
こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。
前回は「届け方を変えた」という決断の話をしました。今日は少しさかのぼって、そもそもこのプロジェクトがどこから始まったのかを、開発を担当している「王子」からお話しさせてください。
始まりは、渋谷のQWSという場所でした。
正直に、告白します。1年前の私は、「インクルーシブ」という言葉に、関心すらありませんでした。障害のある方の暮らしを、想像したこともなかった。それが、ふつうの日常でした。
そんな私が、変わりました。
前々回のQWSチャレンジで、ロービジョン(弱視)のなおみさんと、はじめて対話したときのことです。制約のある中でも日々を楽しもうとする彼女が、ふと口にした言葉が、今も忘れられません。
「見えているものを、言葉で伝えてもらえるだけで、日常はとても楽になる」
自分に、何ができるだろう。
たったひとりの友人のために。そこから、この挑戦が始まりました。
あとから知りました。日本には視覚に困難のある人が約164万人。高齢による見えづらさまで含めると、約1,500万人。世界では4人に1人、22億人もの人にとって、写真を「見る」ことは当たり前ではないのだと。
そして、作り始めてから気づいたことがあります。写真を言葉にして読み上げると、目の見える人も「こんなものまで写ってたんだ」と驚くのです。写真を耳で聴くことは、誰かを助けるための機能である前に、誰にとっても新しい体験でした。
スマホの中の何千枚もの写真、最後に見返したのはいつですか。
私たちは毎日、たくさんの写真を撮っています。けれど、そのほとんどは撮ったまま、見返されることなく埋もれていきます。写真は「記録」としては残っても、「記憶」としては薄れていく。
もし、写真が物語になって、声で届いたら。
見える人も、見えない人も、同じ思い出をいっしょに味わえたら。
その体験を形にしたのが「ミミセカ シア」であり、いま挑戦しているこのクラウドファンディングです。あの日出会ったなおみさんは、いま、チームの一員として隣で一緒に走ってくれています。
次回は、実際の1枚の写真がどんな物語に変わるのか——シアが生んだ物語を、そのままお聴かせする予定です。
最後に、お願いがあります。ご支援はもちろんですが、このページの「お気に入り登録」と、SNSでのシェアが、私たちの本当に大きな力になります。ワンタップで構いません。この挑戦を、少しだけ後押ししてください。
ミミセカ プロジェクト 王子



