館山の祭りを未来へつなぐ。祭りのパワーで、もっと笑顔に!

祭礼文化の深い館山の祭りを未来へつなぐため、5周年を迎える「たてやまを元気にする祭り」は、地域のみんなが集い、笑顔になれる一日を目指して準備を進めています。祭りの力で人と人、地域と人をつなぎ、この大切な風景をこれから先へ残していくために、皆さまのご支援をお願いいたします。

現在の支援総額

1,824,000

60%

目標金額は3,000,000円

支援者数

104

募集終了まで残り

26

館山の祭りを未来へつなぐ。祭りのパワーで、もっと笑顔に!

現在の支援総額

1,824,000

60%達成

あと 26

目標金額3,000,000

支援者数104

祭礼文化の深い館山の祭りを未来へつなぐため、5周年を迎える「たてやまを元気にする祭り」は、地域のみんなが集い、笑顔になれる一日を目指して準備を進めています。祭りの力で人と人、地域と人をつなぎ、この大切な風景をこれから先へ残していくために、皆さまのご支援をお願いいたします。

「たてやまを元気にする祭り」は、クラウドファンディングの挑戦を通して、より多くの方にこの祭りのことを知っていただけたらと思っています。

そこで今回は、「元気祭りって、どんな祭り?」をテーマに、今年の主催を担う北条地区実行委員会の皆さんに話を聞きました。

(聞き手:南総祭礼研究会)

――まず、この祭りのいちばんの特徴は何ですか?

実行委員会:

何よりも大きいのは、毎年“完全オリジナル”でつくっている祭りだということです。

地域の祭りは、それぞれ長く受け継がれてきた形があります。ルートも、集まる場所も、進行も、基本的には毎年大きくは変わりません。それは神事と伝統を守るうえで、とても大切なことです。

でも、「たてやまを元気にする祭り」は少し違います。毎年、その年の開催地の実行委員会が集まり、どこに集まるのか、どんなルートで巡るのか、何を見せ場にするのかを、ゼロから考えます。

つまり、この祭りは毎年が新作なんです。

――これまで、どんな“オリジナル”が生まれてきたのでしょうか?

実行委員会:

第1回は、2022年。コロナ禍で安房地域最大のお祭り「やわたんまち」の不開催が続いていた中、北条地区5町が、その再開を後押しして結束したことが始まりでした。

第一回の北条地区5町で開催したまつり

あのとき生まれた一体感は、これまでとは比べものにならないものでした。「祭りの火をつないでいこう」そんな思いが一気に高まり、そのエネルギーが、かつての城まつりや南総里見まつりのような行事を、もう一度この地域に、という気運につながっていったと思います。

第2回では、那古寺に北条地区の山車・お船・屋台が入りました。坂東三十三観音霊場の結願寺としても知られる那古寺に、北条地区が入る。これも歴史上、これまでなかったことです。北条地区も丁寧にお願いを重ね、那古地区の皆さんの協力があって、初めて実現しました。

第二回には北条地区が那古寺に集結

第3回では、地区は違えど、祭りの伝統の深い亀ケ原地区に北条地区の山車が入りました。そして船形漁港に集結したあと、船形地区の名所でもある堂の下の坂を北条地区の山車が登りました。これも初めてのことでした。


堂の下の坂を登る六軒町の山車

第4回では、城山公園に集結しました。そこには、かつての城まつりを思わせるような風景が広がりました。さらにその途中、船形地区の山車が北条地区の神明神社に入るという、これまでになかった出来事もありました。

こうして振り返ると、この祭りは本当に毎年、新しい歴史をひとつずつ重ねてきました。

――なぜ、そこまで毎年オリジナルにこだわるのでしょうか?

実行委員会:

それは、若い人にみんなでやる楽しさを体感してほしいからです。

館山や南房総には、それぞれ素晴らしい祭りがあります。ただ、たとえば「やわたんまち」のような大きなお祭りに参加できる町内は限られています。

自分たちの地域だけで祭りを続けているところも多いですし、神事として大切に守られている祭礼もたくさんあります。

その一方で、地域を越えて集まり、みんなで一緒に祭りをつくりあげる楽しさを味わえる機会は、実はそれほど多くありません。

だからこそ、この元気祭りでは合同で引き回すことにもこだわっています。普段は交わらない町内同士が集まり、同じ日に、同じ空気の中で祭りをつくる。そこに、この祭りならではの面白さがあります。

――毎年、新しいことに挑戦するのは大変ではないですか?

実行委員会:

もちろん大変です。今までやったことのないことを実現するには、受け入れてくださる地域の理解と協力が必要ですし、調整にも大きな労力がかかります。

でも、その分、若い人たちの反応が本当に大きいんです。「そんなことができるのか」「今年は何があるんだろう」そうやって楽しみにしてくれる声が、確実に生まれています。

実際に、この祭りをきっかけに地域を離れていた若い人たちが帰ってきたり、「自分たちの地域の神輿や山車でも参加したい」と思う人が増えてきたりしています。

新しいことに挑戦することが、若い世代の意欲につながっている。そこは、私たちも強く感じているところです。

――毎年、開催地区が違うことにも意味があるのでしょうか?

実行委員会:

そこは、とても大きな意味があります。

この祭りは、

第1回が北条地区、

第2回が北条地区と那古地区、

第3回が船形地区、

第4回が館山地区

というように、開催地区ごとに主催する側が変わっています。

それによって、毎回ただ「参加する」「お客さん気分で楽しむ」というだけではなく、主催者側を経験することができるんです。

第3回は船形漁港に集結

実際に主催する立場になると、準備の苦労や大変さ、安全面への配慮、受け入れる側の思いがよくわかります。

その経験があるからこそ、次に別の地区が主催する時には、

「迷惑をかけないようにしよう」

「主催者側の気持ちを考えよう」

という意識が自然と生まれてきます。

その積み重ねで大きなトラブルが減り、ゴミも各町がきちんと持ち帰るようになるなど、良い結果につながっていると思います。

祭りを一緒につくる仲間として、互いを理解し合う。

それも、この祭りの大事な価値のひとつだと感じています。

――この祭りは、地域にどんな影響を与えていると思いますか?

実行委員会:

やっぱり人と人をつなぐ力があると思います。

祭りの日になると、地域を出た若い人たちも帰ってきます。そこで久しぶりに再会して、情報交換をして、そこからまた地域とのつながりが深まっていく。実際に、それがUターンにつながったケースも少なくありません。

今までありえなかったことを、みんなが協力すれば実現できる。それがこの祭りの面白さであり、魅力だと思います。

神明神社に船形地区の山車が入った

――最後に、今年の第5回に込めた思いを教えてください

実行委員会:5回目を前に、このことは、何度も話し合ってきました。

私たちができることは何か。行政でもない、観光事業者でもない、自分たちにできることは何か。そう考えたとき、やっぱりたどり着くのは、祭りで地域を盛り上げることなんです。

祭りを通して人が集まり、笑顔が生まれ、地域がつながる。それが、私たちにとっての「たてやまを元気にする」ということです。

そして、できることなら、かつて南総里見まつりの頃に見られた海上花火の景観も、今の若い人たちに体験してほしい。あの館山の風景を、次の世代にも残したい。

かつて花火でフィナーレを飾った南総里見まつり

そんな思いを込めて、私たちは今年の祭りに取り組んでいます。

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