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今回は、どんな映画を地元で撮ろうと思ったのかについて書きたいと思います。
「だったら、地元で撮ってみようかな」
そう思った頃、僕の中には少しずつ、地元でどんなものを撮るのかというイメージが浮かび始めていました。
実は、僕が帰省する少し前に、父が地元のメディアで「島巡りの達人」として紹介されていました。
画像は父が営む接骨院の待合室で、島の風景を撮影したアルバムがたくさんあります。
僕自身も、これまで何度か父の島巡りについていったことがあります。
フェリーに乗って島へ向かう時間。
普段の生活ではなかなか味わうことのできない、あの非日常感。
そして、そこで出会う人たちのおおらかさや、自然体な姿。
そういうものに触れるたびに、自分にはないなと思うことがありました。
俳優として活動する中で、周りと比べたり、こうあるべきと自分の中で決めつけてしまったり。
そんな自分の価値観が、島に行くたびに少しずつ揺さぶられていたんだと思います。
そして、これはきっと、自分だけじゃなくて、いろんな人にも感じてもらえるんじゃないかと思うようになりました。
自分が島で感じたことや、そこで出会う人たちの姿を、何かの形で伝えてみたい。
そう考えたとき、まず思い浮かんだのが、自分自身が一人で島を巡る旅をすることでした。
その旅で感じたこと、出会った人、見た景色。
そういうものを一つの作品として残せないか。
まずは、そんなところから考え始めました。
まだこの時点では、今の『Uターンブルーライン』の形にはなっていませんでした。
ここから少しずつ、企画が形になっていきます。



