしょう。
命の限られた現場こそ、生の音楽を必要としています。一流の音楽家、これから世に出て活躍する若い音楽家たちの演奏を私たち医師、看護師も全力で応援、サポートさせていただきます。
年2~3回「いきがいの家」を訪問し、患者様・ご家族・ご遺族・医療スタッフの皆様に音楽の時間をお届けします。
■ 活動内容
金・土・日の3日間で訪問演奏とコンサートを実施
・患者様の体調に応じた個別訪問演奏およびベッドサイドでの演奏(看護師の判断のもと実施)
・ホスピス内でのご家族・ご遺族・医療スタッフ向けコミュニケーションコンサート(グリーフケア)
※患者様や医療現場の判断を最優先とし、状況に応じて内容を臨機応変に調整

いただいたご支援は、演奏家の移動費、滞在費、訪問活動の運営費、患者様・ご家族・スタッフのためのケア環境整備に充てます。目標額を超えた場合は、開催回数の増加、次年度以降の活動、離島地域での活動、学生参加支援などに充てる予定です。
■ 概算予算
・コンサート1回あたり:約35~37万円
・年間:約70~110万円(年2~3回開催)
■ スケジュール
2026年6月19-21日 第1回グリーフケアコンサート(ヴァイオリン:﨑谷直人、ピアノ:伊藤慧)
2026年11~12月 第2回グリーフケアコンサート開催
※以後、年2~3回の継続事業として実施予定
本プロジェクトでは、活動の一環として、非売品のミニアルバムCDを制作いたします。
ご支援いただいた皆さまへのお届けに加え、医療・福祉の現場へも寄贈し、グリーフケアに役立てていただく予定です。患者様やご家族、そして医療スタッフの方々が、それぞれの時間の中で無理なく手に取れるよう、音楽が静かに寄り添う存在となることを目指しています。
なお本制作は、レコーディングエンジニアによるボランティア協力のもと進めてまいります。
協力:Ensemble B.P.C.(レコーディングエンジニア 浜田純伸)
命の限られた現場こそ、生の音楽を必要としています。
(長野医師のメッセージより)
人生の最終段階にある時間や、その後に続く時間の中で、音楽がそっと寄り添うことができたらと願っています。
本プロジェクトは、皆様のご支援によってはじめて形になります。
その一つひとつが、誰かの心に静かに寄り添う時間へとつながっていきます。
この活動に、少しでもご関心をお寄せいただけましたら幸いです。心よりご支援をお待ちしております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
プロフィール
﨑谷直人(発起人)
ノボシビルスク国際ジュニア部門1位、メニューイン国際ジュニア部門3位。ケルン音大に当時最年少で入学。その後パリ市立音楽院、桐朋学園ソリストディプロマを経て、バーゼル音楽院修了。
2006年ウェールズ弦楽四重奏団を結成。第1ヴァイオリン奏者として、ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門、大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門にて各3位を獲得。メナヘム・プレスラー、アレクサンダー・ロマノフスキー、ポール・メイエ、ミッシャ・マイスキー各氏ほか、トップアーティストらと室内楽を共演。
2014年から8年間、神奈川フィルソロ・コンサートマスターを務めた。
現在はソロ、室内楽、ヴァイオリンユニット〝DOS DEL FIDDLES〟等で幅広く活動し、各地のオーケストラに客演コンマスとしても多数出演している。近年では、自身が代表を務めるレーベル「kKy records」を立ち上げ、レコ―ディング活動にも意欲的に取り組む。
長野宏昭(発起人)
医師/ヴァイオリン・ヴィオラ奏者。1980年奈良県生まれ。呼吸器内科医・在宅医として、これまで約2000人の看取りに立ち会い、人生の最終段階に寄り添う医療に従事。沖縄で「いきがいと共に歩む」という理念を掲げ、地域医療やまちづくりに取り組む仲間と出会う。
2023年、訪問診療に特化した「いきがい在宅クリニック」を開業。続いて、住まいのような環境で最期を過ごすシェアハウス型在宅ホスピス「いきがいの家」を仲間と共に開設。沖縄交響楽団での活動を通して、ヴァイオリニスト﨑谷直人氏と出会い、「いきがいの家」でのコンサートを実現。学生時代より病院でのコンサートや訪問演奏を続け、病室のベッドサイドで音楽を届ける「演奏ラウンド」を実践。2025年、コンサートホールに来られない人々へ音楽を届けるため、弦楽合奏団「アンサンブルいきがい」を結成。医療と音楽の共生に挑戦している。
伊藤慧(第1回協力アーティスト)
5歳よりピアノを始める。都立日比谷高校を卒業後、フェリス女学院大学音楽学部器楽科に入学。在学時、オーディション選考により「室内楽の夕べ」、「オーケストラ協演の夕べ」に出演。卒業時、卒業記念演奏会、及び日本調律師協会主催「第9回新人演奏会」に出演。自己研鑽奨学金、成績優秀者奨学金をダブル受賞、江口海外奨学金を得てドイツシュトゥットガルト音楽大学マスタークラスを修了。 2008年‐2009年ドイツブレーメン芸術大学にゲスト生として在籍。現在は、全国各地で演奏活動を行っている。
最新の活動報告
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【ネクストゴール挑戦】100%達成の感謝と、未来へつなぐ「IKIGAIグリーフ×ミュージック」
2026/04/02 11:51皆さま、たくさんのご支援をいただき、本当にありがとうございます。開始早々に目標金額を達成することができ、驚きとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の達成により、今年度の活動資金は確保することができました。まずはこのプロジェクトを、責任を持って実施してまいります。そしてここからは、来年度以降の継続開催と、活動の広がりを目指し、ネクストゴールに挑戦します。今回のネクストゴールでは、来年度以降の継続開催に加えて、小学生から音大生まで、若手音楽家にも現場に参加してもらい、音楽の持つ本来の可能性を共に考え、演奏家として大切な心を育む機会として広げていきます。参加する若手には、﨑谷もすべて同行し、演奏だけでなく、個々の患者さんに向けたベッドサイドでの音量や音の質、かける言葉や会話についても、長野医師および看護師の方々と一緒に考えながら伝えていきます。未成年の参加者については、保護者の帯同が必要となる場合もあり、その際の移動や滞在にかかる費用にも充てさせていただきます。なお、演奏に関しては、﨑谷自身も含め、すべてボランティアで行います。この取り組みを、一度きりで終わらせないために。引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
【感謝】人気プロジェクト掲載&実施に向けたトライアルのご報告
2026/03/31 13:11皆さま、温かいご支援をありがとうございます!おかげさまで、CAMPFIREの「人気のプロジェクト」一覧にも掲載され、さらに多くの方にこの活動を知っていただくきっかけをいただいております。昨年「いきがいの家」で行った準備の様子をご報告します。写真は、ご家族さま・ご遺族さま、医療スタッフに向けたグリーフケアコンサートを想定し、医療スタッフチームで仮実施した時の様子です。﨑谷と共に、長野医師もヴァイオリンとビオラ(ヴァイオリンより少し大きく、温かみのある低音を鳴らす楽器です)を演奏しました!実際の動線や、その場に何名ほどの方をお迎えできるかなど、看護師の目線による、医療現場としての細かな話し合いも行いました。 もっと見る











命の尊さを尊重する素晴らしい企画に心から賛同し支援させていただきます。応援しております。