ご支援いただいた皆さまいつも温かい応援をいただき、ありがとうございます。かめざわ農園の亀澤です。ご報告が遅くなり申し訳ございません。まず、結果から正直にお伝えします。7月末に届いた1回目のキクラゲ菌床50本は、1本も収穫できませんでした。あわせて、リターンの発送時期について、以前「10月中旬以降」とご案内していましたが、この時期からは遅れる見込みです。楽しみにお待ちいただいていた皆さまに、心よりお詫び申し上げます。■ 何が起きたのか8月中旬、ハウスへの菌床の設置を終え、栽培がスタートしました。しかし、真夏のハウスは想像以上に過酷でした。8月下旬、ハウス内の温度は47.9℃を記録しました。外が29℃の日でも、中は44℃近くまで上がっていたのです。キクラゲには暑すぎる環境でした。高温が重なり、菌床にカビが発生しました。毎日ハウスに通い、一つずつ手で拭き取る日が続きましたが、被害は50本のうち45本まで広がりました。菌床を届けてくださった菌床の業者さんにも相談し、「まず環境を落ち着かせること」というアドバイスをいただきました。8月末、カビの発生はようやく止まりました。けれど、菌床そのものは回復しませんでした。残していた5本も最後まで芽を出さず、9月中旬、1回目の50本はすべて収穫に至らないことが確定しました。■ 原因は、4つありました菌床の業者さんと一緒に原因を整理しました。思い当たることは4つです。ひとつ、菌床の切り込み口に直接水をかけてしまっていたこと。濡れた切り口は、高温も重なりカビにとって絶好の住みかでした。ふたつ、切り込みの入れ方が雑だったこと。みっつ、換気が入り口の1か所しかなかったこと。空気が動かず、熱と湿気がこもっていました。よっつ、単純に暑すぎたこと。正直に申し上げると、高温ももちろん原因に一つですが、最大の要因はお金をかけた設備や菌床ではなく、自分の手順の雑さで失敗したと思っています。情けない気持ちもありますが、原因がはっきりしたことは収穫でした。■ 学んだことを、全部使います水やりは、切り込み口に当てず、ハウスの床にまく方法に変えました。換気は、9月に通気口を新設しました。外との温度差は15.8℃から0.5〜5℃まで縮まりました。切り込みは、文章のやり取りではどうしても伝わりきらないと感じ、9月下旬、菌床の業者さんの栽培場へ研修に行かせていただきました。実際に手を動かして教わると、自分のやり方がいかに雑だったかがよく分かりました。ハウスの温度と湿度を毎日記録する仕組みも自分で作りました。いまはデータを見ながら管理しています。そして、菌床を置く棚を一から作り直しました。足場にも使われるような鉄のパイプを組んだ、より丈夫な棚で、最大180本の菌床を置くことができます。ハウスの中もあらためて消毒し、2回目を迎える準備を整えました。気温が下がる秋から冬は、キクラゲにとって過ごしやすい季節です。季節も味方してくれます。■ 2回目の菌床100本が届きました9月下旬、2回目の菌床100本が壱岐に届きました。届いてすぐは「張り付き」という作業をしました。切り込みを入れる前に、菌床を空気に触れさせて菌をしっかり定着させる工程です。ここを飛ばすと育ちが悪くなると教わりました。1回目は、ここも含めて急ぎすぎていたのかもしれません。10月4日、張り付きの良かった50本を、新しい棚へ運び込みました。そして10月15日、研修で教わったやり方で切り込みを入れ、100個全ての菌床に切り込みを入れています。いまのところ、栽培は順調に進んでいます。■ リターンの発送時期について以前、発送は「10月中旬以降、順次」とご案内していました。しかし、1回目の菌床が全滅したため、収穫は2回目の菌床からとなり、発送はこの時期より遅れる見込みです。ご案内と異なる形になってしまい、申し訳ありません。キクラゲは、切り込みを入れてから収穫できるまでに時間がかかり、いつ・どれくらい採れるかは、育ち具合を見ないと確かなことが言えません。不確かな日付をお伝えするよりも、収穫の目安がはっきり見えた時点で、改めてお知らせしたいと考えています。生のキクラゲは日持ちしないため、収穫できた量を見ながら順次お届けする形になります。発送の時期が近づきましたら、改めて個別にご連絡を差し上げます。お待たせしてしまい申し訳ありませんが、もう少しだけ、お時間をいただけますと幸いです。■ 最後にカビと向き合う毎日で、正直、心が折れそうになった日もありました。そんなとき支えになったのが、皆さんからいただいた励ましの言葉や応援の言葉です。何度も読み返しました。2回目は、学んだことを全部使います。またご報告させてください。かめざわ農園亀澤 駿




