きょうだい児が気づかせてくれた「ごめんね」「ありがとう」を絵本にしたい!

病気や障がいのある子のきょうだいとして、そばで生きる子どもたち。 寂しさを抱えながら、自分のきもちを後回しにして過ごすこともあります。 その優しさを受けとめて、そっと寄り添う絵本を届けます。

現在の支援総額

329,000

27%

目標金額は1,200,000円

支援者数

26

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募集終了まで残り

47

きょうだい児が気づかせてくれた「ごめんね」「ありがとう」を絵本にしたい!

現在の支援総額

329,000

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目標金額1,200,000

支援者数26

病気や障がいのある子のきょうだいとして、そばで生きる子どもたち。 寂しさを抱えながら、自分のきもちを後回しにして過ごすこともあります。 その優しさを受けとめて、そっと寄り添う絵本を届けます。



今回クラウドファンディングで挑戦したいのは、

① 2作目の絵本制作
② きょうだい児への寄贈
③ 社会への発信

です。

絵本のテーマは、
「きょうだい児が気づかせてくれた『ごめんね』と『ありがとう』」

まずは、わたしの気持ちを話させてください。


────────


長女の看病に必死だったあの頃。
わたしは、きょうだいたちの気持ちに十分向き合えていなかったかもしれません。

聞いてほしそうにしている。
何か言いたそうにしている。

そう感じることがあっても、応える余裕がありませんでした。
本当に、いっぱいいっぱいでした。

そんな「ごめんね」が、わたしの中にはあります。


そして今。
家族と少しずつ胸の内を話せるようになり、

支えてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。

そんなきもちでいっぱいです。


今だから言える
「ごめんね」と「ありがとう」。
その気持ちが、この絵本づくりの原点です。

この絵本は、そんな私自身の物語から生まれました。



私には3人の子どもがいます。
長女は中学の時に白血病になりました。

そして、次女が小学校に上がった年に再発し、移植治療を受けるために、県外の病院に入院することになりました。

私は長女に付き添い、病院へ。
次女が学校へ向かう朝、その小さな背中を、
胸が引き裂かれるような思いで見送りました。
それでも当時の私は、長女のことに必死でした。きょうだいとして生きる子どものこころの動きに、十分に目を向ける余裕がありませんでした。




私はこれまで、ソーシャルワーカーとして子ども支援に携わってきました。
子どもたちの置かれている環境に、懸命に向き合ってきたつもりです。

だからこそ、自分の家族にこの出来事が起きたことで、支援する側であると同時に母として、

「寄り添うとは何か」

を根本から問い直すことになりました。

その問いはやがて、きょうだい児のこころに向き合うことへと、つながっていきました。


まず、
「きょうだい児」って何?
と思った方もいらっしゃると思います。

こちらをご覧ください。

「きょうだい児」とは、病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹のことです。

自分からそう伝えないないかぎり、事情を話さないかぎり、
みんなと変わらず、ふつうに過ごしている子どもたちです。
治療やケアが中心となる家庭環境のなかで暮らしながら、
きょうだいを想いながら生きている子どもたちです。

