こんにちは。パペット型多機能見守りロボット「零号機(ぜろごうき)」の開発を進めています。
今回は、零号機に新しく BME280 と BH1750 を追加しました。
これにより、零号機は利用者本人の体調に関する情報だけでなく、部屋の温度・湿度・明るさといった生活環境も確認できるようになりました。
■ 追加したセンサーについて
BME280
BME280は、室内の温度・湿度・気圧を測定できる環境センサーです。
- 温度
- 湿度
- 気圧
これにより、零号機の周囲が暑すぎないか、寒すぎないか、乾燥していないかを確認できるようになりました。
BH1750
BH1750は、部屋の明るさを測定する照度センサーです。
部屋が明るいのか、うす暗いのか、消灯後のように暗いのかを数値で確認できます。
■ どのように便利になったのか
今回の追加によって、零号機はただ会話するだけではなく、室内環境を見ながら声かけや見守りにつなげることができるようになりました。
たとえば、室温が高い場合には、
「少し暑くなっています。水分を取った方がよさそうです」
湿度が低い場合には、
「空気が乾燥しています。加湿や換気を確認してもよさそうです」
部屋が暗い場合には、
「部屋が暗いようです。電気をつけますか?」
といった声かけにつなげることができます。
■ 見守り機能としての意味
高齢者や体調に不安がある方の場合、本人が暑さ・寒さ・乾燥に気づきにくいことがあります。
また、夜間に部屋が暗い状態で動きがあった場合、起床や離床の可能性を考える材料にもなります。
今回のBME280とBH1750の追加により、零号機は次のような確認ができるようになりました。
- 室温が高すぎないか
- 室温が低すぎないか
- 湿度が低く乾燥していないか
- 部屋が暗い状態か
- 夜間や消灯後の生活リズム確認に使えるか
- 声かけや見守りのタイミングを判断できるか
■ スマート家電連携への広がり
零号機では、SwitchBot HUB等を使ったスマート家電連携の実証も進めています。
今回追加したBH1750で部屋の明るさを確認できるようになったことで、将来的には、次のような生活支援にもつなげられます。
- 部屋が暗い
- 零号機が声をかける
- 利用者の確認後に電灯をつける
また、BME280で室温を確認することで、エアコン操作の声かけにも応用できます。
ただし、エアコンなど生活環境に関わる操作は、安全のため、原則として利用者の確認を取ってから行う形を考えています。
■ 零号機の現在の方向性
零号機は医療機器ではありません。診断や治療を行うものではなく、日常の見守り・声かけ・記録・生活支援を補助する実証機です。
現在は、体温・脈拍・酸素飽和度・血圧などの測定補助に加えて、室温・湿度・明るさも確認できるようになりました。
今回の改良により、零号機は
「体の状態を見る」だけでなく、「部屋の状態も見ながら支援する」
という方向へ一歩進みました。
■ 今後について
今後は、取得した環境データを画面表示や音声案内、記録機能と組み合わせて、より分かりやすい見守りにつなげていきたいと考えています。
零号機は完成品ではなく、現場で試しながら育てていく見守り実証機です。
本人・家族・支援者の不安を少しでも減らせるよう、引き続き改良を続けていきます。



