
ひとつの財布が、
ひとりの手だけでつくられることはありません。
デザイナーが形を考える。
革を選ぶ。
色をつくる。
革に加工を施す。
裁断する。
漉く。
縫う。
仕上げる。
完成した財布だけを見ていると、
なかなか見えないことがあります。
それは、
ひとつの商品が完成するまでに、
たくさんの「人の手」を通っているということです。
今回のクラウドファンディングでつくる
限定仕様のポケットウォレットLも同じです。
むしろ今回は、
すでに完成している革の中から
「この革にしよう」と選ぶところから始めたのではありません。
「この財布のための革をつくる。」
そこから始まりました。
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まず、どんな革にするのかを考える
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どんな革なら、
ポケットウォレットLの魅力を
もっと引き出せるだろう。
色はどうするのか。
どんな型押しをするのか。
箔をどのように施すのか。
革を見て、触れて、
加工したときの表情を想像しながら、
ひとつずつ考えていきます。
そして、方向性が決まれば、
今度は実際に革を加工する人の手へ。
染色し、
型押しを施し、
箔を重ねる。
ひとつの加工が加わるたびに、
革の表情が変わっていきます。

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革ができても、まだ財布にはなりません
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一枚の革が完成すると、
今度はその革を
「財布」にする工程が始まります。
ポケットウォレットLの図面には、
完成品からは見えない
細かな寸法や構造が描かれています。

どこで折るのか。どこを縫うのか。カードを入れる部分を
どのようにつくるのか。
薄さを保ちながら、
どうすれば使いやすく仕上げられるのか。
INTRODUCTIONが大切にしている
「使いやすさを、美しく。」
その形を実際の製品にするための設計です。
そして、その図面をもとに
革を裁断し、
必要な部分を加工し、
一つひとつ組み立てていきます。

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最後に頼るのは、やっぱり「人の手」
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機械を使う工程もあります。
けれど、機械に革を置けば、
自動的に財布が完成するわけではありません。
革は、一枚一枚違います。
同じ一枚の革の中でも、
場所によって厚みや表情が違うことがあります。
どこを使うのか。
どの向きで裁つのか。
どう縫うのか。
どう仕上げるのか。
その都度、革を見ながら判断する人がいます。
裁断する人。
革を漉く人。
縫製する人。
仕上げる人。
そして、その前には、
革そのものをつくる人たちがいます。
ひとつの財布の向こう側には、
名前の見えない、
たくさんの職人の手があります。
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私たちが残したいのは、革だけではありません
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今回のクラウドファンディングでは、
「作れるうちに、残したい革がある。」
という言葉を掲げました。
でも、本当に残したいものは、
一枚の革だけなのだろうか。
今回あらためて、
ものづくりの工程を追いかけながら、
そんなことを考えています。
革をつくる技術。
加工する技術。
裁断する技術。
縫う技術。
そして、長い時間をかけて積み重ねられてきた
職人の経験。
そのどれかひとつが欠けても、
今と同じものをつくることはできません。
完成した財布だけを見れば、
ひとつの商品です。
けれど、その背景までたどってみると、
そこには何人もの人がいて、
それぞれの技術があり、
それぞれの仕事があります。
だから私たちは、
完成した商品だけではなく、
「どうやって、これがつくられたのか。」
ということも、今回のクラウドファンディングを通して
お伝えしていきたいと思っています。
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ひとつの財布の向こう側にいる人たちへ
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今回掲載している写真は、
そんなものづくりの途中で撮影したものです。
まだ財布になる前の革。
加工を施しているところ。
裁断されるところ。
縫製されるところ。
デザイナーが考えた図面。
どれも、
完成した商品だけを見ていたら
表に出ることのない景色です。
でも、そのひとつひとつを通って、
ようやく一枚の革が
ポケットウォレットLになります。
私たちが届けたいのは、
ただ「新しい財布」だけではありません。
この財布の背景にある、
日本の革づくりと、
そこに関わる人たちの仕事も一緒に届けたい。
ひとつの革が、ひとつの財布になるまで。
何人もの人の手を渡りながら、
少しずつ形になっていきます。
その最後に、
この財布を手にしてくださる方がいる。
その方もまた、
このものづくりを未来へつなぐ
ひとりなのかもしれません。
INTRODUCTIONのクラウドファンディングは8月31日まで。
残りの期間も、
完成した商品だけでは見えない
ものづくりの背景を、
少しずつお届けしていきます。
ぜひ、プロジェクトページも
ご覧いただけたら嬉しく思います。