彼らは、まわりの状況に敏感に反応しながら、誰も、そして自分自身も気づかないうちに、きもちをしまいこんでしまうことがあります。

「寂しい」と言っていいのか、わからなかった。

「私もいるのに!」
そう言いかけて、何度も飲み込んだ。

そうして行き場のなくなったきもちを、静かに積もらせていきます。

そんな子どもたちに必要なのは、
頑張らなくてもいい場所。
肩の荷を、そっとおろせる場所です。

その場所を、
絵本というかたちで届けたいと考えています。


ここで少し、長女の話をさせてください。

長女は、やさしくてまっすぐな子でした。
白血病がわかったときも、再発したときも、泣いたのは最初だけでした。

「治療を頑張って、元気になって帰る!」

そう言って、まっすぐ治療に向き合っていました。

しかしあるとき、突然意識障害になりました。

昨日まで話せていた娘は、声をかけても目も開いてくれません。
その現実を前に、私は誰にも頼ることができず、頭の中は真っ白になりました。

とにかく何かにすがりたい一心で、胸の内を書き続けました。
それはやがて、娘の軌跡をたどるものへと変わっていきました。

一命は取りとめたものの、その後も治療は長く続きました。

入院中、家族とはオンラインでよく話をしました。
なかでも次女とは料理の話で盛り上がり、画面越しに一緒に作ることもよくありました。

好きなことを通して大切な人とつながることができる時間を、何よりの楽しみにしているように感じていました。

────────


残念ながら
病状が回復することはありませんでした。

治療を終え、家で過ごすと決めて退院。
最期の時間を、家族とともに穏やかに過ごしました。


娘の軌跡をもとに冒険記として描いた物語は、絵本出版賞で入賞し、一冊の絵本として結実しました。

『わたしはひとりじゃない」

https://miraipub.jp/books/25127/

この経験を通して強く感じたことがあります。

絵本は、
ことばにならない想いを、受け取ることができる

読む人それぞれのこころに静かに寄り添い続ける
ということ。

それを教えてくれたのは、次女でした。


次女が最初に長女の入院を経験したのは、3歳のときでした。
その頃はまだ、

「家族がそばにいるから大丈夫」

と、自然に受けとめているようにみえました。


けれど、再発のときは違いました。
最初は、泣いて喚いて、
気持ちをそのまま出していました。
それはごく自然な反応だったと思います。

家族は仕方ないと言ってなだめ、長男はいつも気分転換につきあってくれました。
そうして次女は少しずつ “聞き分けのいい子” になっていきました。

私は、その変化にホッとしていました。
(ちゃんと受けとめられるようになってよかった)と思っていました。

けれど、時間が経つにつれ、それは違うのではないかと感じるようになり、次女とのかかわり方も変わっていきました。

その頃から、文通を始めました。
次女から帰ってくる手紙は、いつも決まって二通ありました。

そのやりとりを重ねるうちに、次女がどれほど精いっぱいきもちを整え、家族を気遣いながら過ごしていたのかを実感するようになりました。


────────


長女が家で過ごすようになったある日、
次女と一緒に制作をする時間がありました。

次女はそれを、
「ひみつのウサギ」と名付けました。
その言葉を聞いたとき、私はハッとしました。

離れて過ごしていた時間のなかで言えなかったきもちを、次女はたくさん抱えているんじゃないかと感じたのです。


一方、長男もまた、次女を支える役割を担い続けてくれていました。
そんな長男が当時の思いを話せるようになったのも、長女が亡くなってしばらく経ってからのことでした。


「きょうだい児」たちは、治療やケアが優先される日々のなかで、
大切な「きょうだい」を想いながら暮らしています。

そのなかで、
「どうして?」
という疑問や、
誰かを責めたいわけじゃないのにうまれてしまう複雑な気持ちを、うまく整理できないまま抱えることがあります。

子どもはまだ、物事の背景や構造を十分に理解することができません。
そして、おとなに生活を支えられながら生きています。

だからこそ、

「つらい」「さびしい」「納得できない」
と感じても、それを言葉にできないまま、誰にも話せないまま、抱え込んでしまうことがあります。 また、「きょうだい児」であるまえに、一人の「きょうだい」でもあります。嫉妬したり、家のことを外でどう話せばいいか悩んだり、周囲の反応が怖くなったり。将来への不安を感じることもあります。

   
一方で、親もまた、心とからだもの限界のなかで、精いっぱい生きています。

「どうしたらいいのかわからない」
「誰にもどうにもできない」

そんな無力感を抱えていることも、少なくありません。

────────


私は、自分自身がその状況を経験するなかで、

きょうだい児には、安心して過ごせる場所と時間が必要
なのだと気づきました。


そして、

「自分たちにはその場所と時間がある」

と感じられる環境を、社会のなかに作っていく必要があると感じました。


このプロジェクトは、単に絵本をつくることが目的ではありません。

子どもたちに、
「感じたままでいていい」と伝えること。
そして、きもちを抱えてきれないときに、
そっと寄り添ってくれる存在として届けること。


言葉にならなかった想いに光を当て、気づかせてくれたことに、

「ごめんね」 と 「ありがとう」

でこたえていく試みです。


■あらすじ

病気のきょうだいをもつ、ウサギの家族。

ウサギのきょうだいが
「見えない存在」になりそうだったある日、
森のなかで大きなやさしさをもつゾウに出会います。

ゾウは、状況を変えられるわけではありません。
ただそばにいて、
「だいじょうぶだよ」と受け止めてくれる。

そして、別れのとき.....。

これは、きょうだい児のまなざしから、いのちをみつめた物語です。


デザインとイラストを担当してくださるのは、グラフィックデザイナー・イラストレーターの
よしおかりつこさんです。
  よしおかさん

よしおかさんとは、彼女が主宰する『1つだけ美術館』での企画展開催をきっかけに出会いました。

「今、できることがある。」
https://1museum.jp/2025/03/16/8-3-9-1-

東京藝大のプログラムDiversity on the Arts Project(愛称:DOORプロジェクト)を修了され、「アート×福祉」をテーマに活動されていることに、強く共感しました。


