「現場で出会った、まだ小さすぎて手術もできない子猫。連れて帰る場所がなくて、過酷な外へ戻すしかありませんでした。あの子は今も、外で生きているでしょうか。」
このような経験を繰り返さないために、猫たちの一時預かり拠点【ねこねすと】を作りたいと思っています。
プロジェクトの実行者について
はじめまして。「一般社団法人ほんのり」代表の本田典子と申します。 私たちは埼玉県所沢市を中心に、飼い主のいない猫たちの過剰繁殖を防ぐためのTNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す)を行っています。

このプロジェクトで実現したいこと
「猫が安心して数日を過ごせるケージが並ぶ小さな部屋。手術後の回復を見守り、子猫が里親を待ち、ボランティアが集まれる場所。それが【ねこねすと】です。」
具体的には、私たちが取り組むTNR活動において、猫たちが不妊・去勢手術の前後を数日間安心して過ごせる「一時預かりの場」として活用します。 また、地域のボランティア団体や個人の活動者の皆様と連携し、新しい家族を探している猫たちのための「譲渡会の会場」としてこの場所を提供します。
「昨年の10月から雨漏りの改修工事を行い、現在は床材の張り替えが完了しました。専用扉の取り付けや壁面の改装は5月上旬を予定しています。」
プロジェクト立ち上げの背景
日々TNR活動を行う中で、一時的な預かり場所がないために、私たちが直面している「3つの大きな課題」がありました。
🔴課題①:術後や怪我のケア、小さな子猫の保護ができない
通常、術後は感染症予防のために4日間の投薬が必要です。預かり場所がない私たちは「投薬を断念してリスクを承知で放す」か、「ボランティアが自腹で注射代を払う」かの厳しい選択を迫られていました。 また、怪我をしている猫を自費で治療しても、回復する前に過酷な外へリターンするしかないのが現状です。「一時的にでも保護してケアできる場があれば…」と思わずにいられません。 さらに、現場では「まだ手術ができないほど幼い子猫」に遭遇することも多々あります。少しの期間だけでも安全に預かれる場所さえあれば、外の世界に戻すことなく、温かい里親さん(譲渡先)へ繋ぐチャンスが格段に上がるのです。

🔴課題②:病院の予約と捕獲のタイミングが合わない
現在は場所がないため「手術の予約日」に合わせて一発勝負で捕獲を試みています。しかし相手は生き物。どうしても捕まらず、獣医師の先生に当日のキャンセルを入れたり、支援者様から託された「手術チケット」を無駄にしてしまうことがあり、大きな精神的負担となっていました。
🔴課題③:手術済みの子が再び捕まる『捕獲の邪魔』を防げない
地域の野良猫を確実に減らしていくには、その場所にいる猫たちを一度に全頭捕獲して手術する「一斉TNR」が鉄則です。しかし、手術を終えた子をすぐに元の場所に戻すと、まだ手術をしていない子を狙って仕掛けた捕獲器に、手術済みの子がごはんに釣られて再び入ってしまう事態が生じます。 これでは残りの猫を捕獲できず、活動が前に進みません。「ねこねすと」で手術済みの子を数日間お預かりできれば、この「捕獲の邪魔」を防ぎ、残りの猫たちも取りこぼしなくスムーズにTNRを進めることができるのです。
これまでの活動と準備状況
現在私たちは、2026年5月下旬の「ねこねすと」オープンを目指し、日々現場でのTNR活動と並行して施設の改装準備を進めています。猫が脱走しないための専用扉の設置、衛生を保つための床材の張り替え、空調設備の導入など、安全な空間づくりに奮闘中です。
【上段:施工前】 【中段:施工中】 【下段:現在進行中】
✨ 将来のビジョン
「私たちが目指す、もう一つの地域課題の解決」
私たちが「ねこねすと」を拠点として地域猫活動を進める中で、TNR以外にもう一つ、深く考えさせられる社会課題に直面しています。
