注目のリターン

Veni, Vidi, Cucurri. ——きた、みた、はしった。
2026年5月17日、Honda RA272が川越の公道を走りました。
快晴。 記録的な暑さの一日でした。
それでも、沿道に集まった人たちは、誰も帰りませんでした。
昨年を大きく上回る来場者が、川越の街を埋め尽くしました。
白い車体は、スマホの画面に収まる前に駆け抜けました。
目で追った瞬間には、もう後ろ姿になっている。
残ったのは、音でした。
V12。
甲高く、艶があり、胸の奥を直接叩くような音。
耳で聞くというより、全身で受ける音。
気づいたら、息を止めていました。
拍手が起きたのは、マシンが見えなくなってからでした。
沿道にいた子どもが、父親の袖を引っ張りました。
「ねえ、もう一回」。
父親は笑いました。
でも、目だけ少し赤かったんです。
イベント後、数え切れないほどのメッセージが届きました。
「感動した」
「泣いた」
「本当に素敵なイベントをありがとうございました」
「このために新幹線を乗り継いできました」
スタッフやボランティアへのねぎらいの言葉まで寄せられ、
実行委員会一同、本当にイベント冥利に尽きる一日となりました。
皆様からいただいた言葉が、私たちの宝物です。
そして今、正直にお伝えします。
このイベントは、川越という街を愛し、
モータースポーツの文化を次世代に伝えたいという
仲間たちの情熱だけで動いています。
広告代理店も、行政も、メーカーも、運営には携わっておりません。
だからこそ、皆様のご支援が、直接「来年の感動」につながります。
クラウドファンディングは5月31日(土)まで。
現在、209名の皆様にご支援いただき、目標300万円の66%に達しています。
あの3秒を、また来年も。
あの歓声を、もっと多くの人へ。
川越から、日本のモータースポーツ文化を発信し続けるために。
どうか最後のひと押しを、よろしくお願いいたします。



2026年5月17日、川越の公道でHonda RA272が走ります。
1965年F1初優勝。バイク屋が世界の頂点に立ったあの伝説のマシンが、61年の時を越えて埼玉の空気を震わせる日です。
蔵造りの街並みに約100台の名車が並ぶ「小江戸川越まちかどモーターギャラリー」第2回開催。
今年はHondaのF1が、川越の公道を走ります。
これは「車の展示会」ではありません。美術館でもサーキットでもない。
人々が暮らす歴史的な街の中を、走るために生まれたマシンが走る、世界のどこにも存在しない、一度きりの光景です。
昨年、この街に6万人が集まりました。全国のメディアが報じました。
イベントが終わった夜、片付けを終えたスタッフが会場の隅に座って、缶ビールを飲みながら笑っていました。
「来年、もっとすごいことやりたいな」と言いながら。
その言葉が、今年につながっています。
V12エンジンが唸りを上げる3秒間。
腹の底まで響く音。頬をなでる風。鼻の奥に残る熱と油の匂い。
気づいたら、息を止めていた、そんな瞬間が、この街に生まれます。
10年後、誰かがふと話すかもしれません。
「あのF1が川越を走った日、俺たちもいたんだよ」と。
そういう1日を、一緒につくりたいと思っています。


実行委員の島村です。4年前の夜のことを話させてください。
川越の居酒屋でした。テーブルには空になったビールの瓶が並んでいて、集まっていたのは地元の車好きの仲間たちでした。
「川越の街中でクラシックカーのイベントができたら、面白くない?」
言ったのは誰かわかりません。
でも、正直、酔った勢いの話だと誰もが思っていました。
でも誰も否定しませんでした。
そして、そこにいた全員がその夢の為に動き始めました。
とは言っても、翌日から、地獄が始まりました。
役所で頭を下げました。警察署で図面を広げました。
地域の方々に何度も説明しました。返ってくる言葉は、いつも似ていました。
「前例がありません」「難しいですね」「伝統の街には似合わない」
靴底がすり減るまで歩きました。それでも諦めなかったのは、仲間の誰かがずっと言い続けていたからです。
「これ、実現したら絶対にすごいですよ」
その言葉だけが、消えませんでした。

