



離れて暮らすお母さんに送った、孫の写真。
「かわいいね」と返ってきたけれど――
本当は、もう、はっきりとは見えていなかったのかもしれません。
私たちが実現したいのは、写真を“見える人だけのもの”から“みんなの思い出”に変えることです。

ミミセカは、写真をAIが読み取り、その情景を物語のような文章にして、音声で朗読します。
写真を“聴く”と、ただの記録だった一枚が、不思議と心に残ります。
見える人にとっても、写真は“見て終わるもの”から、“もう一度味わう思い出”へ変わります。
目が見えにくい人も、同じ一枚を、言葉と声で受け取れます。
写真の中の光や表情、その場の空気までを。
そして、これは一方通行ではありません。
見えにくい人が撮った一枚も物語になり、見える人へ届く。
誰もが “撮る人” であり、“語る人” になれます。
そして、物語になった一枚は、会話の “きっかけ” になります。
「このとき、こうだったね」
「ここ、どんな景色だった?」
同じ写真を前に、見える人も見えにくい人も、自然と言葉を交わしはじめます。
写真を、見える人だけのものにしない。
撮った人も、受け取る人も、みんなで分かち合える思い出にする。
それが、ミミセカです。
このプロジェクトは、視覚障害のある方との出会いから始まりました。
「見えているものを言葉で伝えてもらえるだけで、日常はとても楽になる」、という声を聞きました。
写真には、景色があります。表情があります。光があります。空気感があります。
そして、その人にとっての思い出があります。
でも、それを「人が写っています」「建物があります」と説明するだけでは、
写真に込められた大切なものまでは届きません。

その情景や温度感、思い出まで音声で届けられたら。
見える人と見えにくい人が、同じ写真を囲んで会話できるのではないか。
その想いから、ミミセカは生まれました。

写真が、記録ではなく記憶になる
ミミセカは、撮った写真をAIが読み取り、その場の情景や気配を物語にして、音声で読み上げます。見たものをそのまま説明するのではなく、ひとつの物語として。
わたしたちは毎日たくさんの写真を撮ります。けれどそのほとんどは、二度と見返されないまま端末の奥に眠っていく。残っているのに、思い出せない。
物語として聴くと、その一枚に写っていない空気や、そのとき感じていた気持ちまで立ち上がってきます。写真を「見る」のではなく「聴く」ことで、出来事が記憶に近い形でよみがえる。
撮ったまま消えていく風景を、何度でも思い出せる物語へ。ミミセカは、そんな記憶の残し方をつくりたいと考えています。
大切な人と、同じ景色を分かち合う
ミミセカでつくった物語と音声は、そのまま大切な人へ送れます。LINEで送れば、受け取った方はリンクを開くだけ。写真と物語が表示され、再生すれば朗読が流れます。印刷した写真にQRコードを添えれば、スマホをかざすだけで、その場面が音声で流れ出します。
離れて暮らす家族へ、目の見えにくい親しい人へ。これまで「いい写真だったよ」としか伝えられなかった景色を、物語と声にのせて手渡せる。
受け取った人は、ただ画像を見るのではなく、撮った人がそこで何を感じていたのかを、物語として受け取ります。一枚の写真をはさんで、同じ景色のなかに一緒に立てる。
写真を「見せる」のではなく、体験を「分かち合う」。ミミセカは、そんな共有のかたちになりたいと考えています。
写真を、もっと多くの人へ届ける
ミミセカは、撮った写真にそのまま音声の物語を添えるだけでなく、X(旧Twitter)に投稿するときの代替テキスト(ALT)を自動で生成して付けられます。
ロービジョンの方にとって、自分の投稿に毎回ALTを書き添えるのは小さくない手間です。ミミセカなら、その作業をアプリが引き受けます。見えにくい人も、ためらいなく写真を発信できる。
そして写真を投稿する人にとっては、自分の一枚が、画面を見ている人にも、耳で読み上げている人にも、同じように届くようになります。「誰に向けて」と身構えなくても、発信できる範囲が自然に広がっていく。
同じ写真が、見える人にも、見えにくい人にも届く。発信が、一人ひとりに届く伝え方になる――ミミセカは、そんな小さな入口になりたいと考えています。
ミミセカは、渋谷スクランブルスクエアにある共創拠点「SHIBUYA QWS(シブヤ キューズ)」が主催する「QWSチャレンジ#26」に採択されました。
SHIBUYA QWSは、多彩な “問い” から社会価値を生み出す場です。
その活動の中で、CROSSTAGEでの展示やQWSステージでのピッチ発表を重ねながら、ここまで歩みを進めてきました。
物語をつくる仕組みを特許出願しました
ミミセカの中心にあるのは、「写真を、どう物語に変えるか」という技術です。
見えているものを並べて説明するだけなら、いまのAIでもできます。 でも、それでは「人が写っています」「建物があります」の先へは行けません。 その場の光や気配、撮った人が何を感じていたのかまで届けるには、 写真から読み取った情報を、段階を追って言葉に積み上げていく必要がありました。
私たちはこの仕組みを、特願2026-136849「多モーダル情報の段階的物語化方法」として 2026年7月に特許出願しました。(※特許出願中/取得はこれからの審査を経て決まります)
ミミセカが生む物語が、ただのAIの出力ではなく、 一枚一枚の写真に寄り添った「その人の物語」であるために。 この技術を守りながら、誰もが使えるかたちで世に出していきます。

