注目のリターン
ウィッグを外して、プールで思いっきり遊ぶ。あの子が、初めて見せた顔だった。その笑顔には、何かを隠す気持ちも、気にする気持ちもなかった。ただ仲間と一緒に、夏の一日を楽しむ一人の子どもがいた。

私たちのページをご覧くださり、ありがとうございます。ヘアロス当事者支援団体、NPO法人ASPJ(Alopecia Style Project Japan)です。私たちは、2024年・2025年にヘアロスキッズたちとそのご家族が、仲間と出会い、自分らしさを肯定する合宿を開催しました。合宿を終えた参加者のみなさんからは、たくさんの笑顔と前向きな言葉が寄せられました。
”初めて同じ悩みを持つ友達に出会えた(ヘアロスキッズ)”
”子どもが初めてウィッグを外して走り回った(保護者)”
今年もみなさんの日々の活力につながる合宿を開催します。また、今年の合宿はヘアロスキッズだけでなく、ヘアロスでない子どもも参加可能 ※1)です。ヘアロスキッズたちは、見た目に対する心ない言葉だけでなく、善意による過度な配慮に疎外感を抱くこともあります。ヘアロスのあり/なしという基準を取り去ることで、髪のことを忘れて笑える時間をつくり、「配慮された経験」ではなく、「一緒に心から笑った経験」を届けます。 ※1)…「リターンの一緒に参加できるスタッフ権(ALLY・大人)】を親子で参加される方は、スタッフ券1枚で親子参加可能です。申し込み時に備考欄に”親子参加”とご記載ください」

私はこの合宿のボランティアスタッフの、かろりーです。私は、ヘアロス当事者ではありません。しかし、初めてASPJの活動を知ったとき、私は髪がないことの苦しさを想像しました。もし周囲で私だけが髪をなくしたら、鏡に映る自分の見た目を受け入れることができないかもしれません。人の視線を気にしながら外を歩く日が増えるかもしれません。
同じ痛みを感じることはできなくても、当事者の気持ちを受け止め、理解に努め、状況の改善に関わることはできます。ヘアロスであってもなくても、「見た目で誰かが傷つく社会はおかしい」と思うなら、あなたはもうこの活動の仲間です。ヘアロスについて知ることから、一緒に始めてみませんか。理解の輪が広がることが、だれもが生きやすい社会へとつながっていきます。

〇みなさんにとってヘアロスは身近なものでしょうか?
ヘアロスについて、テレビ放映、新聞掲載といったメディア紹介・ヘアドネーションを通じてご存じの方は多いかも知れません。そもそも、髪が抜ける・薄くなるというヘアロスの状態は加齢に伴うコンプレックスとして語られることが多いものです。つまり、ヘアロスは、特別な誰かの話じゃない。人生のどこかで、あなたにも関係するかもしれない話と言えるかも知れません。
この社会には、そのヘアロスを人生の早い段階から経験する人たちがいます。当事者たちにとって、加齢・ストレスのイメージのあるヘアロスを経験することは、「見た目」の問題だけでなく、「こころ」の問題をまねく場合もあります。髪がないことを気にせず生きられる社会は、見た目で人を判断しない社会です。それはヘアロスに限らず、体型、身長、肌の色——あらゆる『ちがい』を持つすべての人にとって、生きやすい社会でもあると思うんです。

〇「見た目」だけじゃない、ヘアロスの見えない苦しさ
ヘアロスキッズたち(ヘアロスの子どもたち)は、以下のような悩み、苦しさを抱えることがあります。
・ウィッグやカミングアウトに関する悩み
・周囲の反応や偏見への不安
・家族への負担を気にする苦しさ
・「ストレスが原因」などの決めつけに傷つく
これらの苦しさは、次のような子どもたちの自信の減退や、人生に対する意欲の低下を招きます。こんな数字が明らかになっています。
・円形脱毛症当事者の…
ー 29.9%が「学校や職場に行きたくなくなった」と回答
ー 57.7%が「以前できていたことができなくなった(温泉・スポーツ等)」と回答
ー 47.2%が「自分なんて、と卑下してしまう」と回答

