
前回の活動報告では、「なぜ東京で世界大会が開催されるのか?」についてご紹介しました。
今回は、いよいよ大会の中身についてご紹介します。
世界各国から集まるトップブーランジェやパティシエたちは、いったい何を競い、そして何を基準に「世界一」が決まるのでしょうか?
まず、コンテストというと、その場で作品を作って競うイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、パネットーネは完成までに何日もかかるスイーツです。
そのため、一般的なパネットーネのコンテストでは、出場者があらかじめ自身で作った作品を会場に持ち込み、その作品を審査員が評価します。
FIPGC PANETTONE World Cup Tokyo 2026でも、世界各国のトップブーランジェやパティシエたちが、それぞれ仕上げた作品を東京に持ち込み、審査に臨みます。
本大会では、4つの部門で世界一を競います。
■クラシック部門
パネットーネの王道ともいえる部門です。
伝統的な製法を基本に、パネットーネそのものの完成度を競います。
■チョコレート部門
チョコレートを使ったパネットーネで競う部門です。
パネットーネとしての完成度はもちろん、チョコレートとのバランスや味わいも重要になります。
■パンドーロ部門
パネットーネと並ぶ、イタリアを代表するクリスマススイーツ「パンドーロ」で競います。
素材も見た目もシンプルだからこそ、職人の技術がそのまま仕上がりに表れる部門です。
■デコレーション部門
今回、ぜひ注目していただきたいのが「デコレーション部門」です。
これまで、この部門の競技を実際に見ることができたのは、イタリアで開催される大会だけでした。
しかし今回、東京大会では日本で初めて、その競技を間近で見ることができます。
デコレーション部門は、ほかの3部門とは違い、会場で実際に作品を制作します。
毎回決められたテーマに沿って、限られた時間の中で一つの作品を完成させ、その技術と表現力を競います。
そして、今回のテーマは――
「クリスマス」!
10月下旬といえば、いよいよクリスマスシーズンのスタートです。
世界各国から集まるトップブーランジェやパティシエたちが、それぞれの感性と技術で「クリスマス」をどのように表現するのでしょうか。
華やかな作品が目の前で作り上げられていくデコレーション部門は、パネットーネのことをよく知らない方でも楽しめる、今回の世界大会の大きな見どころのひとつです。
では、世界一はどうやって決まるのでしょうか?
パネットーネの審査は、単純に「食べて一番おいしかったもの」が優勝するわけではありません。
見た目、香り、生地の状態、食感、味わいなど、さまざまな項目を審査員が細かく評価します。
生地は美しく仕上がっているか。
切ったときの内側の状態はどうか。
口に入れたときの食感はどうか。
香りはどうか。
そして、もう一口食べたいと思える味わいになっているか。
こうした一つひとつを総合的に評価し、世界一のパネットーネが決まります。
ほんのわずかな違いが、順位を分ける世界。
2026年10月、世界各国からトップブーランジェやパティシエたちが東京に集い、それぞれが磨き上げてきた技術と感性を競い合います。
そして、東京で新たな世界一が誕生します。
果たして、世界の頂点に立つのは誰なのでしょうか。
引き続き、FIPGC PANETTONE World Cup Tokyo 2026への応援をよろしくお願いいたします。



