ミリオンハートプロジェクトの始まり。
もしも人の心に色があるのなら、
まさか可愛いピンクや鮮やかな赤色だけで描けるわけがなく。
恥ずかしくて隠したくなるようなシミがあったり、
もう覆い隠せないほど全部が真っ黒な時だってあるだろう。
もしも人の心に形があるのなら、
スベスベでピカピカな時はとても短くて。
ギザギザしていたり、歪んでいたり、どこかが欠けていたりで、
どうにかしてかっこ良く見せたいと身をよじってばかり。
生きていると、愛しさや幸福感だけでやりくりするのはとても難しく。
妬みや悲しみ、ふさぎ込み立ち上がれなくなるほど手に負えない感情を。
怒りや苛立ち、振り上げてしまいそうになる拳を。
いったいどこに向ければ良い?
それでも僕たちはなんとかどうにかして、心穏やかに優しく在りたいと意地になる。
ハートはそんな、プライドの形。
がんばって生きて来た、人生の数だけ色も形も様々で。
青くくすんでいても、赤黒いシミがあっても、茶色く濁っていても。
ギザギザでデコボコで、歪んでいても、欠けていても。
きっと美しく描けるに違いない。
見る人が、その人生を、その心を、自分で美しいと思える作品に出会ってほしい。
それが百万のハートを描く、ミリオンハートプロジェクトの始まりでした。
アート&フレーム・ハルキハウス
多喜博子 橘ナオキ
millionheartproject