現在は、9月のアプリ公開に向けて、主に3つの機能を準備しています。
写真の朗読
「 写真をAIが読み取り、物語にして音声で読み上げる 」
カメラでその場で撮った写真はもちろん、スマホに眠っている昔の写真も、そのままミミセカで言葉と音声にできます。その日の気分や用途に合わせて、短い説明から文学的な物語まで、文体を選べます。

― 実際に、こんな物語が生まれました ―
夕陽の逆光の中、二人のシルエットが芝生の広場をゆっくりと横切っていく。並んで歩く二人の輪郭は、黒く、くっきりと空に溶けかけている。
その背後に、格子状の細い骨組みを持つ塔のような構造物がそびえていた。塔と二人のシルエットは、オレンジと黄色に燃える空を背景に、同じ黒で重なり合っていた。太陽は右上のあたりで雲に半ば隠れながら、それでも強く輝いて、二人の足元の芝生に細い光の筋を走らせていた。
二人の輪郭は歩くたびにわずかにゆれ、けれど消えることなく、あの黒いままそこにいた。
あの黒い輪郭が、胸の奥でじわりと熱くなった。二人がこのままずっとゆれながら歩いていけるのか、それとも今この静けさが、もうとっくに取り返しのつかないほど美しいのか。
QR朗読付き写真
「 印刷する写真にQRコードを付け、スマホで読み取ると音声が流れる 」
お気に入りの一枚を印刷して、QRコードを貼るだけ。スマホをかざすと、その写真の物語が音声で流れます。壁に飾った写真も、アルバムの一枚も、“聴ける思い出”に。紙の写真なら、受け取る方の機種を問わず楽しめます。
音声が流れる期間は、最長365日まで、用途に合わせて選べます。すぐに手渡す一枚は短く、飾って長く楽しみたい一枚は長く。写真ごとに設定できます。


大切な人へ、LINEで送る
「 物語になった写真を、LINEで送れる。受け取る人は、開くだけ 」
家族や友人へ、物語になった写真をLINEで送れます。届くのは、1本のリンクです。
開くと、写真と物語の文章が表示され、再生ボタンを押せば、そのまま朗読が流れます。写真ごとに専用のページが自動でつくられるので、送りたい一枚を、そのまま手渡す感覚で届けられます。
受け取る方に、アプリのインストールは必要ありません。 iPhoneでも、Androidでも、パソコンでも。いつも使っているLINEに届いて、リンクを開くだけです。
離れて暮らすお母さんに、孫の写真を。目が見えにくくなった友人に、旅先の景色を。 「アプリを入れてもらう」というお願いをしなくても、その一枚を、物語と声のまま手渡せます。
共有ページのURLは、第三者が推測できない固有のアドレスで発行され、検索エンジンには表示されません。