作品のテーマである「見えにくいこころの世界」を、ともにかたちにしていきます。

ある時りつこさんが言いました。

「挿絵を板に描きたい」

そして、描かれた一枚を見せてくださいました。
その時の絵がこちらです。

どうして木に書くのかと尋ねたら、こう答えてくださいました。

「表層に描くことに加えて、掘り込みたいなと思いました。
 心に刻むということに、近いかな。」

そのとき、絶対これでいきたい!!
と思いました。



それから相談を重ねて、絵のタッチは変わりました。

異なる表現や場面、そして、制作当初の想いがそのまま残された、水彩画使用の挿絵×原作ストーリーは、クラウドファンディング限定版として、リターン品に登場します。
物語が生まれ、育っていく過程も楽しんでいただけます。


絵本と長女、そしてきょうだい児の軌跡は、これまで多くのメディアで取り上げていただくとともに、活動も温かく応援・サポートしていただきました。

新聞掲載
▷2023.12.17   四国新聞社さま
▷2024.7.20   四国新聞社さま
▷2024.8.5       高松経済新聞さま
▷2024.8.26     四国新聞社さま
▷2024.8.30     四国新聞社さま
▷2024.8.31     読売新聞社さま
▷2024.9.16     Yahoo!ニュースさま
▷2024.9.17     毎日新聞社さま
▷2024.9.25     毎日新聞社さま(国際版)
▷2026.7.10     四国新聞社さま
▷2026.7.11     四国新聞社さま
▷2026.7.17       四国新聞社さま


作品展・パネル展示
▷2,024.7.1~7.31
絵本原画・作品展『ありがとう命』 市民活動交流センター マルタスさま
▷2024.8.1~9.1
企画展/特別展示『今、できることがある』 1つだけ美術館香川館さま
▷2026.7.1~7.15
パネル展 『「きょうだい児」ってなぁに?』 同マルタスさま

活動サポート
▷特定非営利活動法人 未来ISSEYさま
▷松原製本所さま
▷木工教室  癒楽木さま
▷絵本の劇場カメレオンさま
▷アトリエロッタさま
▷池本将さま
▷本間将一さま

たくさんの方々のおかげで、きょうだい児の存在や絵本に込めた想いを、
少しずつ社会へ届けることができています。
この活動を支えてくださる皆さまとのご縁に、心より感謝申し上げます。

このたび、本プロジェクトは、香川県内で実施する絵本制作・出版・寄贈・啓発活動について、
【2026年度奨励助成金】(公益財団法人 赤濹記念財団) 
に採択いただきました。

これまで取り組んできた活動や、本プロジェクトの趣旨を評価していただけたことを、大変ありがたく受けとめております。

今回のクラウドファンディングでは、この助成を励みに、地域だけでなく、より多くのきょうだい児とそのご家族、そして社会へ絵本を届けることに挑戦します。



このプロジェクトは、たくさんの方の想いに支えられています。

そんな応援の声をご紹介します。

                                                                                                                 


あなたが選んでくださることで、

「わたしもここにいていいんだ。」

そう思える安心を、子どもたちへ届けることができます。

思いに合わせて選べるリターンをご用意しました。
この物語の続きを、一緒に紡いでいただけると嬉しいです。

 

プロジェクトでは、絵本を起点に、寄贈や原画展、お話会などで、きょうだい児たちが、しまいこんだきもちとゆっくり向き合える場所と時間を、社会にひらいていきます。

本プロジェクトで寄贈分としてご支援いただいた資金は、以下の機関・施設へお届けする絵本およびオリジナルグッズ(ぬりえノート、きもちポストカード)の制作・お届け費用に充てさせていただきます。

