
こんにちは!
いつも応援ありがとうございます。
2025年6月17日
夕方、学生時代から活動を応援してくださっている方から
「知り合いの庭に知らない母猫が子猫を4匹連れてきたので譲渡を手伝ってくれないか」
とご連絡をいただきました。
状況を詳しく聞いて、母猫は依頼者さんが避妊手術費を負担してTNRするということをお約束いただき、それならお手伝いします!とお返事しました。
2025年6月18日
捕獲器と捕獲用ケージ、その他諸々必要なものをカバンに詰め込んで、午前中にお伺いしました。
依頼者さんは動物愛護センターや市役所に相談したけど軽くあしらわれてたらい回しにされ、Amazonで捕獲器を買おうか、でも組み立てられるのか、自分で使えるのかもわからない、そうこうしているうちに子猫がチョロチョロ歩き回って、母猫も子猫も次の妊娠をしてほしくない…ととても悩んでおられたそうです。
八方塞がりでどうしようもなかった、本当に困っていた、助けてくれてありがとうと仰ってくださいました。
私としても、早期にご連絡をいただけたことで、すぐに問題解決と猫の幸せに向けて動けたので、有難く思っています。
午前中にお庭に捕獲器を仕掛け、他の猫が入らないようにちょこちょこ見ながら、母猫が来るのを待ちました。
あまり張り詰めていると猫が捕まらないので談笑していたところ、捕獲器が閉まる音が聞こえました。
窓際に向かうと、扉が閉まった捕獲器の中で、母猫が一心不乱にご飯をがっついて食べていました。
捨てられたのかなぁ…だとしたら飢餓状態にあったのかもしれないな、と思いました。
母猫に大判の布を掛け、隣に小さい捕獲用ケージを置きました。
母猫に子猫たちを呼んでもらうために子猫の声を流しましたが、ウー!!シャー!!と威嚇するばかり。
そりゃあそうだよな、と美味しいものをたくさん捕獲器に入れて、数時間待ってからまたトライ。
するとか細い声でにゃー…にゃにゃー…と鳴きました。
途端に物陰に隠れていた子猫たちが4匹、ぞろぞろと出てきました。
捕獲用ケージに3匹入ったところで扉を閉めますが、私の操作ミスで1匹取り逃しました。
大ショック。
今までこんなこと一度もなかったのに…
その後もチャレンジしましたが、母猫がスーパー機嫌悪くなってしまい、ウー!!シャー!!だったので、これはダメだと、今日のところはお開きにしました。
取り急ぎ捕獲できた2匹は明日、メディカルチェックをひと通り済ませてきます。
2025年6月19日
2匹の子猫を病院に連れて行くので準備をしていたところ、依頼者さんから電話がありました。
なんと
「親猫が入った捕獲器に子猫が近付いてきたから素手で捕まえた」
とのこと!
それなら3匹まとめて病院に行った方が良いので、連れてきていただいたところ…
依頼者さんの指に包帯がぐるぐる巻きに…
子猫が入っている洗濯ネットは血だらけです。
「捕まえた時にギャーっとやられちゃって(汗)」
と仰っていました。
絶対に病院に行ってくださいね、とお伝えしました。
でも正直感動しました。
ああ、そんなに子猫たちのことを思ってくださっているんだ、と。
子猫の幸せを本気で願っていなかったら、素手で捕まえた時、噛まれた時に普通は驚くし痛くて離してしまいます。
それを気合いで洗濯ネットに入れて連れてきてくださった…
猫の口腔内や爪には本当にたくさんの菌がいて、いとも簡単に傷口から侵入するので、心配の方が勝ちますが、それでもその思いを受け取らなければいけない、継がなければいけないと改めて思いました。
こんなになってまで守り抜いてくださった子達は、絶対幸せにしないといけないと思いました。
2匹捕獲器で捕まえるとなったらなかなか大変ですが、残り1匹だけなら依頼者さんに捕獲器をお渡しすれば良いのでは?という考えを早々に捨て、夕方の予定をキャンセルして、残る1匹の捕獲に向かいました。
今朝もお腹がすいて来ていたんだけど、ご飯あげなかったから…と心配そうな依頼者さん。
捕獲器を仕掛け、遠隔作動装置を取り付けます。