2025年5月11日(日)。
川越の空は薄曇りでした。
正直に言います。私は朝から不安でした。
前の晩もほとんど眠れませんでした。
「本当に人は来るんだろうか」。
初開催のイベントなんて、そんなものです。
蔵造りの通りに、約75台のクラシックカーが並びました。
川越の街6エリアが、まるごとギャラリーになった日でした。
ところが。開場と同時に、人が止まらなかったんです。
来場者、6万人以上。

朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、読売新聞、時事通信、Yahoo!ニュース、AUTOCAR JAPAN、CG誌。
全国のメディアが一斉に報じました。
最後の一台が搬出されたとき、スタッフの一人がしゃがみ込みました。
「終わったんだな」
誰も、すぐには言葉が出ませんでした。
居酒屋での冗談が、6万人以上のイベントになった瞬間でした。


昨年の会場には、マクラーレン・ホンダMP4/4がありました。
1988年。16戦15勝。勝率93.75%。F1史上最高記録。
アイルトン・セナのマシンです。
歴史ある街並みを背に置かれた一台。
人の流れが、止まりました。
車好きだけじゃない。
観光客も、着物姿の女性も、子ども連れの家族も。
スマホを構えたまま、動けなくなる人が続出しました。
「うわ、本物だ」
でも、展示だけでした。
エンジンはかかりませんでした。
イベント後、声が届きました。
アンケートに。SNSに。何度も、同じ言葉が書かれていました。
「エンジン音が、聞きたかった」
「動いている姿を見たかった」
その声が、胸に刺さったまま抜けませんでした。
次は、これに答えなければならない。
これが、私たちがもらった「宿題」でした。


1965年10月24日。メキシコシティ。F1世界選手権最終戦。
参戦していたのは、フェラーリ、ロータス、ブラバムといったヨーロッパの名門チームでした。
その中に、一台だけ異質なマシンがありました。
日本から来た、バイク屋のチーム。Hondaです。
Honda RA272。水冷V型12気筒。14,000回転。車両重量498kg。
Hondaはまだ、四輪レースでは無名でした。
本田宗一郎という男は、それでも挑みました。
「バイク屋に何ができる」と笑われるたびに、「やるに決まっとる」と答えました。
技術者たちは、二輪レースで培ったすべてを一台のマシンに注ぎ込みました。
F1最終戦。
スターティンググリッド3番手。
Honda RA272、ゼッケン11。
ドライバーはリッチー・ギンサー。
白いボディに、赤い日の丸。
レースが始まりました。
ギンサーは序盤からトップに立ちました。
1周。2周。3周──。
先頭のまま、周回を重ねていきます。
そして、65周目。
チェッカーフラッグが振られました。
Honda、F1初優勝。
バイク屋が、世界の頂点に立った瞬間でした。
監督の中村良夫が東京へ打った電報は、一行だけでした。
「来た、見た、勝った!」

あれから61年。Honda RA272は今も栃木県のホンダコレクションホールにいます。
エンジンは生きています。今も、走れる状態で保管されています。
でも、このマシンが埼玉県下の公道を走ったことは一度もありません。
この車は、ショールームに飾られるために生まれたんじゃありません。
走るために生まれたマシンです。
あの優勝をリアルタイムで知る世代は、今や60代以上です。
体の記憶として持つ世代が、少しずつ少なくなっていきます。
走るために生まれたマシンが、まだ走っていない場所がある。
それが、川越です。


2026年5月17日(日)。川越城本丸御殿の近く、初雁城通り。
沿道に人が溢れています。最前列の子どもは、背伸びをしています。
隣の父親は、腕時計を見ません。スマホも出しません。
ただ、前だけを見ています。
誰も、口を開きません。
その静けさの中で、最初に来るのは音ではありません。
地面です。
足の裏に、かすかな震えが伝わります。
ふくらはぎ。腰。背中。
何かが来ます。
来ます。
来ます。
音が、裂けました。
V12。14,000rpm。
低く太い音が、次の瞬間には突き抜けるような高音に変わります。
腹の底まで響きます。
耳で聞くというより、全身で受ける音です。
赤と白が、視界を横切りました。
頬に風が当たります。
鼻の奥に、熱と油の匂いが残ります。
3秒でした。
思わず息を、止めていました。
気づいたら、止めていました。
拍手が起きたのは、マシンが見えなくなってからでした。
男の子が、父親の袖を引っ張りました。
「ねえ、もう一回」。
父親は笑いました。
でも、目だけ少し赤かったんです。
ドライバーは、元世界GPライダーの宮城光さん。
61年前の魂を受け継ぐにふさわしい手が、Honda RA272のステアリングを握ります。
私たちが届けたいのは、マシンだけじゃありません。
あの3秒が生む、忘れられない瞬間です。


