
皆さま、こんにちは。 本プロジェクトに獣医師・開発メンバーとして参加させていただいております、渡邉史恩です。
私は普段、獣医師として多くのわんちゃんと飼い主さまに関わる一方で、私自身も一人の愛犬家として、家族と一緒に愛犬を連れて出かける機会が多くあります。
その中でいつも感じていたのが、「犬とのお出かけは楽しいけれど、荷物がとにかく多い」ということでした。
犬用バッグに加えて、自分用のバッグ。さらに子どもの飲み物やお菓子、着替えなども増えていくと、気づけばそれなりのサイズのリュックを背負い、そのうえで犬用バッグも持つことになります。そこに「少しだけ愛犬を抱っこしなければならない場面」が重なると、もはや軍隊さながらの装備です。
肩も痛い。腰も痛い。けれど、パパは黙って我慢する。 そんなお出かけの場面を、私自身も何度も経験してきました。
もちろん、獣医師としては、わんちゃんの身体への負担や安全性、姿勢、安定感といった点はとても大切に考えています。犬用の製品である以上、「かわいい」「便利」だけではなく、わんちゃんにとって無理のない使い方ができることは欠かせません。
一方で、実際に毎日犬と暮らす一飼い主としては、「飼い主側の使いやすさ」も同じくらい大切だと感じています。荷物が多い日でも使いやすいこと。少し抱っこしたい場面で自然に使えること。お出かけの邪魔になるのではなく、愛犬との時間をもっと快適にしてくれること。
そうした日常の中で感じるリアルな課題を、今回の開発では獣医師として、そして愛犬家として、できる限り率直にお伝えしています。
また、個人的には「せっかくなら、愛犬家としての遊び心も大切にしたい」と思っています。私自身も、わが子のオリジナルグッズを作りたいと思ってしまうタイプです。機能性だけではなく、愛犬との暮らしが少し楽しくなるような要素や、飼い主さまが自分らしく使えるような工夫も取り入れられたら、とても魅力的だと感じています。
開発チームの皆さまは、もともと人の子ども用抱っこバッグなどを手がけてこられた経験があり、その中で培われたノウハウがあります。その技術や発想が、今度はわんちゃんと飼い主さまのために活かされようとしていることに、大きな可能性を感じています。
開発者やデザイナーの皆さまとは少し違う立場から、私は獣医師としての視点と、一愛犬家としてのわがままを、かなりたくさんぶつけさせていただいています。
その積み重ねが、飼い主さまにとっても、わんちゃんにとっても、よりやさしく、より使いやすい製品づくりにつながっていくのではないかと期待しています。
愛犬とのお出かけが、もっと安心で、もっと快適で、もっと楽しい時間になるように。 N/ORN PETが、そんな日常に寄り添える製品になってくれることを願いながら、引き続き開発に関わらせていただきます。
Polaris Vet 獣医師
渡邉 史恩



