
今回の「小江戸川越まちかどモーターギャラリー」には、 もう一台、特別な車がありました。
ホンダ・シビックRS。 その車体には、消えない傷が残っています。
これは、ホンダ学園創立50周年を記念して、 学生たちが中心となってレストアした車両です。
今年のラリー・モンテカルロ・ヒストリックに挑んだ 「Team兆」のサンセット号。
ステアリングを握ったのは、 元F1ドライバーであり、 今年もインディ500に3勝目を目指して挑戦する 佐藤琢磨さんでした。
ラリーの最中、サンセット号は横転しました。
学生たちは深夜までかけて修復しました。 諦めなかった。 完走した。
川越の街に並んだサンセット号の車体には、 その時の傷が、そのまま残っていました。
消さなかったのだと思います。 消せなかったのかもしれません。
でも、その傷こそが、 学生たちの執念の証でした。
佐藤琢磨さんは、その学生たちの熱意に応えるために、 ラリーながら次々に前を行くマシンをオーバーテイクして見せた。
学生たちが作り上げたマシンのパフォーマンスを、 できる限り引き出すために。
Honda RA272が世界に挑んだ1965年から、60年。
学生たちが深夜に工具を握った2026年まで。
「諦めない」という魂は、 ホンダの中に、ずっと生き続けています。
そういう車が、川越の街に並んでいました。
柵で囲わず、誰でも間近で見られる場所に。
クラシックカーは、走った記録だけではありません。
そこに関わった人間の、時間と情熱の結晶です。
それを伝えることが、 このイベントが大切にしてきたことでもあります。
クラウドファンディングは5月31日(土)まで、残り6日。
あの景色を、来年も続けるために。
どうか最後のひと押しを、よろしくお願いいたします。
小江戸川越まちかどモーターギャラリー 実行委員会