F1を公道で走らせたい。
そう思ったとして、それができる場所は日本に何箇所あるでしょう。
答えは、たぶん1つです。
-
・Hondaの故郷だから。
埼玉県には株式会社本田技術研究所、埼玉製作所エンジン工場、埼玉製作所完成車工場が集中しています。Honda RA272が走る街の近くに、そのエンジンを作った人たちの街があります。
この場所で走ることに、意味があります。
・昨年の実績があるから。第1回で6万人以上を集め、全国メディアに報じられました。
行政の後援、警察との協議、地域住民の理解。
公道走行という最高難度のハードルをクリアする土台が、すでにこの街にあります。
・世界に一枚しかない絵が生まれるから。日本に二つしかない本丸城を残す川越城跡の前(初雁城通り)を、白いボディに赤い日の丸が駆け抜けます。
この光景は、世界のどこにも存在しません。
写真一枚、動画3秒で、世界中の人の心を掴める場所です。

・職人魂が共鳴するから。

川越の蔵造りは、1893年の大火で1,300戸が焼失したあとに生まれました。
焼け野原から、商人たちは競って蔵造りを建て直しました。
-
130年以上、守り続けてきました。
Honda RA272も同じです。
走るために生まれたマシンが、今も走れる状態で保管されています。
最高のものを造り、大切に守り、次世代へ繋ぐ。
-
その魂が、2026年5月17日、川越の地で響き合います。
サーキットなら他にもあります。
-
博物館なら今もあります。
でも、人々が暮らす日本の歴史的な街の中をF1が走る!
これは、川越にしかできません。


2026年5月17日(日)、第2回「小江戸川越まちかどモーターギャラリー」を開催します。
蓮馨寺、大正浪漫夢通り、コエトコ、りそなコエドテラス広場、川越市立博物館広場、川越城本丸御殿広場、川越氷川神社、川越市役所前など今年は8エリアに拡大し、約100台のクラシックカーが並びます。
去年より大きく。去年より、もっと面白く。
FIRST GOAL 目標金額:3,000,000円


ここまで読んでくださった方に、一つだけ伝えさせてください。
Hondaが動きました。
川越市が協力しました。
実行委員会は走り続けています。
技術も、場所も、人も、ほぼ揃いました。
でも、あと一つだけ足りないものがあります。
あの3秒を「一緒につくる人」です。
Honda RA272が川越の公道を駆け抜ける瞬間。
それは、関係者だけが見て終わるものじゃありません。
この瞬間に集まった一人ひとりの気持ちが重なって、初めてこの日は完成します。
支援ボタンを押したその瞬間から、ただの観客ではなくなります。
あの3秒を、自分の手でつくった人間になります。
2026年5月17日の夜、SNSに動画が流れ、ニュースになるかもしれません。
あとから見た人か。
一緒につくった人か。
私たちは後者を、仲間として迎えたいんです。

■ 01 2,000円:川越F1サポーター
お礼メール+応援者として記録(数量上限:150)

■ 02 3,000円:2026イベント限定ステッカー(2枚)
川越×RA272デザイン・非売品(数量上限:150)

■ 03 10,000円:蔵の街×F1 藍染ハンカチ(非売品)
2026年限定・この日だけの1点(数量上限:30)

■ 04 12,000円:西風デザイン 限定トートバッグ(非売品)
<完売につき、特別再追加>
GTロマン作者・西風先生デザイン(数量上限:20)

■ 05 15,000円:当日スタッフと同じTシャツ(当日渡し)
2026年限定デザイン・現地で受け取る ★5月10日受注締切(数量上限:30)