以前、動物指導センター(※保護された犬猫の譲渡活動も行われていますが、引き取り手のない命は最終的に殺処分となってしまう現実も抱える行政施設です)へ勉強に行かせていただいた際、職員の方からこんな痛ましいエピソードを聞きました。
ある一人暮らしの高齢者の方が、複数匹の猫と暮らしていました。ご自身が病気になり、本来ならすぐに入院しなければならない状態だったにもかかわらず、「自分が入院したら、この子たちの面倒を誰が見るのか…」と思い悩み、入院を拒否。そのままご自宅で亡くなってしまい、残された猫たちは最終的にセンターへ収容されることになったそうです。
飼い主さんの「猫を見捨てられない」という深い愛情と、頼る場所がないゆえに起きてしまった悲劇に、私は胸が締め付けられる思いでした。

現在、高齢者の一人暮らし世帯は増加しています。「病気や怪我で数日だけ入院したいけれど、ペットがいるから家を空けられない」と悩むお年寄りは、この所沢市周辺にも決して少なくないはずです。
今回のプロジェクトの第一目的は、あくまで「TNRと譲渡へ繋ぐための中継拠点」を作ることです。しかしゆくゆくは、この「ねこねすと」の活動を軌道に乗せ、地域の福祉とも連携しながら、「高齢者の方が短期入院する際の、飼い猫の一時預かり」といったサポートもできる場所へと育てていきたいと強く願っています。
人と猫が最後まで安心して一緒に暮らせる地域社会を作るため。その大きな夢を実現するための「第一歩」としても、今回のシェルター設立は絶対に成功させなければならないと考えています。

💰いただいた支援金の使い道
皆様からいただいたご支援金は、全額を「ねこねすと」の開設に向けた改装費用、及び猫たちにかかる費用として大切に活用させていただきます。
【内訳(概算)】
内装工事費(脱走防止用専用扉、衛生的な床材への張り替え等):約60万円
設備導入費(業務用換気扇、空調設備の設置、ケージ等):約20万円
猫の不妊去勢手術代、ノミ取り、ワクチン等:約20万円
※目標金額を超えてご支援をいただいた場合は、猫たちのための消耗品(ペットシーツ、消毒液等)や、怪我をした猫の治療費として大切に活用させていただきます。※本プロジェクトはCAMPFIRE for Social Good方式のため、プロジェクトオーナーへの手数料はかかりません。ただし、支援時に支援者様側でご協力費(12%+税)が別途発生いたします。あらかじめご了承ください。
リターンについて
いただいたご支援は、1円でも多く猫たちへ。だから物品のリターンはありません。その代わり、ねこねすとで過ごす猫たちの写真レポートや、施設へのお名前掲示で、皆さんにも"ねこねすとの一員"になっていただきたいと思っています。

スケジュール
2026年5月中旬: クラウドファンディング開始
2026年5月下旬: 「ねこねすと」オープン(予定)
2026年6月下旬: クラウドファンディング終了
2026年7月以降: 順次、お礼のメール送付・活動報告データの送付を開始
-
2026年7月: 施設内へのお名前掲示(希望者のみ)
最後に
TNRは、人と猫が同じ地域で穏やかに共生していくための優しい選択です。今生きている猫たちが、一代限りの命を全うできるようにするための、人間からのせめてもの愛情です。 皆様からのご支援で「ねこねすと」の改装を完了させ、所沢市の猫たちを1匹でも多く救うための基盤を作らせてください。あなたのご支援が、所沢の猫たちを救う「ねこねすと」の壁になり、床になり、扉になります。一緒に作ってください。どうかよろしくお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る
【御礼】クラウドファンディング終了!42名の皆様、本当にありがとうございました