消えるのは、ページだけ
共有ページは、30日で自動的に閉じます。リンクが手を離れて、いつまでも残り続けることはありません。
でも、思い出は消えません。
共有ページから写真を保存すると、その写真には、説明文が写真データそのものに埋め込まれた状態で手元に残ります。iPhoneの読み上げ機能(VoiceOver)をお使いの方なら、あとからいつでも、その一枚を音声で聴くことができます。
見えにくい方にとって、写真フォルダは「開いても何も分からない場所」になりがちです。 ミミセカから受け取った写真は、あとから開いても、ちゃんと語りかけてくれる一枚として残ります。
届けるのは30日。残るのは、ずっと。


クラウドファンディング後には、視覚障害のある方、ご家族、福祉施設、盲学校、
介護施設、イベント関係者の方々と一緒に、実際の利用シーンを検証していきます。

いただいたご支援は、iPhone版「ミミセカ」アプリをリリースするための費用として、大切に使わせていただきます。
■ 特許費 … 45万円
写真から物語を生成する独自技術の特許出願弁理士費用
(※2026年7月に出願を完了:特願2026-136849/出願費用および今後の出願審査請求・審査対応の費用にあてます)
■ アプリ開発費 … 20万円
開発用クラウドサービス・AI開発環境のサービス使用料・テスト機材購入
(※開発者自身の人件費を除く、外部への支払い分)
■ サービス運用費 … 23万円
6ヶ月分のクラウドサービス利用料
■ ロゴ・アプリデザイン … 9万円
デザイン制作・App Store提出用アセット制作
■ Webサイト制作費 … 20万円
合計:112万円
※ 目標金額の50万円は、上記のうち特に必要な部分にあてる最低ラインです。不足分は自己資金で補いながら、9月の公開を必ず実現します。
今回のリターンは、単なるお礼ではありません。
「写真を “聴ける思い出” にして、大切な人に届ける」体験に、一緒に参加していただける内容です。
個人向け
気軽に応援できるプランから、リリース後に写真を物語化できるチケットまでご用意しています。


〜〜 特におすすめ 〜〜
写真を物語にして、声で届けられる「物語化チケット」のプランです。
離れて暮らす親御さんや祖父母、目が見えにくくなったご家族、大切な友人へ、一枚の写真を、“聴いて感じられる思い出” として届けられます。
そして、逆も。
見えにくいご本人が、自分の撮った一枚に物語と声を添えて、大切な誰かへ贈ることもできます。
贈る側にも、贈られる側にも、見える/見えにくいの区別はありません。
一枚の写真を、“聴いて感じられる思い出” として届けられます。

法人向け
オフィシャルパートナープラン、実証パートナープランをご用意しています。
福祉施設、盲学校、介護施設、自治体、企業のCSR・SDGs活動として、ミミセカの実証や普及に関わっていただけます。

このプロジェクトを通じて、支援者の皆さまと一緒に、
写真を “みんなの思い出” として分かち合える世界を広げていきたいです。
【ご支援前に必ずご確認ください】
ミミセカは iPhone 専用アプリです(iPhone 11 以降/iOS 26.1 以上)。
物語化チケットなど、アプリを使うリターンは、対応する iPhone をお持ちの方のみご利用いただけます。
Android・パソコン・iPad、iPhone X/XS/XR 以前の機種、iOS が 26.1 未満の場合はご利用いただけません。
※ なお、LINEで送られた物語を受け取って聴くだけであれば、端末を問いません。Android・パソコンでも、リンクを開いてご覧いただけます(アプリのインストールも不要です)。
※ 共有ページの公開期間は30日間です。期間中に写真を保存いただくと、説明文が写真ファイル内のキャプション情報として埋め込まれた状態でお手元に残ります。
お礼メッセージ・活動報告など、アプリを使わないリターンは端末を問いません。
端末・OS非対応を理由とした返金・キャンセルは承れませんので、ご了承ください。
【お試しクーポンの受け取り方】
お試しクーポン(物語化チケット)は、ミミセカで写真を説明や物語にできる回数券です。
受け取り・ご利用の流れは次のとおりです。
・お渡し時期:アプリ公開後(2026年10月予定)に、Appleの「オファーコード」としてお送りします。
・引き換え方法:お送りするコードを App Store またはアプリ内で引き換えると、物語化チケットがアプリに付与されます。
・引換期限:コードの有効期限は、発行から6ヶ月間です。お早めの引き換えをお願いします。
・ご利用環境:引き換え・ご利用には、iPhone 11 以降(iOS 26.1 以上)と Apple Account(Apple ID)が必要です。
・利用範囲:お試しクーポンは、「ミミセカ」アプリ内でのみご利用いただけます。
※ 本お試しクーポンは、ご支援への感謝としてお贈りするものです。
※ 操作手順やコードの引き換え方法は、配信時に支援者の皆さまへ改めてご案内します。