■ 06 30,000円:RA272と2ショット写真(証明書付き)
プロカメラマン撮影・通し番号入り公式証明書 ★5月14日締切(数量上限:10)

■ 07 70,000円:F1走行 最前列VIP席(2名1組)
コース前フェンス直後の特等席+3点セット ★5月14日締切(数量上限:10)

■ 09 150,000円:RA272にチェッカーを振る、ただ1人
歴史的瞬間の「主役」になれる権利。プロジェクトの完遂を自らの手で告げる+3点セット ★5月16日締切(数量上限:1)

■ 10 15,000円:伝説のヘルメットマン現地講演会
5月17日現地開催の川崎和寛氏による特別講演会への参加(RA272展示エリアにて実施)★5月16日締切(数量上限:10)

■ 11 4,000円:ホンダ RA272ポストカード
Honda Collection Hall公式 ポストカード+ イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:3)

■ 12 6,000円:ホンダ F1 第1期 ポスター (スペック・解説付き)
<即完売につき緊急再追加>
Honda Collection Hall公式ポスター + イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:10)

■ 13 10,000円:ホンダ RA272ポスター
Honda Collection Hall 公式特大ポスター+ イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:1)

■ 14 23,000円:ホンダ RA272伝説のレースポスター(デザイナー・岡崎氏)
<大好評につき緊急再追加>
Honda Collection Hall公式・限定ポスター + イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:6)

■ 15 120,000円:RA272にグリーンフラッグを振る権利
伝説が動き出す、その「最初の一振り」をあなたに。走行スタート時のグリーンフラッグ担当+3点セット★5月16日締切(数量上限:1)

■ 16 15,000円:フランク ミュラー オリジナルトラベルタグ
フランク ミュラー オリジナルトラベルタグ+ イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:10)

■ 17 5,000円:フランク ミュラー オリジナルハンカチ
フランク ミュラー オリジナルハンカチ+ イベント限定ステッカー2枚セット(数量上限:30)

■ 18 3,000円:HONDA RA272 V12エンジンイベント当日の音源データ
Honda RA272 走行音源データ(mp3等の汎用形式)(数量上限:30)


いただいたご支援は、以下に使わせていただきます。
会場設営費、警備費・安全対策費、道路清掃費(スイーパー作業)、F1車両輸送・展示関連費、リターン制作・発送費、CAMPFIRE手数料(17%)
※All-In方式のため、目標未達でも集まった資金でイベントを実施します。
※目標金額を超えた場合はイベント全体の運営費に充てさせていただきます。

私たちはこのプロジェクトの実現に全力を尽くします。その上で、正直にお伝えします。
Honda RA272の走行について
本田技研工業による現地確認・安全審査を経た最終判断が条件です。現在ほぼ確定段階ですが、最終可否は2026年4月に決定予定です。万が一走行が実現できない場合は、特別展示+エンジン始動デモに切り替え、リターン内容を調整してご案内します。
天候リスク
小雨および荒天時は中止、または一部プログラムを変更して実施します。公道走行を中止する場合は車両展示に切り替えます。安全が確保できる場合はエンジン始動を実施し、V12の音と匂いをお届けすることを目指します。
安全対策
観客の安全を確保するための具体的な対策として、走行区間を完全封鎖し安全フェンスの設置及びローブでの観客との動線分離を図る計画をしております。
また警備員を20名以上配置、ボランティアの誘導スタッフの配置も行い、観客の皆様の安全を第一に徹する計画しています。本田技研工業の専門チームと連携して行います。
万が一の事故やトラブル、急病人が発生した際の救急・対応体制につきましては、本部テント内に医師と看護師を常駐させる計画をしております。また昨年同様イベント保険への加入も行います。
Q. 目標金額に届かなかった場合は?
A. All-In方式のため、集まった支援金でプロジェクトを実施します。ただしF1走行の規模を調整する可能性があります。
Q. 子どもも楽しめますか?
A. はい。約100台のクラシックカー展示もあり、お子様連れでも一日楽しめます。
Q. 当日行けない場合でも支援できますか?
A. はい。応援グッズ等のリターン品を数多く揃えております。当日不参加でも川越の街を感じていただける商品もございますので、後日発送させていただきます。
Q. 駐車場はありますか?
A. 当イベント用の駐車場はございません。近隣の有料駐車場を利用するか、公共交通機関をご利用ください。
※違法改造車でのご来場は固くお断りします。