2026/07/01 17:31皆様、いつも温かいご支援と応援をありがとうございます。「一般社団法人ほんのり」の本田です。昨日をもちまして、「ねこねすと」設立に向けたクラウドファンディングが最終日を迎えました。 最終的に【42名】もの方々から、【総額480,000円】という大変温かく、力強いご支援をいただくことができました!ご支援いただいた皆様、SNS等でシェア拡散にご協力いただいた皆様、そして日々の活動報告を読み、見守ってくださったすべての皆様に、心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。初めてのクラウドファンディングへの挑戦。スタートした直後は「果たして応援してもらえるのだろうか…」と不安でいっぱいでした。 しかし、日々の活動や現場での過酷な現実をお伝えしていく中で、「頑張って!」「猫たちのためにありがとう!」という温かいメッセージと共に支援の輪が広がっていき、皆様の存在が私たちにとってどれほど大きな励みになったか図り知れません。雨の日の準備。ボランティア仲間たちと皆様から託していただいたこの大切なご資金は、過酷な外の環境から保護した子猫たちを「ずっとの家族」へ繋ぐための中継地点として、そしてTNR活動をよりスムーズかつ安全に行うための拠点「ねこねすと」の設立のために、1円も無駄にすることなく大切に活用させていただきます。表札はアイアンの切り文字にする予定です★施設完成レポートをお楽しみに!【今後のスケジュールについて】ご支援いただいた皆様へのリターン(お礼の品)につきましては、現在準備を進めております。準備が整い次第、順次お届けしてまいりますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。また、クラウドファンディングの募集期間は終了いたしましたが、私たちの活動、そして「ねこねすと」はここからが本当のスタートです! シェルター開設に向けた準備の様子や、現場の保護猫たちの近況などは、引き続きこちらのCAMPFIRE「活動報告」や、私たちのSNSにて随時発信してまいります。過酷な環境にいる猫たちを1匹でも多く救い、ボランティアさんたちと共に無理なく活動を続けていける未来を作るため、これからも全力で走り続けます。皆様、これからも「ねこねすと」をどうぞよろしくお願いいたします! 改めまして、1ヶ月半の温かいご伴走、本当にありがとうございました!一般社団法人ほんのり 本田 もっと見る【活動報告】一度に9匹のTNR!当日だけじゃない、捕獲の裏側にある「見えない努力」
2026/06/12 22:34皆様、いつも温かいご支援と応援をありがとうございます。「一般社団法人ほんのり」の本田です。皆様からの応援メッセージに日々勇気をいただきながら、私たちも歩みを止めることなく現場での活動を続けております。本日は、先日行った「一度に9匹の猫のTNR」の様子と、その裏側についてお話しさせてください。先日、とある現場で一気に9匹の外猫たちのTNR(捕獲し、不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)を実施しました。「なぜ一度に9匹も?」と思われるかもしれません。 実は、TNR活動において一番避けなければならないのが「取りこぼし」です。もし1匹でも捕獲できずに残してしまうと、そこからまたあっという間に繁殖し、不幸な命が増えてしまいます。だからこそ、私たちは「なるべく1回で全頭を捕獲すること」を目標にしています。しかし、警戒心の強い外猫たちを一度に全員捕獲するのは、決して簡単なことではありません。TNRは、当日にパッと行って捕まえられるわけではなく、「事前の準備」が成功の9割を握っています。現場のボランティアさんたちは、捕獲当日の何日も前から以下のような下準備に奔走してくれています。 正確な頭数の把握: 地域の皆さんと密に連携を取り、「この辺りには何匹いるのか」を正確に調べ上げます。 飼い猫の誤捕獲防止と周知: 外に出ている飼い猫を誤って捕獲しないよう、事前にチラシを配って周知します。「捕獲当日は猫を外に出さないでください」とお願いするなど、地域の皆様のご理解とご協力が不可欠です。 捕獲に向けた誘導: 前日は地域の方にエサやりをストップしてもらい、当日に捕獲器の中の匂いにつられやすくするための協力をお願いします。 