それからまた親猫の声や子猫の声を流し「ご飯を食べに行かないと!!」と思わせるようにタイミングを見計らいました。
遠くからミーミーと子猫の声が聞こえてきました。
子猫が茂みからそーっと出てきて、捕獲器の周辺をウロウロした後、捕獲器の前に置いてあるご飯は食べましたが、そこから全く進む気なく、すぐに離れてしまいます。
捕獲器周辺に少しおやつを足し、位置調整をしてもう一度鳴き声を流します。
また茂みから出てきて捕獲器の前のおやつを食べ、居なくなりました。
捕獲器周辺のおやつの位置を調整。
親猫と子猫の声を流します。
そんなことを何度も繰り返し、気付けば3時間経過。
そろそろ満腹になってしまうという焦りが出始め、手が震えます。
満腹になったら、寝床に帰って、今日は出てこないでしょう。
子猫1匹。
夜の間に他の動物に襲われたり、交通事故に遭ったりするかもしれません。
捕まえるなら、今日。
今しかない。
またおやつの位置を調整し、腹を括って、もう踏み板まで行かなくても装置を作動することにしました。
また茂みから出てきて、おやつを食べます。
お願いします、捕獲器の中にあと数歩進んでください…
捕まえたら絶対幸せにするから…お願いします…
ちょっとずつちょっとずつ捕獲器の入口から距離を延ばしてきたのが、ようやく子猫の体が収まるくらいのところまで入りました。
が、しっぽがびろんと後ろに伸びていて、このまま私の手で作動させたら捕獲器に挟まれてしまう。
子猫の骨の脆さでしっぽを挟んだら、確実に骨折です。
どうしよう…と思うと同時に、子猫が座り直してしっぽをくるんと体に巻き付けました。
今だ!!
ガシャン!!
迷いもなく作動した装置。
子猫が捕獲器に閉じ込められました。
「捕まった!?」
依頼者さんが私の元へ駆け寄ります。
「はい!捕まりました!
2日間とも本当に時間がかかって申し訳ないです。」
「こちらこそ、こんなに長い間頑張ってもらって、本当にありがとう。本当にお疲れ様でした。本当に肩の荷がおりた…ずっとずっと心配だったの…どうしようかと思って…」
依頼者さんはすっかり疲れきった様子で、本当に子猫と母猫たちのことを思って心配していたんだということがよく伝わりました。
それから、子猫たちの初期医療に必要な費用までご寄付いただき、お互いに何度もお疲れ様、ありがとうと言葉を交わして、帰宅しました。
4匹とも初期医療を終えました。
お母さん猫の名前を「チョコちゃん」にすると聞いたので、4匹はフランスのチョコの名前をいただきました。
黒猫♀が「ボンボン」
白黒ブチ♂が「ブラン」
依頼者さんが素手で捕まえた黒白♀が「ロシェ」
(チョビヒゲ模様)
2日目に捕まった黒白♀が「クロケ」
(鼻の上まで黒い模様)
4匹ともウイルス検査は陰性でした。
体重は軽いですが、骨格からして生後3ヶ月くらいとのこと。
なので推定誕生日は2025年3月20日にしました。
みんなシャーシャーパッパッでケージに手を入れるとポップコーンの如く飛び回りますが、可愛い子達です。
2025年8月15日
人馴れ訓練を終え、4匹の里親募集を開始しました。

2025年10月、ロシェが譲渡先のおうちから脱走しました。
すぐに現地へ向かい、数日間、夕方から朝まで捕獲を試みますが、姿さえ見せてくれません。
連続で行ける日の最終日、雨が激しかったので、夜中に里親さまのおうちの駐車場で雨宿りさせていただきました。
すると、おうちの中から駐車場まで、先住猫ちゃんの首輪の鈴の音や、足音が聞こえていました。
あ、これは、お外の生活に疲れたらここへ絶対戻ってくる。
私の耳でこんなに大きく音が聞こえるんだから、猫にはもっと遠くまで聞こえているはず。
そう確信して、里親さまに捕獲器を託して帰りました。
数日後に、ロシェは駐車場に仕掛けた捕獲器で無事に捕獲されました。
脱走からちょうど1週間でした。
それから2ヶ月後、ウイルス検査の陰性を確認して、再度里親さまを募集。
その間に、ボンボンとクロケはそれぞれとっても素敵なご家族に迎えていただき、ボンボンは「シャーデー」ちゃんに、クロケは「ぽん」ちゃんになりました。