去年のイベントが終わった夜のことです。片付けを終えたスタッフが、会場の隅に座っていました。
誰かが缶ビールを配りました。みんな、へとへとでした。
一人が言いました。
「来年、もっとすごいことやりたいな」。
疲れ切った顔で、みんな笑いました。
あの笑顔が、今年のすべての始まりです。
このプロジェクトでやりたいことは、3つあります。
1. 日本の技術遺産を、静止画ではなく体験として残すこと。
写真や映像では伝わらないものがあります。
エンジンの振動、オイルの匂い、空気を裂く音。
それを「体験」として次の世代に届けたいんです。

2. 川越にしか作れない、歴史と革新が交差する空気をつくること。
蔵のまちと名車が出会う光景は、世界のどこにも存在しません。
130年守り続けた街並みに、約100台のマシンが並ぶ。
この非日常な風景は、川越でしか生まれません。

3. 10年後の未来を創る、本物の咆哮を届けること。
あの音を聞いた子どもが、将来エンジニアを目指すかもしれません。
その未来のきっかけになるのが、この1日だったりします。
100年後、川越の子どもたちがこんな話をしているかもしれません。
「昔、この街をF1が走ったんだって」
その話を聞いた子どもが、「僕もああいうの作りたい」と思うかもしれません。
10年後の飲み会で、誰かにふと話してください。
「あのF1が川越を走った日、俺たちもそこにいたんだよ」と。
それが本当のことになるように、私たちは全力で走ります。
この音を、日本は61年待っていました。
川越のまちはまだ、その音を知りません。
そういう1日を、一緒につくりたいと思っています。


