みなさん、ご支援本当にありがとうございます。
自分一人でやるしかないと思っていた作品が、みんなで作り上げる作品に昇華していくような感じがして、とても嬉しく思っています。
みなさんにもっとこの作品のことを知ってもらい、いろいろ共有していきたいので、ちょっとずつ機材紹介をします。
まずは自作の巨大カメラから。
正面から見るとトップ画像の様になってますが、カメラの後ろ側はこうなってます。磨りガラスのスクリーンになってて、ここにレンズを通ってきた光が像を作ります。
これは別のカメラですけど、こんな感じです。天地、左右が逆に写ります。(わかりづらいですかね。。。すみません。)ここで構図とか、フォーカスを合わせます。
そして、このスクリーンが取り外せる様になってて、、、外すとこう。
中は何にもありません。ただのがらんどう。現在の高性能カメラとは違い、機能は伸び縮みするくらいです。単純な機構なので、自作することが出来るんです。
それで、ここにホルダをセットするんですが、ホルダがこれ。
パカッ
スーッ
引蓋がスライドする様になってます。ここに、薬品を塗布したガラスをセットします。
そして、これをカメラにピタっとはめて。
引蓋をスライドさせて外すと、レンズを通ってきた光が、感光面に焼きつくようになってます。
ちなみに全部をたたむとこうなります。
こんなにコンパクトに、、、とは言えないです。かなりデカイです。
という感じです。今回使用する巨大カメラでした。
自作するときに一番苦労したのは、蛇腹です。4〜5時間くらいひたすら写真の背景に使う大きな紙を折っていきました。蛇腹を折るだけでも難しいのに、それが大きくなるとこんなに大変だとは。。。それで、いざボディにくっつけようと思ったら、蛇腹が捻れてて上手くくっ付かない。それを治そうと思ったら破けちゃったりして。。。心の底から叫びました。
2回目でなんとか上手くいきましたが、これが破けたらもう本当に悲しい。いつか皮とかで、破れにくい蛇腹に作り変えたいです。でも、もう折りたくない。。。葛藤です。
ちなみにこのカメラで使うレンズはこれです。
詳しくはわかりませんが、Emile Buschというメーカーの古いレンズです。ebayで見つけて、はるばるフランスからやってきました。
このカメラで、職人たちの魂を撮ってきます。