捕獲器への順応: 警戒心が強い子には、何日も前から「エサを食べてもフタが閉まらない状態」にセットした捕獲器を置き、そこが安全な場所だと覚えさせます。 動物病院との綿密な連携: 動物病院によって1日に引き受けられる手術の上限数が違うため、頭数に合わせた事前の予約と緻密なスケジュール調整を行います。 このように、TNR活動は当日だけでなく、事前調査、地域への周知、病院の手配など、やるべきことが山のようにあります。ボランティアさんたちは、ご自身のお仕事や生活がある中で、これだけの労力と時間をかけて命と向き合ってくれているのです。多大な貢献をしてくれているボランティアさんたちの負担を少しでも減らし、こうした活動をもっとスムーズに、安全に行える環境を作りたい。こうしたTNR活動の中でどうしても外に戻せない子猫たちを保護し、ずっとの家族(里親さん)へ繋ぐための「中継地点」を作りたい。それが、皆様と一緒に立ち上げようとしているシェルター「ねこねすと」です。皆様からのご支援は、こうした現場の最前線で命を繋ぐための「活動拠点」として、確実に形にさせていただきます。クラウドファンディングの挑戦はまだまだ続きます。一匹でも多くの猫を救い、ボランティアさんたちが無理なく活動できる未来を作るため、どうか引き続きの温かいご支援、そしてSNS等でのシェア拡散でのご協力をよろしくお願いいたします! もっと見る
【現在34%達成!】命が繋がり、新しい家族も決まりました!
2026/05/31 08:00皆様、いつも温かいご支援と応援をありがとうございます。「一般社団法人ほんのり」の本田です。皆様の応援に背中を押され、現在、目標金額の34%に到達いたしました!ご支援いただいた皆様、そして情報をシェアしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。本日は、前回の活動報告でお伝えした「TNR現場から保護した子猫たち」のその後について、とても嬉しいご報告があります!保護した当初は過酷な環境で衰弱し、祈るような思いでケアを続けていた子猫たち。 ボランティアさんの昼夜を問わないつきっきりの手厚いお世話のおかげで、見違えるほど元気になってきました!目がぐしゅぐしゅに腫れて痛々しかった黒い子猫ちゃんたちも、今ではすっかり腫れが引き、穏やかで可愛いお顔を見せてくれるようになりました!そして、ぐったりと弱っていたキジトラちゃんも、今ではしっかりと自力でミルクを飲めるようになり、日に日に元気を取り戻しています!さらに嬉しいことに……なんと、この黒ちゃん2匹とキジトラちゃんは、すでにずっとの家族となる里親さんが決定いたしました!!過酷な環境から救い出され、懸命に繋がれた小さな命が、こうして温かいお家へと出発できることになり、活動を続けていて本当によかったと心から救われる思いです。しかし、こうした命を繋ぐためのケアは、現在ボランティアさんたちの自宅での「一時預かり」と、寝る間も惜しんでの「多大な貢献」の上に成り立っています。こちらは別の現場で保護された命!こちらもボランティアさんがご自宅で一時預かりを引き受けてくださり、元気に里親さん探しへと繋がっています。ボランティアさん個人の負担を少しでも減らし、術後のケアや緊急時の保護をもっと安全に、スムーズに行える「専用の拠点」がどうしても必要です。 それが、今回皆様と一緒に作ろうとしているシェルター【ねこねすと】です。皆様からのご支援は、この子たちのように【命を安全に次へ繋ぐための中継地点】を作るために、1円も無駄にすることなく大切に活用させていただきます。クラウドファンディングの挑戦は、まだまだ続きます! まずは目標の50%達成を目指して、引き続き全力で走り抜けます。一匹でも多くの命を救うため、どうか皆様の温かいご支援、そしてSNS等でのシェア拡散でのご協力をよろしくお願いいたします。 もっと見る







コメント
もっと見る