
まずは、クラウドファンディングを応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
ご支援はもちろん、応援のメッセージやSNSでのシェアなど、一つひとつが本当に励みになっています。
この本を届けたいと思って始めた挑戦ですが、こうして応援してくださる方がいることで、「もっといろんな場所に、この話を届けていきたい」と改めて感じています。
先日は、教員の皆さまに向けて講演をさせていただきました。
今回のテーマは、
「否定しない空気をつくる」
ということでした。
LGBTQの当事者が入学してくるから、何か特別な対策をする。
LGBTQについて知るために、特別な言葉を覚える。
もちろん、知識を持つことも大切です。
でも、私が今回いちばんお伝えしたかったのは、
「誰かが当事者だから対応する」のではなく、普段から誰も否定されない空気をつくっておくことが大切だということ。
「こういうときは、どんな言葉をかけたらいいですか?」
と聞かれることがあります。
でも、正しい言葉を一つ覚えれば、それで安心できる学校になるわけではないと思っています。
普段、子どもの話をどう聞いているか。
自分とは違う考えを聞いたときに、どんな反応をしているか。
子どもが何かを打ち明けたときに、最初にどんな表情をするか。
そうした日々の小さな関わり方や態度が、教室の空気になり、学校全体の空気になっていくのだと思います。
そしてこれは、LGBTQだけの話ではありません。
家庭環境も、性格も、考え方も、得意なことも苦手なことも、本当に一人ひとり違います。
「普通はこうだよね」
「みんなこうしているから」
そんな何気ない一言で、自分のことを話せなくなってしまう子がいるかもしれません。
だからこそ、大人の側がまず、
自分の中にある「普通」や「当たり前」に気づくこと。
そして、
「あなたはそう思うんだね」
と、一度受け止めること。
そんな関わりが積み重なることで、「ここでは自分らしくいてもいい」と思える空気ができていくのだと思います。
講演後のアンケートでは、こんな感想をいただきました。
「自分らしく生きることがどれだけ大切か、自分の普通を押し付けないこと、否定しないことがすごく大切だと思ったし、自然にフィルターが掛かってしまっていることを認識することが大切だと思った。」
また、
「講演ありがとうございました。また、先生の本を読んで勉強をしたいと思います。」
という言葉もいただきました。
こういう感想をいただくたびに、この本をつくる意味を改めて感じます。
今回つくろうとしている本も、LGBTQについての「正解」を教える本ではありません。
子どもも、大人も、
「普通って何だろう?」「自分らしく生きるって何だろう?」
と、少し立ち止まって考えるきっかけになる本にしたいと思っています。
そして、本を読んで終わりではなく、そこから学校や家庭で会話が生まれたら嬉しいです。
誰かを特別扱いするためではなく、
誰も否定されない空気を、普段からつくっていくために。
この本が、その小さなきっかけになればと思っています。
クラウドファンディングを通して、この想いを一緒に広げてくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
引き続き、応援していただけたら嬉しいです。