写真は、誰かにとっての、かけがえのない記憶です。
家族で出かけた日。
子どもの成長。
旅先で見た景色。
何でもない日常の一枚。

そこには、写っているものだけでなく、
声も、空気も、言葉にしきれない思いも、いっしょに写っています。
でも、「見える」「見えにくい」のちがいで、
同じ一枚を同じように分かち合えないのは、もったいない。
写真を見せたい家族や友人も、
「どう伝えればいいんだろう」と、
立ち止まってしまうことがあります。

私たちは、その “あいだ” を、AIの力でつなぎたいと思っています。
写真を “見るもの” から、“分かち合えるもの” へ。
ミミセカは、視覚に障害のある方 “のため” の挑戦ではなく、
見える人も見えにくい人も、一緒に写真を楽しむための挑戦です。
見える/見えにくいは、はっきり分かれるものではなく、誰もが行き来しうる地続きのもの。
だからこれは、あなたと、あなたの大切な人と――
そして、これからの自分自身と、みんなで踏み出す一歩です。

見える人も、見えにくい人も、同じ一枚を囲んで笑い合える世界へ。
あなたが撮った写真を、もう一度、誰かに届ける。
写真を、みんなの思い出にする。
その第一歩を、ここから、皆さまと一緒に踏み出したい。
どうか、ミミセカの挑戦に、力を貸してください。