2026年2月、ロシェとブランにお申し込みがあり、トライアルの準備をしていましたが、トライアルの前日夜に脱走防止策が不可との連絡があり、中止になってしまいました。
それから譲渡会にも出場しましたが、なかなかご縁がなく…
母がたまたま行ったお店で
「うちの猫が高齢で、そろそろ2匹目を探していて、今度の都内の大きい譲渡会に行くんですよ〜」
という話を聞き、母がこれはなにかのご縁だと、慌てて私に連絡してきました。
里親募集のポスターと、我が家への地図を印刷してお持ちして、お話を聞く限り、先住猫ちゃんのタイプからするとブランじゃなくてロシェかもね、というお話になりました。
ある程度自立していて、身分をわきまえていて、猫に依存せず、尚且つ人が大好き。
里親さまはロシェの写真を指さして
「この子と真っ先に目が合った」
と仰っていました。
善は急げ、すぐにブランとロシェと里親さまご家族でお見合いをしていただき、ゆっくりお話しをして、ロシェにトライアルのお申し込みをいただきました。
先住猫ちゃんとの相性をご家族で2日間ゆっくり見るため、トライアルは土曜日から開始することになりました。
電車バスは大変だからと、車でお迎えに来ていただき、おうちでケージを組み立て、ロシェを入れました。
ハンストに備えて、いつも食べているご飯と総合栄養食ちゅーる、ちゅーるごはんをたくさん持たせました。
そして、息子さんが既に名前を考えてくださっており、ロシェは「ノエ」ちゃんになりました。
安らぎや安息という意味があり、また長らく使っていた名前の「ロシェ」に響きが似ているからと、つけてくださったそうです。
まさかの1日目からご飯をよく食べ、トイレもしていると(!)
ただ、その日から先住猫ちゃんがなかなかリラックスできなくなってしまい、とりあえずノエちゃんは違う階に移動しました。
それから数週間、環境に慣れるまでケージで生活してもらいました。
送られてくる写真や動画に、ノエちゃんはいっつもうちでは見たことないワクワクのお顔で映っていました。
あ、これはうちに帰る気無いな!と毎回思いました。
里親さまご家族も、なかなか慣れない先住猫ちゃんとノエちゃんのコンビにしびれを切らさず
「すぐ慣れないから返すとか、そんなことは考えていません。」
と心強いお言葉をいただきました(大号泣)
それから更に数週間経ち、2匹は主に違う階で生活していますが、お迎えすることは家族全員で一致しています!とお申し出をいただき、今日、ノエちゃんは晴れて正式譲渡になりました!
譲渡に際していただく医療費の一部の他に、ご家族の皆様から、猫たちに使ってくださいと、ご寄付をいただきました。
本当にありがとうございます。
生後3ヶ月で保護し、1歳を超え、長い道のりでしたが、いま本当に本当に幸せそうで。
たまたまいただいたお話のようで、ずっと前から決まっていたんじゃないかと思います。
ノエちゃんの赤い糸は、里親さまがしっかり握っていてくださいました。
ノエちゃん!
幸せになってくれてありがとう!
出会ってくれて、本当にありがとう。
気遣い屋で甘えん坊の君と過ごす時間は楽しくてあっという間でした。
先住猫ちゃん、ご家族の皆様、これからもノエちゃんのこと、どうぞ末永く宜しくお願い致します。

里親さまからいただいたお写真です。
ワクワクのお顔。たまらないなぁ!
ノエちゃんのように、飼い主のいない猫を保護し、医療ケアを施し、譲渡するための資金を集めるクラウドファンディングに挑戦中です。
どうか500円+手数料からのご支援にご協力いただけないでしょうか?
お支払い方法、これだけあります↓
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今回は支援者様に手数料を負担していただき、こちらには支援額の100%が振り込まれるシステムになります。
なのでご支援いただいた500円〜のご支援金は、全て猫の医療費+管理飼養費(猫砂やフード等)に使われます。
拡散とご支援にご協力いただけないでしょうか。
何卒宜しくお願い致します。