〇ヘアロス当事者ご家族の悩み
加えて、ヘアロス当事者を支える家族にも深刻な精神的な影響が生まれています。
・67%(円形脱毛症) 76.6%(先天性縮毛症) 23.8%(抜毛症)の当事者家族が、当事者がいじめや差別に遭うのではないかと心配している
ヘアロス当事者の家族は、当事者の苦しさを自分事として受け止め「自分のせいだ」と思い詰めてしまうこともあります。そのため、ご家族に対するサポートも行うべきだと私たちは考えています。
そこで、ASPJは今年もヘアロスキッズたちが一緒に思いっきり遊んで、話して、笑える合宿を開催します。また、今年はヘアロスでない子どもたちも合宿に参加可能です。そこで、参加の子どもたちには次のような体験ができる時間を届けます。
・同じヘアロスの仲間と出会い、悩みや思いを共有しながらつながる体験
・少し先を生きる先輩と出会い、自分の未来を想像できる体験
・ヘアロス関係なく遊ぶことで、自然な「認め合い」の体験
→「自分はひとりじゃなかった」「自分はありのままでいいんだ」という感覚・今後の日々の活力
また、日々「保護者」として頑張る当事者のご家族のみなさんを対象とした保護者向けワークも実施します。保護者のみなさんには、次のような場を提供します。
・保護者同士が、横のつながりを感じられる場
・保護者同士で情報交換ができる場
・置き去りにしがちな「自分」として過ごせる場
・親御さんにもウィッグ体験をしてもらえる場
→「仲間がいつでもそばにいる」という安心感・不安感の解消

〇今年からの新たなミッション、「説明しなくていい。みんなで遊ぼう」
また、この新たなミッションのもとで、ヘアロスキッズも、そうでない子どもも、髪のことを忘れて笑える時間をつくります。
今回の合宿では、ヘアロスキッズも、そうでない子どもも一緒に遊ぶことで、ヘアロスのあり/なしなんて気にせずに、こどもたちが純粋につながる体験を重ねることができます。そして「配慮された経験」ではなく、「一緒に心から笑った経験」。そんな素敵な夏の思い出を子どもたちに感じてもらいたいと思っています。
多様な仲間と過ごすこの合宿は、ヘアロスのない子どもにとっても、「ちがいをちがいのまま受け入れる」体験になります。インクルーシブな環境を大切にしている学校や保護者の方にも、ぜひ知ってほしいプログラムです。

〇合宿概要
・日程 2026年9月26日(土)〜27日(日)
・場所 昭和の森フォレストビレッジ(千葉県千葉市緑区)https://forestvillage.jp/
・内容
ヘアロスキッズ向け屋外・屋内レクリエーション、保護者向けワークショップ、ウィッグ・ヘアスタイル体験 等
支援のリターンとして、合宿に参加することも可能です!(リターン欄・【リターンについて】をご覧ください!)
過去の開催事例(ヘアロスキッズ合宿2024)
【目次】
ヘアロスって?
なんで合宿なの?
参加者の声
ASPJがつくりたい未来
集めた資金の使い道
リターンについて
さいごに
日本には、ヘアロス(髪に症状のある状態)を抱える人が多くいます。抗がん剤治療の副作用による脱毛は社会に広く認知されていますが、ヘアロスの背景は円形脱毛症、先天性縮毛症・乏毛症、抜毛症 と、多岐にわたるものです。そしてこれらの症状に対する治療法は確立されていません。(ヘアロスの背景について詳しくはこちらにてご覧いただけます)

