
本派遣にて訪れた、タンベアに残る「ガ島戦没者慰霊碑」を建立された第二師団勇会の現代表である遠藤美幸先生よりメッセージを頂きました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2005(平成17)年から約20年間、私は日本陸軍第二師団(勇兵団)の東京戦友会の勇(いさむ)会(のちに勇会有志会に改称)に参加し、事務係兼雑用係をしながら元将兵の傍らで戦場体験を聴いてきました。昨年最後のお一人が103歳で亡くなられ、もう戦友はどなたもいません。第二師団は日本陸軍の中でも屈指の歴史と実績をもつ師団で、先の戦争ではガダルカナル島(以下ガ島)の戦いやビルマ戦などの激戦地を歴戦し、ガ島だけでも8千人近い将兵が戦没しています(戦死率76%)。戦友会での元将兵と遺族の最大の関心事は慰霊追悼と遺骨収容で、旧戦地で眠っている「戦友」を祖国へ戻すことでした。JYMAの設立目的は元将兵の生涯を通じた切なる思いそのものです。
遺族の高齢化が進んでいる中、大学生を中心とした若者が、戦没者の遺骨収容と慰霊活動および戦場体験の継承を担う活動に身を投じられていることに心からの敬意を称します。戦友の皆さんは、若い世代が遺骨収容と慰霊に関心をもってくれることが日本の「希望」になると語っていました。
戦後80年を経てなお約112万柱の遺骨が現地に未収容のまま残されています。国は収容活動を続けていますが、現地の政治的な事情や環境の変化、さらに遺族の高齢化などで収容は難航しています。JYMAの活動が広く世に知られ、多くの方々の理解と支援を頂けることを願います。これは勇会の戦友の皆さんの切なる願いでもあります。
遠藤美幸先生