はじめまして。
AIが写真を物語にして届けるサービス「ミミセカ」を開発している、
テック担当の王子と、ビジネス担当のまゆゆです。
「インクルーシブな社会をつくりたい」
――そう言われても、正直ピンとこない。
私たち自身、1年前まではそうでした。
でも、視覚障害のある方と出会って、気づいたんです。
人と人がつながれないのは、相手を知らないからではなく、
ただ “伝え方” や “受け取り方” を、まだ持っていなかっただけなのかもしれない、と。
同じ一枚の写真を、見る人も、聴く人も、それぞれの感覚で味わえたら。
そこにはきっと、会話が生まれます。
「ミミセカ」は、写真を撮って、物語を聴いて、誰かと分け合える――
一番身近なところから始める、伝え方を変えるための第一歩。
自分の写真をもう一度味わいたい方も、
大切な誰かと分かち合いたい方も、
その先の景色に共感してくれる方も。
よかったら、一緒にこの一歩を踏み出してください。
最新の活動報告
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「いいことだから」では、誰も使ってくれない
2026/08/14 15:59こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。今日は、開発を担当している王子から、少し情けない話をさせてください。写真には「ALT」という説明文を埋め込めます。これがあると、目の見えない方がスマホで開いたとき、読み上げ機能が「何が写っているか」を教えてくれる。でも、そんな写真はほとんど流通していません。いちいち書くのが面倒だからです。私だって書きません。ミミセカ シアは、それを勝手にやります。撮れば説明が生まれ、写真の中に埋め込まれる。我ながら、いい絵を描いたと思っていました。目の見える人が普通に写真を撮って共有するだけで、説明つきの写真が世の中に増えていく。誰も気を遣わなくていいのに、届く人が増えていく——。でも、ある日ふと気づきました。この絵が成り立つには、たくさんの人が毎日このアプリを使っている必要がある。……使いますか?自分に聞いてみました。もし開発者でなかったとして、これを毎日開くだろうか。たぶん、開きません。いい仕組みだとは思う。意義もわかる。でも毎日開くかというと、それは別の話です。そして使う人が少なければ、このサービスは続かない。続かなければ、いちばん届けたかったなおみさんのような人にも届かない。「いいことだから使ってください」で使い続けてもらえるほど、世の中は甘くないですよね。当たり前のことに、ずいぶん経ってから気づきました。必要だったのは、日常で使いたいアプリに昇格させること。順番が、まるごと逆だったんです。じゃあ、何があれば毎日開くのか…たどりついたのは、思い出を溜めて、ふりかえる場所をつくることでした。物語になった写真は「章」として残り、カード・カレンダー・地図から探せます。開くと最初に出てくるのは、”今日” という日から選ばれた思い出。一年前の今日。同じ季節が巡ってきた一枚。探しに行かなくても、向こうから届きます。複数の章を綴じれば、目次とはしがきのついた一冊の本にもなります。さらにいま試しているのが、写真と話せる機能です。AIが写真をきっかけに聞いてくる。答える。AIは語りません、ひたすら聞き役です。話しているうちに「そういえばあの日は」と、自分でも忘れていたことがぽろっと出てくる。その言葉から、また新しい物語が生まれます。自分の思い出なのに、話してみるまで自分でも知らなかったことがある。これは作っていていちばん面白い部分かもしれません。そしてもうひとつ。撮る瞬間から。カメラを構えると、画面の上に小さく言葉が出ます。「この場所で3枚目」「1年ぶりのこの場所」「4年前の今日」これ、自分で試していて思った以上にぐっときました。何気なくカメラを向けただけなのに、「あ、そういえば」と、過去が顔を出す。思い出はあとから振り返るものだと思っていました。でも本当は、撮ろうとしたその瞬間が、すでに振り返りの入口なんですよね。遠回りに見えるかもしれませんが写真アプリを開いても何が並んでいるのか分からない。自分で撮ってきた写真から、自分が締め出されている。それが目の見えにくい方の日常です。思い出を聴いて振り返れる場所は、その方にこそ必要なはずです。そして私のスマホにも、見返さないまま埋もれた写真が何千枚とあります。振り返れないという困りごとは、誰もが持っている。だから遠回りのつもりはありません。みんなが使いたいアプリを作ることが、いちばんの近道だと思っています。……こんなふうに、途中で気づいて作り直してばかりです。かっこ悪いですが、これも道のりということで。このページの「お気に入り登録」とSNSでのシェアが、本当に力になります。どうぞよろしくお願いします。ミミセカ プロジェクト王子 もっと見る
すべては、ひとりの友人から始まりました
2026/08/03 20:33こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。前回は「届け方を変えた」という決断の話をしました。今日は少しさかのぼって、そもそもこのプロジェクトがどこから始まったのかを、開発を担当している「王子」からお話しさせてください。始まりは、渋谷のQWSという場所でした。正直に、告白します。1年前の私は、「インクルーシブ」という言葉に、関心すらありませんでした。障害のある方の暮らしを、想像したこともなかった。それが、ふつうの日常でした。そんな私が、変わりました。前々回のQWSチャレンジで、ロービジョン(弱視)のなおみさんと、はじめて対話したときのことです。制約のある中でも日々を楽しもうとする彼女が、ふと口にした言葉が、今も忘れられません。「見えているものを、言葉で伝えてもらえるだけで、日常はとても楽になる」自分に、何ができるだろう。