アメリカ(米国国立円形脱毛財団・NAAF)やヨーロッパ(イギリスを代表する脱毛症当事者支援団体・Alopecia UK)などで行われているヘアロス啓発月間を日本でも行うことでヘアロスの認知を広げ、髪がないことへの価値観を変えられるのではないか—という考えをきっかけに、 2022年にASPJの活動が始まりました。錦糸町マルイでのイベント、翌年2023年には渋谷でのパレードや駅前の大きなイベントへと規模を拡大し、多くの方に参加いただきました。

でもある日、ふと立ち止まりました。「本当に必要な人に、必要な体験が届けられているか?」
大勢の人に見てもらうことと、一人ひとりと向き合うことは、違う。より濃密な時間を過ごし、子どもたちが抱える本当の思いに触れたり、親御さんの心に寄り添えるものを私たちで作っていきたい——そう考えて生まれたのが、この合宿という形です。
〇これまでの開催実績
・啓発イベント 第1回開催(2022年)
・啓発イベント 第2回開催(2023年)
・ヘアロスキッズ合宿 第1回開催(2024年)
・ヘアロスキッズ合宿 第2回開催(2025年)
→延べ619名の子ども・ご家族が、全国から参加
こんなストーリーを背景に始まった、ヘアロスキッズ合宿。今年で3回目の開催となります。2024年の合宿(千葉県勝浦市・約40名参加)では、こんな声が届きました。
「学校生活で、自分からヘアロスの話題に触れられるようになった」
「初めて同じ悩みを持つ友達に出会えた」
「親子の対話が増えた」
「子どもが初めてウィッグを外して走り回った」
「子どもが自信を持つようになった」
「親同士で貴重な情報交換ができた」
合宿から1週間後のオンラインアフターケアでは、参加者の心理的な安全性と自己肯定感の向上が確認されました。この合宿という形は、参加者ひとり一人の気持ちに向き合い、その後の日々を変える力をもっています。

〇どんな人もありのままに受け入れられる社会
最後に、ASPJがつくりたい未来(社会)の話をさせてください。
人間には髪がある、ということは、多くの人にとって自覚できないほどの「あたりまえ」です。しかし、当事者は、「髪があることは、あたりまえ」とヘアロスの「現実」の差から生まれる苦しさを感じます。
しかし、誰しもが、多数派に合わせて無意識につくられた「あたりまえ」に合致しないことに悩んだ経験があるのではないでしょうか?ひとりひとりが、異なる個性・境遇を抱えて日々を生きています。この固定観念を一つ一つ問い直し、多様な人の「ありのまま」を認めることで、少しずつ生きやすい社会になります。

私たちは「髪があることは、あたりまえ」から見つめ直したいと思っています。「どうすれば、誰もがありのままを受け入れられることができるか」「どうすれば、ヘアロスがハンデにならない社会に近づくのか」そう考えながら合宿を創っています。
みなさんのご支援によって、多様な人がありのままに受け入れられる未来に一歩近づきます。この合宿をヘアロスキッズに届けるため、ぜひ応援していただけるとうれしいです。
この合宿で出会った子どもたちが大人になったとき、自分の経験を誰かに話せる人になるかもしれません。先生として、お医者さんとして、親として——ヘアロスへの理解が、その人たちを通じて社会にじわじわ広がっていく。あなたの支援は、そんな長い連鎖のはじまりになります。

今回のクラウドファンディングで集める資金(100万円)の使い道は以下の通りです。
① ヘアロスキッズ合宿2026の開催費 50万円
みなさまのご支援によって、ヘアロス当事者の子ども20名分の宿泊費・交通費・アクティビティ費・参加費を無料にすることができます。
② 毛髪疾患サポートハンドブックの印刷・郵送費 20万円
学校に配布するためのヘアロス当事者サポートハンドブックです。 印刷費の高騰により、届けたい学校に届けられていない現状があります。みなさまのご支援で、より多くの学校にハンドブックを届けることができます。
(毛髪疾患サポートハンドブック専用WEBサイトにて詳しい内容もご覧いただけます )
③ ヘアロスを伝える絵本の増刷費 30万円
ヘアロスをやさしく、みんなに知ってもらうためにつくった絵本です。みなさまのご支援によって、より多くの子どもたちや保護者、学校現場に届けることができます。
これらを合わせて、目標金額は100万円です。

