
今回の活動報告では、リターンのメインアイテムである“ZINEまたは習作シリーズ”のラベルデザインを担当いただいている、那賀雨さんを紹介させていただきます。
ご本人に用意いただいた文章をそのまま載せていますので、じっくり読んでいただければ嬉しいです!
なお、本活動報告内では掲載できる画像枚数に制限があるため、完全版はぜひ以下のリンクからnoteをご覧いただければ幸いです。
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はじめまして。イラストレーターの那賀雨と申します。
まずは、OHTORI SPIRITS代表の峰尾さん、クラウドファンディングが目標金額を達成したこと、本当におめでとうございます。
そして、ご支援くださった皆さま、ありがとうございます。
私のInstagramをご覧いただいている方からもご支援をいただき、本当に嬉しく、励みになっています。
私はイラストとラベルデザインを担当させていただいています。
このプロジェクトとの出会いは、峰尾さんのnoteを拝見したことが始まり。
私は趣味でいろんな方のnoteをよく読んでます。誰かが物事を咀嚼する過程や前向きな挑戦など、その人の人生の断片として読める時間が好きなのです。そんな中で峰尾さんのnoteに出会い、「一人の人が街に新しい価値を生み出していく」という姿に強く惹かれました。
私自身、自治体職員として10年間働いていたこともあり、地方の課題に向き合う中で、自分が動いて街を変えようと行動する人は決して多くないことを見てきました。(私もその1人です。)
さまざまな意見を語る人はいても、自ら一歩踏み出して形にしていく人は本当に少ない。だからこそ「この方と一緒に仕事がしたい」と強く思ったことを今でも覚えています。
自治体で広報業務をしながら地域発信の難しさを考えてました。
そんな気持ちがあるものの、イラストレーターとして活動を始めたばかりだったもので、営業の方法も、制作費の相場も、ポートフォリオすらない状態。それでも「この方と仕事がしたい」という気持ちだけでラベル案や資料を作り、提案書を持ちこんで、お話を聞いていただいたのが最初のご縁でした。(何も分からない状態のイラストレーターなんて門前払いされて当然なのに、最後までしっかり提案を聞いてくれた奇跡的な体験でした!)
そして2026年の年明け、改めて今回のプロジェクトのお声がけをいただきました。あの日の緊張と嬉しさは、今でもよく覚えています。
さて、プロジェクトの話に戻して、今回のラベルのご紹介をさせてください。
ラベルは、クラフトジンのボトルにZINEを巻き付けるデザインにしました。
峰尾さんも私も、アイデアはじっくり考え抜くタイプ。でも、思考を重ねた先で、ふと「これだ」と一つの形に結びつく瞬間があります。それが、ZINEを取り入れたこの形。
折り畳まれたZINEを開いて読むだけでなく、折り方によってボトルの表情が変わるのも、このラベルの魅力です。
峰尾さんのnoteを読んできたからこそ、その物語をラベルという形で表現できることを本当に嬉しく思っています。
ZINEには、峰尾さんがクラフトジンと出会い、惹かれ、自ら造るまでの歩みを綴っています。
・クラフトジンと出会うこと
・クラフトジンに惹かれていくこと
・そして、自らクラフトジンをつくること
という三部構成にて文章とイラストが1Pにまとめられているもの。
また、ラベルに描かれている鳥は、実は空想上の生き物。
モチーフは、小樽の空を飛ぶカモメをベースに、峰尾さんのご子息のお名前の由来でもあるコロポックルを思わせるフードやひげ、そして蒸留所となる宣誠寺にある鳳凰の装飾をイメージした尾です。
ひとつの生き物というよりも、小樽や峰尾さんの歩み、このプロジェクトにまつわる物語を少しずつ重ね合わせた存在として描いています。さらに、「小樽は灰色の街という印象」という峰尾さんのお話から、全体の色味にもグレーを忍ばせています。物語が進み、「OHTORI SPIRITS」という概念が完成へ近づくにつれて、鳥も少しずつ成長し、変化をしていきます。
私は、ZINEとは一度読んで終わるものではなく、何度も読み返すたびに新しい発見があるものだと思っています。
だからこそ、このラベルも、お酒を味わいながら違う面を眺めたり、物語を読み返したり、新しい解釈を見つけたりと、何度でも楽しめるプロダクトになれば嬉しいです。
そして、このZINEをさらに魅力的な形へ仕上げてくださっているのが、Brew Old Blue Studioさんです。
古き良き印刷文化を大切にされているスタジオで、手刷りならではの風合いや、自ら調合したインクによる独自の色づくりなど、「古いものだからこそ生まれる価値」を丁寧に表現されています。
小樽という街の空気やプロジェクトの世界観を形にするならこの方だ、と思いお声がけさせていただきました。
Brew Old Blue studioさんに関しても「絶対一緒に仕事をしたい」と思ってた方なので、夢が2つ叶うことがとても嬉しいです。
キャプション グッズと共に印刷作成証明書がついてきたときのときめきは今でも忘れられません。
現在はラベル紙の選定から印刷、パッケージ構成、梱包箱設計まで担当してくださっています。
こちらの意図を丁寧に汲み取っていただける、本当に心強く、尊敬しているパートナーです。
手元に届いて初めてわかる、Brew Old Blue studioさんが生み出すインクの色合い、選び抜かれた紙の質感、そしてパッケージデザイン。皆さまからどういう反応をいただけるか、今からとても楽しみです。
キャプション 東京での対面打ち合わせ。紙や箱デザイン選定で3時間くらいしっかり話し込みました。
偶然にも、私たち三人はほぼ同世代。
そして、それぞれ新しい挑戦の途中にいるという共通点があります。
だからこのボトルは、クラフトジンだけでなく、三人それぞれの挑戦や成長も詰まったプロダクトになると思っています。
クラフトジンがお手元に届いた際には、味わいはもちろん、デザインや印刷の風合いまで、じっくり、ゆっくりと楽しんでいただけたら嬉しいです。何度か手に取り、眺め、読み返していただくうちに、私たちそれぞれのこだわりや、このプロダクトに込めた想いが少しずつ見えてくると思います。
引き続き、OHTORI SPIRITS様への応援をどうぞよろしくお願いいたします。



