作れるうちに、残したい革がある。

「あの加工、もうできないんです」革づくりの現場で、そんな言葉を聞くことが増えました。イントロダクションは、“使いやすさを、美しく”を形にした財布を通して、日本の革加工技術を未来へつなぎたいと考えています。

現在の支援総額

318,615

45%

目標金額は700,000円

支援者数

13

募集終了まで残り

8

作れるうちに、残したい革がある。

現在の支援総額

318,615

45%達成

あと 8

目標金額700,000

支援者数13

「あの加工、もうできないんです」革づくりの現場で、そんな言葉を聞くことが増えました。イントロダクションは、“使いやすさを、美しく”を形にした財布を通して、日本の革加工技術を未来へつなぎたいと考えています。

既にある革の中から、色や質感を選ぶ。

もちろん、それでも財布は作れます。

それでも今回、私たちはあえて、
革そのものをつくるところから始めました。

なぜ、そこまでする必要があったのか。

理由はとてもシンプルです。

既製の革の中には、私がつくりたいと思っていた表情がなかったからです。

革は、もともと生き物です。
同じ一枚の革でも、部位によって繊維の状態が違います。

染めれば、わずかなムラが生まれる。
型を押せば、深く入るところもあれば、浅く入るところもある。

きれいに均一に仕上がることだけが、
革の魅力ではないと私は思っています。

むしろ、その均一ではない表情を生かしてみたい。
そこから、今回の革づくりが始まりました。


■ 革そのものから、デザインする

今回目指したのは、
既製の革を選び、そこから財布をつくるのではなく、
ポケットウォレットLのための革そのものをつくること。

染色をして、型押しをする。
そこへランダムに箔をのせる。

実際に加工してみなければ、どんな表情になるのか分からないこともあります。

思った通りにならなければ、また考える。

試して、見て、触って、また試す。

ひとつひとつの工程を重ねながら、
少しずつ、頭の中にあった革へ近づけていきました。

■ 最後のひと手間は、自分の手で

そして、この革は加工して終わりではありません。

革からパーツを裁断し、職人の手によって財布の形へ仕立てられていきます。

さらに製品として仕上がったあと、
最後に私自身が一本ずつ、革用の箔を使って手を加えています。

一枚の革の時点でも、まったく同じ表情にはならない。

そこへ最後に手作業を加えることで、
一つひとつに、さらに違った表情が生まれていきます。

効率だけを考えれば、
こんなつくり方をする必要はないのかもしれません。

それでも今回は、
そこまでやってみたかった。

既製の革を選ぶだけではできなかったものを、
自分たちの手で形にしてみたかったのです。

■ でも、この革は私ひとりではつくれません。

今回の革づくりには、
姫路のタンナーをはじめ、染色、加工、裁断、縫製など、
それぞれの工程を担う人たちの技術が必要です。

「こんな革にしたい」

そう伝えたからといって、
完成品がそのまま出てくるわけではありません。

革という素材を知り、
それぞれの加工を知り、
長年その仕事に携わってきた人たちがいる。

その人たちが、こちらの想いを受け取り、
どうすれば形にできるのかを考え、手を動かしてくれる。

その積み重ねがあって、
ようやく一枚の革が生まれます。

そして、その革がさらに何人もの手を通り、
ひとつの財布になっていきます。

■ 「いつか」ではなく、「今」つくりたかった。

革の仕事を続けていると、

「以前ならできた」
「昔ならお願いできた」

そんな言葉を耳にすることが増えました。

職人がいること。
技術があること。

こちらの少し面倒なお願いに、
「やってみよう」と応えてくれる人がいること。

それは決して、
ずっと当たり前に続いていくものではありません。

だからこそ、
つくれる人がいる今、つくっておきたい。そう思いました。


今回のクラウドファンディングでお届けしているのは、
一つの長財布です。

でも、その一つが完成するまでには、
たくさんの人の手と技術、そして時間があります。

既製の革ではなく、革そのものからつくる。
その革を職人の手で財布に仕立て、
最後は私自身の手でもう一度仕上げる。

ここまでできる「今」だからこそ、
形にして残しておきたいと思ったポケットウォレットLです。

完成した財布だけでは見えない、
その背景まで含めて知っていただけたら嬉しく思います。

INTRODUCTION
オーナーデザイナー 工藤友里

シェアしてプロジェクトをもっと応援!

新しいアイデアや挑戦を、アプリで見つけるcampfireにアプリが登場しました!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
スマートフォンでQRコードを読み取って、アプリをダウンロード!