また、このクラウドファンディングのリターンは以下の通りとなります。支援してくれたあなたは、その子の夏を変えた人になります。名前を知らなくても、直接会わなくても——あなたの気持ちが、一人の子どもが初めてウィッグを外して笑った瞬間をつくるかもしれない。そう思うと、素敵ですよね!
詳細はリターン欄をご覧ください!
・お気持ち応援 3,000円
・お気持ち応援 10,000円
・子どもたちへ花火をプレゼント権 3,000円
・ヘアロスを伝える絵本+ハンドブックプレゼント権 5,000円
・子どもの宿泊をプレゼントできる権 5,000円
・漫画家•菅田うりがあなたの体験を1ページ漫画化権 15,000円
・一緒に参加できるスタッフ権(ALLY・大人)10,000円
・【限定10枠:子どもたちへ届け!】応援スポンサー! 50,000円
・【限定10枠:子どもたちへ届け!】全力応援スポンサー! 100,000円
・【企業協賛】ブロンズスポンサー 50,000円
・【企業協賛】シルバースポンサー 200,000円
・【企業協賛】ゴールドスポンサー 500,000円
(リターンは随時更新します!)
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【子どもたちへ花火をプレゼント権】3,000円についての概要
本リターンでお預かりしたご支援は、昭和の森フォレストビレッジ(千葉県千葉市)での合宿参加者のお子さま向けに、花火セットを寄贈する費用に充てます。
本リターンでご支援いただく物品・費用は、当団体が主催する合宿運営に使用します。寄贈先は当団体であり、使用内容、数量、実施時期については団体内で事前に確認・決定済みです。 寄贈は9月26日〜9月27日の合宿期間中です。
【ヘアロスを伝える絵本+ハンドブックプレゼント権】5,000円についての概要
本リターンでは絵本、ハンドブック増刷費用を寄贈します。寄贈先は当団体であり、使用内容、数量、実施時期については団体内で事前に確認・決定済みです。 寄贈は支援募集終了後、商品確保ができ次第、10月中に発送します。
【子どもの宿泊をプレゼントできる権】5,000円についての概要
本リターンでお預かりしたご支援は、当団体を通じて、合宿への宿泊支援に充てます。宿泊支援の対象者、人数、実施時期については団体内で事前合意済みです。
宿泊支援は9月26日〜9月27日の合宿実施時に適用し、当日までに手続きが完了するよう進めます。最終的な支援人数は募集終了後に確定し、確定後速やかに団体内で共有のうえ、合宿実施時に宿泊支援として充当します。
〇実施スケジュール
2026年7月 クラウドファンディング終了
2026年9月
・花火の購入
・宿泊費支援の準備
・絵本およびサポートハンドブックの増刷
2026年9月
・ヘアロスキッズ合宿2026開催(9/26~27)
・花火の提供
・宿泊費支援の実施
2026年10月
・絵本とサポートハンドブックの発送
・お礼動画の限定公開と合宿レポートを共有

