いつも秋保大滝不動尊「不動堂」修復プロジェクトを見守ってくださり、ありがとうございます。
今回は、このプロジェクトに至るまでの歩みを、少しずつご紹介させていただきたいと思います。第一回は「不動明王像の修復」についてです。
東日本大震災では、不動堂だけでなく、御本尊である金銅不動明王像も大きな被害を受けました。震災の揺れにより、御本尊の左腕が破損し、落下してしまったのです。当時は、紐で応急処置を施した状態で、なんとかお守りしている状況が続いておりました。
左腕を紐で吊るす応急処置を施した
体全体の傷みや後背の火炎の傷みも目立ち、その後の調査ではご尊像を支える石段も後方に沈み込んでいることがわかりました。
調査で石の基盤が後ろに沈んでしまっていることが判明
このままではいけないと、皆様から浄財(寄付金)を募り、御本尊の修復に向けて動き出しました。そして平成27年4月、無事に修復工事が完了いたしました。施工費用は3,250万円。多くの方々の温かいご厚志があったからこそ、再びこの場所に、御本尊として鎮座していただくことができました。
あのとき皆様からいただいたご支援のおかげで、御本尊は今も変わらず、参拝される方々を静かに見守り続けています。
引き続き、これまでの修繕の歩みをお伝えしてまいります。
滝本山 西光寺秋保大滝不動尊