寄贈先一覧(五十音順・敬称略)
公共機関:香川県立図書館など
     ※一部の寄贈先につきましては、自治体側の意向により、公平性を保つため具体的な施設名の公
     表を控えておりますが、すでに県内の公立図書館、小中学校、保育所、児童館等への寄贈につい
     て、事前に了承をいただいております。
支援機関:一般社団法人 XSEED
     NPO法人 OHANA
     NPO法人 グリーフサポートてらすば
     NPO法人 然るべき人生をつなぐ会
     NPO法人 未来ISSEY
     とらまるパペットランド
     認定NPO法人 ラ・ファミリエ
     みらスタ☆ティーンズ放課後等デイサービス
     
寄贈内容
公共機関:絵本(約70冊寄贈予定)
支援機関・各種団体:絵本、ぬりえノート、きもちポストカード(約20セット寄贈予定)
※寄贈数は、目標金額を達成した場合の予定数です。

寄贈先との調整
各寄贈先には、「クラウドファンディングの取り組みであること」「ページ内へのお名前の掲載」 「1月以降の配送・持参となること」について事前にお伝えし、すべてご了承・合意をいただいた上で掲載・寄贈を予定しております。



2026年4月  
・クラウドファンディング準備開始 
・絵本制作開始

2026年5月〜7月     
 ・グッズデザイン制作
 ・広報活動

2026年7月27日
  クラウドファンディングスタート

2026年9月15日
 ・クラウドファンディング終了
 ・皆様からのご支援をもとに、製本に向けての作業を進め、グッズ制作、寄贈先への配本調整作業等を進
  めていきます。

2026年11月〜12月
 ・編集、校正
 ・印刷、製本
 ・絵本、グッズ制作完了予定

2027年1月上旬
 ・リターン発送開始(原画コース除く)
 ・各寄贈先へ、最終的な数量・日程の連絡

2027年1月中旬
 ・各支援機関・施設へ発送および順次持参(寄贈完了)

2027年1月下旬
 ・お話会開催

2027年2月 
 ・原画展開催 
 ・オンラインお話会開催

2027年4月
 ・原画コース発送     


きょうだい児のこころを支えるために必要なのは、
きょうだいが優先されるつらさへの理解だけではなく、
おとなでも向き合うことが難しいこころの動きを、
子どもながらに抱えて生きていることへの理解だと感じています。

しまいこんだ気持ちは、すぐには言葉になりません。
そして、時間が経っても色あせることなく、こころに残り続けます。

だからこそ、

「どんなきもちも大切にしていい」

そう思える居場所や、そっと寄りそってくれる存在が必要です。

さて、ここまでは、「きょうだい児」の課題についてお話してきました。
ここで、ちょっと考えてみてください。 

私たちも日々の暮らしのなかで、

「自分はあとでいい」
「弱音を吐いてはいけない」
「自分さえ我慢すればいい」 

そんなふうに、本当のきもちにふたをしてしまうことはないでしょうか。
 

この絵本は、きょうだい児のために描いた物語です。
何度も何度も推敲するなかで、気づいたことがあります。

きょうだい児たちの姿は、
私たち一人ひとりのこころとも、深く重なっているということです。

誰か思うあまり、自分のきもちを後回しにしてしまうこと。
言えなかった言葉を抱えたまま生きていること。

それは、きょうだい児だけの課題ではありません。

これは、そんなきもちを抱えながら生きている、
すべての人への物語でもあります。  

まずは、きょうだい児たちが安心してきもちをほどき、
「ここにいていいんだ」と思える未来を、
この絵本から育んでいきたいと思っています。               

そして、私自身がそうだったように、誰かを思うことをきっかけに、
一人ひとりの中にあるきもちが、安心してほどけていく。 

そんな優しさが広がる社会を、
この絵本から、みなさまと一緒につくっていけたら嬉しいです。                                                        

    

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

  • 絵本制作・製本費 デザイン・校正費 リターン制作費 リターン発送・梱包費 寄贈費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • クラウドファンディングがスタートして3日。ご支援くださった皆さま、ページをご覧くださった皆さま、シェアや応援の声を届けてくださった皆さま。おかげさまで、無事にスタートを切ることができました。本当にありがとうございます。お一人おひとりのお気持ちを胸に、絵本に想いが重なっていく喜びをかみしめています。お気に入り登録をしてくださることもとても嬉しくて、そのたびに力をいただけて、ワクワクしています。絵本の歩みに関わってくださったこと、応援するという形で仲間になってくださったことに、心から感謝いたします。 もっと見る

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