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
一緒に合宿に参加してみませんか?このページをシェアいただくだけでもとても嬉しいです。あなたの関心が、子どもたちの夏を変えます。この合宿のため、よりよい未来のため、お力添えの程、心よりお願い申し上げます。
この合宿への支援は、『かわいそうな子を助ける』ことじゃないと思っています。多様な人がありのままでいられる社会を、あなた自身がつくる側に立つことだと、私たちは考えています。
主催:ASPJ
最新の活動報告
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ヘアドネーションから始まった私の旅。当事者ではない私が「アライ」として合宿に参加する理由
2026/07/02 19:25私はヘアロスの当事者ではありません。家族や友人に髪に関する症状を抱える人がいたわけでもありません。そんな私が「ヘアロス」やASPJの存在を知ったきっかけは、ヘアドネーションでした。私は小さい頃から髪をいじることが好きで、「誰かに髪を楽しむ時間を届けられたらいいな」という漠然とした思いから、ヘアドネーションを始めました。そして2回目の寄付をした時、仲介団体のホームページを通じて、初めてヘアロスの当事者の方々について知りました。それまで何となく想像していた「自分の髪を受け取る人」が、少しずつ現実の存在として感じられるようになりました。同時に、もし自分が髪を失ったら、生活はどう変わるのか、と考えるようになりました。朝の身支度で何を感じるのか。家族や友人はどう接するのか。学校や日常生活の中で、どんな不安を抱えるのか。もちろん、私は当事者ではないので、その気持ちを完全に経験することはできません。一方で、ヘアロスは単に「髪をいじる楽しみがないこと/なくなること」ではなく、さまざまな苦い気持ちと向き合い、乗り越えようとすることの繰り返しでもあるのだと想像がつきました。そして、これは空想でなく、もっと私の現実に近いものだと私は思っています。ヘアドネーションでは、寄付する側とウィッグを受け取る側を分ける要因は、今のところ髪の症状があるかどうかです。しかし、今日髪を寄付した人が、明日髪の悩みを抱える可能性もあります。年齢を重ねる中で、髪について考える機会が訪れる人もいるかもしれません。だから、私にとって、今回の合宿にアライのボランティアとして参加することは、「自分とは違う誰かを応援する」というよりも、「誰かにとっても私にとっても過しやすい社会をつくるために(微力ながら)貢献する」という感覚があります。……とはいえ、合宿の企画ではまだまだ分からないことも多く、メンバーの意見を聞いて「なるほど!」と思う毎日です。でも、アライになるために必要なのは、当事者の気持ちをすべて理解することではなく、理解しようとする姿勢を持ち続けることなのではないかと思っています(私見です!)。そんな小さな関心や共感の輪が広がれば嬉しいです。文:かろりー\\ 69名の方に支援いただきました!//本当に、ありがとうございます!集めた資金は ・ヘアロスキッズたちの参加費・宿泊費を無料にすること ・学校へのハンドブック配布 ・絵本の増刷 に使います。残り 24日。目標100万円まで あと438,500万円 です。子どもたちの笑顔をつくる合宿に全力で取り組んでいます。 もっと見る
世界が「皮膚疾患は社会課題だ」と決めた日のこと。そして、日本のヘアロスの子どもたちのこと。
2026/07/01 20:00今日から7月!梅雨明けが待ち遠しい日々ですね。今日は国際的な動きからヘアロスを考える話題をお届けします。2025年5月24日、スイス・ジュネーブで開かれた第78回世界保健総会(WHA)で、ひとつの決議が採択されました。「皮膚疾患を、世界的な公衆衛生上の優先課題として位置づける」全加盟国が賛同したこの決議は、こんな言葉を含んでいます。「皮膚疾患は最も目に見えやすい健康状態のひとつであり、スティグマ(社会的偏見)・差別・精神的苦痛をもたらすことが多い」この情報を読んだ瞬間、胸の奥に何かが刺さった気がしました。これは、ヘアロスも含まれる話だ、と。「見た目の問題」ではなかった円形脱毛症、先天性乏毛症、抜毛症。これらはすべて、皮膚疾患です。でも長い間、日本社会はこれらを「外見の悩み」として扱ってきました。保険適用なし。ウィッグの助成対象外。学校でのサポート体制もほぼゼロ。「命に関わらないから」「美容の問題だから」という理由で、制度の外に置かれ続けてきた。