小江戸川越まちかどモーターギャラリー実行委員会
公式サイト :https://www.coedo-mobile.club/
Instagram :@ckmachikadomotorgallery
X(旧Twitter):@C_K_M_M_G
公式LINE :https://lin.ee/5RNvZCe
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5時半の川越。イベントは、夜明け前から始まっていた。
2026/05/26 11:305月17日、日曜日。川越の街に観光客が訪れるより、ずっと早く、 その日は始まっていました。実行委員会メンバーの最初の集合は、朝5時半。 夜明けの川越に、静かに人が集まってきました。あの日を迎えるまでの一週間は、 実行委員会にとって、とにかくハードな日々でした。5月12日(火)。 最後の全体実行委員会会議が、夜遅くまで続きました。木曜日。 道路使用許可が、無事に降りました。実行委員会メンバー全体のLINEに、 その一報が流れた瞬間、 きっと誰もが、一度、息をついたと思います。でも、安堵は長くは続きませんでした。「いよいよ始まる」その実感と一緒に、 興奮と不安が、静かに高鳴り始めました。金曜日。 エントラント、ボランティア、協賛企業へお渡しするノベルティやプログラムの袋詰め。 240本にも及ぶのぼり旗の組み立て。 各エリアに配布される備品のチェック。これらは全て、業者に頼らず、 実行委員会メンバーの手作業で行われました。機械ではない。 外注でもない。 このイベントを愛する仲間たちの手で、 一つひとつ、丁寧に。土曜日。 昼間から全ての会場で設営が始まり、 車両の配列を決めるバミリを一つひとつ丁寧に行い、 備品の最終チェックと積み込みが夜遅くまで続きました。そして、当日の朝。朝5時半、最初のメンバーが現地に集合しました。 「初雁城通り・川越城特設サーキット」の清掃から、 その日は始まりました。朝6時半。 Honda RA272が搬入されました。続いて、各会場にエントリーいただいた車両が、 続々と集まってきました。まだ観光客のいない、静かな城下町。 小江戸川越の朝に、 エキゾーストノートが、一つ、また一つと響き渡る。いつもと違う朝の気配が、 川越の町中に、静かに広がっていきました。この気配を知っているのは、 その朝、そこにいた人たちだけです。観光客が訪れた時には、すでに全てが整っていました。 当たり前のように見えるその光景の裏に、 前の週からの、数え切れない時間と手間が、 結晶となって積み上げられていました。このイベントは、情熱だけで動いています。 広告代理店も、行政も、メーカーも、運営には携わっていません。だからこそ、皆様のご支援が、 直接「来年の感動」につながります。クラウドファンディングは5月31日(土)まで、残り5日。どうか最後のひと押しを、よろしくお願いいたします。小江戸川越まちかどモーターギャラリー 実行委員会 もっと見る
横転しても、走り続けた。
2026/05/25 11:30今回の「小江戸川越まちかどモーターギャラリー」には、 もう一台、特別な車がありました。ホンダ・シビックRS。 その車体には、消えない傷が残っています。これは、ホンダ学園創立50周年を記念して、 学生たちが中心となってレストアした車両です。今年のラリー・モンテカルロ・ヒストリックに挑んだ 「Team兆」のサンセット号。ステアリングを握ったのは、 元F1ドライバーであり、 今年もインディ500に3勝目を目指して挑戦する 佐藤琢磨さんでした。ラリーの最中、サンセット号は横転しました。学生たちは深夜までかけて修復しました。 諦めなかった。 完走した。川越の街に並んだサンセット号の車体には、 その時の傷が、そのまま残っていました。消さなかったのだと思います。 消せなかったのかもしれません。でも、その傷こそが、 学生たちの執念の証でした。佐藤琢磨さんは、その学生たちの熱意に応えるために、 ラリーながら次々に前を行くマシンをオーバーテイクして見せた。 学生たちが作り上げたマシンのパフォーマンスを、 できる限り引き出すために。Honda RA272が世界に挑んだ1965年から、60年。 学生たちが深夜に工具を握った2026年まで。「諦めない」という魂は、 ホンダの中に、ずっと生き続けています。そういう車が、川越の街に並んでいました。 柵で囲わず、誰でも間近で見られる場所に。クラシックカーは、走った記録だけではありません。 そこに関わった人間の、時間と情熱の結晶です。それを伝えることが、 このイベントが大切にしてきたことでもあります。クラウドファンディングは5月31日(土)まで、残り6日。あの景色を、来年も続けるために。どうか最後のひと押しを、よろしくお願いいたします。小江戸川越まちかどモーターギャラリー 実行委員会 もっと見る
「やっぱり、景色が違いますよね」
2026/05/24 11:30走行を終えた宮城光さんが、静かにこう言いました。「やっぱり景色が違いますよね」サーキットではない。 鈴鹿でもない。 モナコでもない。川越城本丸御殿前。 初雁城通り。 観光客が歩く、小江戸の公道。その景色の中を、1965年メキシコGPで世界を制した白いF1マシンが走った。 コースの両側に詰めかけた観客を前に、甲高いV12サウンドを響かせながら、2往復。「これだけ多くのお客さんの中でF1マシンを走らせるということはなかなかないです。普通はなかなかできないことです」宮城さんの言葉が、このイベントの異質さを、静かに教えてくれます。さらに宮城さんはこう続けました。「しっかり事故を起こさないようにして、毎年これを成功させ、文化的に繋がっていくように作っていきたい。無茶なことはしないで、七分目くらいでみなさんと一緒に楽しんでいけるイベントにしたい」「七分目」という言葉が、胸に刺さりました。F1と聞けば、全開を想像するかもしれません。 もっと速く。もっと大きな音で。もっと限界まで。でも、文化として残すには、全開だけではいけない。 来年も、再来年も、10年後も続けていくために。 七分目が、必要なのです。このイベントが大切にしてきたことと、 まったく同じ思いでした。クラウドファンディングは5月31日(土)まで、残り7日。 現在、目標300万円に対し**66%**に達しています。宮城さんが語った「文化として繋いでいく」。 その言葉を、来年も現実にするために。どうか最後のひと押しを、よろしくお願いいたします。小江戸川越まちかどモーターギャラリー 実行委員会 もっと見る




RA272の走行スケジュールは教えて頂けるのでしょうか?