たったひとりの友人のために。そこから、この挑戦が始まりました。あとから知りました。日本には視覚に困難のある人が約164万人。高齢による見えづらさまで含めると、約1,500万人。世界では4人に1人、22億人もの人にとって、写真を「見る」ことは当たり前ではないのだと。そして、作り始めてから気づいたことがあります。写真を言葉にして読み上げると、目の見える人も「こんなものまで写ってたんだ」と驚くのです。写真を耳で聴くことは、誰かを助けるための機能である前に、誰にとっても新しい体験でした。スマホの中の何千枚もの写真、最後に見返したのはいつですか。私たちは毎日、たくさんの写真を撮っています。けれど、そのほとんどは撮ったまま、見返されることなく埋もれていきます。写真は「記録」としては残っても、「記憶」としては薄れていく。もし、写真が物語になって、声で届いたら。 見える人も、見えない人も、同じ思い出をいっしょに味わえたら。その体験を形にしたのが「ミミセカ シア」であり、いま挑戦しているこのクラウドファンディングです。あの日出会ったなおみさんは、いま、チームの一員として隣で一緒に走ってくれています。次回は、実際の1枚の写真がどんな物語に変わるのか——シアが生んだ物語を、そのままお聴かせする予定です。最後に、お願いがあります。ご支援はもちろんですが、このページの「お気に入り登録」と、SNSでのシェアが、私たちの本当に大きな力になります。ワンタップで構いません。この挑戦を、少しだけ後押ししてください。ミミセカ プロジェクト 王子 もっと見る
「まずアプリを入れて」と言わずに済むように、届け方を変えました
2026/07/28 16:00こんにちは。ミミセカ プロジェクトです。いつも応援いただき、ありがとうございます。今日は、開発を進めるなかで決めた仕様の変更について、ご報告させてください。写真の物語を大切な人に送るしくみを、LINE経由に変更気づいたのは、いちばん大事なところに壁があったこと。もともとは、ミミセカのアプリの中で、写真の物語をやりとりするしくみを考えていました。送る人も、受け取る人も、同じアプリを開く。その中で写真と物語を共有する ── 設計としては、素直な形です。でも、実際に使う場面を思い浮かべたときに、手が止まりました。私たちがいちばん届けたいのは、離れて暮らすお母さんです。目が見えにくくなってきた友人です。その人たちに、こう言わなければならない。「まず、アプリを入れてもらえる?」……この一言が、どれだけ重いか。スマホの操作に不安がある方に、見えにくくなってきた方に、 アプリを探して、インストールして、初期設定をして、と頼むことになります。いちばん届けたい相手の、いちばん手前に、いちばん高い壁を置いていた。そのことに気づいて、設計を考え直しました。届くのは、リンク1本だけ新しい共有は、LINEで送ります。送るのは、リンク1本です。 受け取った方がそれを開くと、写真と物語の文章が表示され、再生ボタンを押せば、そのまま朗読が流れます。アプリのインストールは必要ありません。 iPhoneでも、Androidでも、パソコンでも開けます。いつも家族とやりとりしているLINEに、いつもどおり届く。開くだけで、その一枚の物語が流れ出す。「アプリを入れて」とお願いしなくていい。それだけのことが、届くか届かないかを分けます。つくるのはミミセカで。届けるのは、いつものLINEで。 そういう形に落ち着きました。共有ページは、30日で閉じますもうひとつ、あわせてお伝えしたいことがあります。この共有ページは、30日が過ぎると自動的に閉じる設計にしました。写真は、とても私的なものです。家族の顔が写っていることもあれば、家の中が写り込むこともあります。それが、一度送ったきり、インターネットのどこかに残り続ける ── そういう状態にはしたくありませんでした。共有ページのURLは第三者が推測できない形式で発行され、検索エンジンにも表示されません。 そのうえで、30日間で閉じます。思い出が、ネットの上に残り続けることはありません。でも、消えるのはページだけですここが、私たちがいちばんお伝えしたい部分です。「30日で消えるなら、思い出も消えてしまうのでは?」と思われるかもしれません。消えるのは、ページだけです。共有ページから写真を保存していただくと、その写真には、 物語の説明文が写真データそのものに埋め込まれた状態で、手元に残ります。つまり、iPhoneの読み上げ機能(VoiceOver)をお使いの方なら、 30日を過ぎたあとも、写真アプリからその一枚を開けば、 あとからいつでも、音声で聴くことができます。これは、実はとても大きいことだと考えています。目が見えにくい方にとって、iPhoneの写真アプリは、 開いても何も分からない場所になりがちです。 たくさん並んでいるのに、どれが何なのか分からない。ミミセカから受け取った写真は、そこに増えていきます。 あとから開いても、ちゃんと語りかけてくれる一枚として。届けるのは30日。 残るのは、ずっと。そういう届け方に、たどり着きました。変更のご報告としてプロジェクト公開時の説明から仕様が変わっていますので、 こうして先にお知らせしておきます。ミミセカでできることが減ったわけではありません。 むしろ、受け取れる人がぐんと増えました。(なお、写真を物語にするアプリ本体は、引き続きiPhone専用です。 物語を受け取って聴くぶんには、端末を問いません)こうした判断の理由も、これからできるだけオープンにお伝えしていきます。 迷ったこと、諦めたこと、変えたこと。 そのすべてが、9月末の公開までの道のりです。引き続き、応援いただけたら嬉しいです。ミミセカ プロジェクト 王子・まゆゆ もっと見る








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