でも実際は違います。2021年にASPJが実施した実態調査(n=651)では、抜毛症当事者の43.6%が希死念慮を経験していることがわかりました。円形脱毛症でも22.5%。これは「外見の悩み」で片づけられる数字ではありません。子どもたちのことが、まだ見えていないただ、私にはずっと気になっていることがありました。これまでの調査は、大人の当事者が中心でした。子ども自身が、学校でどんな経験をしているのか。保護者が、どれほど孤立しているのか。そこはまだ、データとして存在していない。体育の授業でプールに入れなかった日のこと。 写真撮影の日だけ学校を休んだこと。 修学旅行の準備で、夜中に泣いた保護者のこと。これは個人の体験談として存在しますが、「社会課題」として可視化されてはいません。数字になっていないものは、制度を動かす根拠にならない。だから私たちは今、子どものヘアロス実態調査を準備しています。子どもたちが学校でどんな壁にぶつかってきたか。保護者がどれほどの孤立と経済的負担を抱えてきたか。それを当事者自身のデータとして積み上げ、白書として社会に出したい。データがあれば、制度は動く。大分市では2024年、全国初の「疾患名を問わない子どものウィッグ助成制度」が生まれました。当事者が議員に直接働きかけ、データと声で動かした結果です。WHOの決議が示す「方向」今回のWHO決議は、単なるシンボルではないと思っています。決議は各国に対して、皮膚疾患への対応強化、サーベイランス(実態把握)の整備、医療アクセスの改善を求めています。日本も加盟国として、この流れの中にいます。「皮膚疾患は公衆衛生課題である」という国際的な認識が確立された今、日本の制度的な空白は、見て見ぬふりができない段階に来ています。ヘアロスも、皮膚疾患のひとつです。この流れの中に、確かに位置づけられています。▶ 参照:2025年WHO・WHA決議(EB156(24)) 皮膚疾患はスティグマ(社会的偏見)・差別・精神的苦痛をもたらす公衆衛生課題として、全加盟国が対処を決議。 https://www.dermatol.or.jp/medical/news/11788/https://www.who.int/news/item/26-05-2025-progress-for-ntds-two-resolutions-adopted-at-wha78今年9月は8家族23名の子どもと保護者が集まります。この合宿は、子どもたちの居場所であると同時に、当事者の皆さんのニーズや困りごとを深く見ていくスタート地点でもあります。「あの子が笑っていた」という記憶を、「こういう困難があった」というデータに変えていく、最初の一歩です。世界が皮膚疾患を公衆衛生課題として認めた今、日本でヘアロスの子どもたちが制度の外に置かれ続ける理由はなくなりつつあります。その未来を、データで作っていきます。文:みつこ もっと見る
あなたにも参加してほしい♪インスタストーリーのお題投稿でみんなの輪を拡げよう企画
2026/06/28 21:02ASPJスタッフの脱毛症mitanです。幼い頃からの脱毛症&ウィッグユーザーです。今回はヘアロスキッズ合宿のスタッフとしても参加します。準備期間中も、企画を提案しました!スタッフや皆さんの日常をInstagramストーリーでお届けしようって!今回はスタッフとクラファンのタイトル決めで出たキーワードからヒントを得て、お題をだします。そして一般の皆さんへ向けてバトンタッチ!ぜひお気軽にご参加いただき、お題のところをクリックして好きなお写真を投稿していただけたら嬉しいです(^▽^)/その時は@alopecia.styleをメンションしてくださいね。皆さんの投稿を見るのを、スタッフ一同とっても楽しみにしています。これから6月・7月・8月と暑い季節になりますね。お家で過ごす時間が増える方もいるかもしれませんそん。な時だからこそ、皆さんの投稿をシェアしてもらえたら嬉しいです♪投稿を通して、誰かの元気や前向きな気持ちにつながるかもしれません。そして、この企画をきっかけに私たちのクラウドファンディングの活動も知っていただけたら嬉しいです。皆さんの応援やシェアが、大きな力になります!ぜひ一緒に、この素敵な輪を広げていきましょう!たくさんのご参加、お待ちしています♪文:mitan もっと見る

















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